• もっと見る
熊本市のフードパル熊本内にある障がい者就労支援事業所です。事業所内での悲喜交々の活動をご紹介しています
« 2022年12月 | Main | 2023年02月 »
プロフィール

自立応援団さんの画像
自立応援団
プロフィール
ブログ
<< 2023年01月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

カテゴリアーカイブ
最新記事
リンク集
最新コメント
ゆき
ご結婚おめでとうございます(*^-^*)/ (12/03) ゆき
ご結婚おめでとうございます(*^-^*)/ (12/03)
『きらり活動』 (04/09)
『きらり活動』 (04/09) 大塚瞬
『きらり活動』 (04/09) 大塚瞬
『きらり活動』 (04/09)
『きらり活動』 (04/09) 福島貴志
美味しい野菜をつくる! (12/28) 翔子
美味しい野菜をつくる! (12/17) CANPAN 山田
清掃活動 (11/20)
最新トラックバック
https://blog.canpan.info/zirituouendan/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/zirituouendan/index2_0.xml
月別アーカイブ
きょうされん経営管理者総合研修[2023年01月29日(Sun)]
326797968_892663115389128_2888429266404854512_n.jpgきょうされん経営管理者総合研修が、戸山サンライズで開催されました。
自立応援団から荒彫塾生として、三井くんを出している関係もあり、一緒に参加しました。3年ぶりの対面での研修参加です。
記念講演から、障害者権利条約の総括所見の学びを深めながら、人権モデル、はたらく、発達保障の観点から議論を深める事ができました。
翌日は、職員の確保・育成・職場定着・世代交代などさまざまの現場の課題について、意見交換を行いました。慢性化した人材不足。
その中での実践育成が障害福祉の分野で求められます。
持ち帰ってみんなで考えていきたいと思います。
地裁初の勝訴 旧要請保護法裁判[2023年01月23日(Mon)]
326800877_502042968676106_7361132900334410148_n.jpg1月23日(月)、熊本地方裁判所の優生保護法国賠訴訟で、原告の渡辺数美さん(78歳)と女性(76歳)の一部勝訴の判決がでました。
地裁初の勝訴であり、とくに意義が大きいのは「除斥期間」についてです。東京高裁、大阪高裁においては、一時金支給開始からの観点で示されましたが、熊本地裁においては、そもそも除斥期間は認められないという判決でした。それは、私たちが一貫して裁判の中で争ってきた争点です。

裁判官は3つの理由を説明しました。
●原告が被った身体的・精神的損害が甚大であり、大規模かつ長期にわたる憲法違反の人権侵
害よりも法的安定性を例外なく優先させなければならない理由(除斥期間)は、見いだせないという事。
●約半世紀という長きにわたり、被害者への適切な対応や救済措置を取らずに、差別や偏見を
正当化・固定化してきた国は、重大な責めに帰すべきという事。
●深い羞恥、後悔や自責の念、周囲の者らへの言いようがない負い目ないし恐れを内心に抱え
ていた者が、優生手術を受けさせられた事を社会に公表して損害賠償請求権を行使する事が
長期にわたり事実上、不可能であったのは無理からぬ事。

326756344_6245727122172438_2709309390319280243_n.jpgそのうえで、「憲法17条で保障されている損害賠償請求権の行使を民法によって妨げる事は、慎重であるべきだ」としました。

判決を前に1月14日(土)に行なった集会では、障害者は「孤独だった」と語られました。
私たち福祉の人間や医師から、親が手術を勧められて、「この子の為に」という本人不在の意
思決定がなされました。
私たちが彼らの人生を奪った反省をしなければ本当の意味での障害者
の人権回復はできません。それを承認してきた司法、進めてきた国を含めてこの問題に向き合
うことが大事だと思います。

また、女性は渡邊さんの半分の損害賠償金となりました。
生まれた子どもに障害があり、親戚や親から責められ、その後、二人目を授かった時に中絶
手術をし、不妊手術もした方です。障害に対する差別や偏見が彼女を追い込んでしまったので
す。しかし、成人で、自らの判断で手術を受けたことで、損害賠償は減額されました。
優生保護法の全面解決は、私たちがしっかりと反省した中で、仲間の願いを聞く事からはじ
まると思います。未来の子どもたちの為にも、この問題に向き合い、連帯して取り組み、障害
者権利条約がこの国の文化として位置づけられる事を願っています。
326966791_507567841497541_7789951248473714689_n.jpg

ゆめタウンはません おとなりマルシェ[2023年01月21日(Sat)]
326738428_568407615184515_3290774232069856637_n.jpgゆめタウンはませんさんのご協力で、昨年に引き続き障がい者施設販売会「おとなりマルシェ」を開催する事ができました。

今回は13の事業所が参加し、天気にも恵まれ、大好評でした。
次回は、2月25日(土)に開催します。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

単身高齢者の居住支援[2023年01月15日(Sun)]
熊本市居住支援協議会にも取材して頂きました。
今後の高齢化社会の中で、居住支援は大きな課題です。

325692227_1500133577175880_4115167788423718167_n.jpg


こちらから購入できます → http://rr2.ochanomizushobo.co.jp/products/978-4-275-02171-7

優生保護法被害の全面解決を求める熊本集会[2023年01月14日(Sat)]
325371700_854847065797186_7018650905042871491_n.jpg優生保護法被害の全面解決を求める為に、熊本集会をする事にしました。
10:00〜12:00
熊本市国際交流会館にて、シンポジュウム。
〜旧優生保護法人権侵害の論点とこれからの障害者人権回復を求める為に〜

80名を超える市民団体や県内障害者団体の方々が参加して頂きました。遠方で参加できない方もZOOMで参加して頂きました。
シンポジストは、東俊浩弁護士、平野みどり氏、福岡弁護団
コーディネーターは、福島貴志が行いました。

321245328_1132382574127162_5780844570702280311_n.jpg1948年〜1996年の長い間、優生思想に基づいてつくられた優生保護法に対して、その被害者らが国に対し賠償を求め裁判を起こしました。
国は、この法律の下で障害等を理由に、同意や説明もなく強制的に不妊手術や中絶手術をしてきました。
熊本でも2018年6月28日に訴訟を起こし、1月23日いよいよ、熊本地裁でも判決がでます。
市民団体、県内の障害者団体の皆さんと共に、旧優生保護法裁判の勝利を勝ち取る事が、障害者の人権回復の第一歩だと考えています。

1月14日 14:00〜 は、辛島公園で集会。
原告の想いや熊本弁護団・福岡弁護団からの報告そして、熊本の支援団体や福岡の支援団体からメッセージを頂きました。

報道機関もニュースとして取り上げて頂きました。

熊本日日新聞

NHK
熊本県居住支援法人連絡会 研修会[2023年01月13日(Fri)]
325545712_1399605504124027_998879304698563387_n.jpg熊本県居住支援法人連絡会。
住宅を見つける事が困難な高齢者、障害者、ひとり親世帯、生活困窮者、外国人。
それぞれ地域で暮らすためには、住む場所が必要です。その支援は現在、居住支援法人・居住支援協議会が担っています。

今回は、NPO法人やどかりサポート鹿児島の芝田さんに講演をお願いしました。
当事者主体の居住支援という活動の理念の元に、現在居住支援法人が抱えている課題等を含めての講演でした。

障害者権利条約においても、すべての方に居住地の選択や、居住形態の選択ができる事が示されていますが、まだまだ困難なケースがあります。
誰ひとり取り残さない社会。
居住支援から始まるのかもしれません♪
今日は、居住支援法人の課題を通して、それぞれの分野で活躍されている方々と一緒に、住宅確保が必要な方への支援について、考えていきたいと思います。
居住支援法人研修会[2023年01月13日(Fri)]
325545712_1399605504124027_998879304698563387_n.jpg熊本県居住支援法人連絡会の研修を熊本県庁で行う事ができました。

住宅を見つける事が困難な高齢者、障害者、ひとり親世帯、生活困窮者、外国人。
それぞれ地域で暮らすためには、住む場所が必要です。その支援は現在、居住支援法人・居住支援協議会が担っています。
障害者権利条約においても、すべての方に居住地の選択や、居住形態の選択ができる事が示されていますが、まだまだ困難なケースがあります。
誰ひとり取り残さない社会。
居住支援から始まるのかもしれません♪
講師は、芝田 淳氏さん NPO法人やどかりサポート鹿児島 理事長
(一社)居住支援全国ネットワーク 代表理事 NPO法人つながる鹿児島 理事長 司法書士
10年前に障害や貧困などが原因で、住まいが確保できない人たちのために連帯保証人を提供するNPO法人を作って活動を開始され、「鹿児島つながる相談会」を鹿児島市で毎月、第3土曜日行いながら、法律や福祉、医療など様々な分野の専門家が、無料相談に応じる活動を続けられています。
 今日は、居住支援法人の課題を通して、それぞれの分野で活躍されている方々と一緒に、住宅確保が必要な方への支援について、考えていきたいと思います。
共同受発注を企業の皆さんと進めるために…[2023年01月10日(Tue)]
325192918_709487100525253_2152127674544483498_n.jpg昨日は、人吉で障害者就労支援事業所と企業をマッチングするための共同受注に関するお話をして、水俣の湯の鶴温泉泊まり…。

マッチングサイトの物語は…
コロナ禍で、施設商品の販売機会を失った障害者。更に原価が高騰し、売り上げが減少する社会。
人口減により、働き手が不足する民間企業と共に、人材確保を含めた企業との協力で、障害者の働く機会を生み出し、あたりまえに働き、その労働対価としての賃金・工賃を向上を目指し、物価高で苦しんでいる障害当事者の暮らしを豊かにする社会を実現していく
これを目標に、熊本県の補助事業を受けて取り組んでいます。

本日、泊まったところは、若いお二人が運営されている旅館でゆっくりと身体を癒す事ができました。
今日は水俣でお話しです。
コロナ禍の中で、仕事が減少する一方。はたらく喜びを共に感じる事ができるように、参加者の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
初詣[2023年01月02日(Mon)]
323407665_1603298896771671_7698317757678492232_n.jpg加藤神社に初詣。
グループホームの仲間と一緒に行ってきました。
当日は、車でいっぱい…
駐車場に入るまで30分間待ちの状態。

でも、車の中で、今年やりたいことや頑張りたいこと…
仲間一人一人の想いを聞く機会となりました。
今年は4人が参加。
夫々の願いを神様にお願いしました。

親和荘に戻ってきたら、帰ってきた仲間もおり、合流してのおせち料理。
世話人さんに作って頂いたお雑煮を頂いて大満足。
本年もよろしくお願いします。
323553604_1392793887923489_8614562689468376495_n.jpg

新年明けましておめでとうございます。[2023年01月01日(Sun)]
323435663_3337649873190291_2213692078920183574_n.jpg初春のお慶びを申し上げます。

 新型コロナウイルス、ウクライナ戦争による原油高、物価高が仲間たちの暮らしを大変、苦しいものにしています。また、作業所の収入減少は、仲間の工賃減、A型事業所においては、就労会計の赤字が今後の活動に大きな壁として圧し掛かっています。
 先日、球磨村のさくらドームの仮設住宅で、炊き出し交流活動をしましたが、寒い中、たくさんの地域の方々と交流を育むことができました。
 仮設住宅で、お餅やきょうされんカレンダーを配りながら、お話しする中で、たくさんの元気を頂く事ができました。

 今年は、卯(うさぎ)年です。卯(うさぎ)は穏やかで温厚な性質であることから、「家内安全」。また、その跳躍する姿から「飛躍」、「向上」を象徴するものとして親しまれてきました。他にも「植物の成長」という意味もあり、新しいことに挑戦するのに最適な年と言われています。私たちは、今だからこそ、いろんな関係機関や障害者団体、市民団体と繋がりあって、仲間たちにとって「当たり前に働き、選べる暮らし」の実現に向けて歩んでいきたいと思います。
 
 さて、旧優生保護法(1948〜96年)下での不妊手術強制に関する裁判も1月23日判決が出されます。法律によって身体を傷つけられ、傷つけられた身体は元に戻ることはなく、子どもを持つ権利・持つか持たないかを選ぶ権利を奪い、心も深く傷つけた行為を、許してはいけません。
 私たちは、国が謝罪し、障害者の人権回復と、被害回復にふさわしい補償内容を求めています。1月14日には、他の障害者団体と連帯を組み、辛島公園集会と、優生保護法裁判を学ぶシンポジュウムを開催します。
 ぜひ、多くの方々に参加して頂き、「命と尊厳が守られる安心した社会」「排除や差別のない平和な社会」の実現を目指して、地裁における初の勝訴に繋げたいと思います。

 8月22〜23日にスイスのジュネーブで、障害者権利条約の日本の建設的対話が開かれ、9月9日に権利委員会から日本政府へ勧告(総括所見)が出されました。
分離教育の中止、精神科への強制入院を可能にしている法律の廃止を求めるなど、日本の課題を的確に指摘したものです。第1条から 33条まで懸念と勧告がまとめられており、19条「自立した生活及び地域生活への包容」、24条「教育」は6項目もあります。合計で、懸念93項目、勧告は92項目、留意1項目、奨励1項目となっています。
 今回の総括所見は間違いなく、障害のある人の地域生活の前進を願うすべての人の今後の取組の力になります。総括所見で示された事項を一つ一つ実現するために、改めて障害者権利条約を掲げ、多くの市民との共同を広げていく事が求められます。
 また、政府と自治体には、他障害団体との緊密な協力の下で、この総括所見の実施に向けて真摯に取り組むことを求めていかねばなりません。
 私たちは、6年前「障害者権利条約をこの国の文化へ」というスローガンの元、きょうされん全国大会熊本を開催しました。現在、令和6年度の報酬改定に関して議論が進められています。自助の強要は人権を脅かします。withコロナ時代に向けて、その先を見ながら、共に考える一年にしていきたいと思います。

本年もよろしくお願い申し上げます。