
復興支援まちづくり研修会が、火の国未来づくりネットワーク主催で開催されました。特定非営利活動法人自立応援団が熊本地域ブロックの事務局を担っており、昨年に引き続き復興支援活動を行う中で、今回、水害災害における検証を含めて開催する運びとなりました。
本事業は、熊本県夢チャレンジ事業の一環として実施され、山鹿ブロック、天草ブロック、人吉球磨ブロックが共催し、(一社)隠れ里ひとくまツーリズム、青木建設株式会社、山の中の海軍の町 にしき ひみつ基地ミュージアムの協力で実施しました。
人吉中心街から、球磨村に移動。資料を見ながらの移動中に町全体が洪水により多くの被害があった事のお話や、避難所生活の様子を避難所運営を携わった市職員からお聞きする事ができました。その避難所にも水が流れだし、避難者を更に非難される過程において、地域の方々との連携に頭が下がる思いです。

最初に訪れたのは神瀬地区。写真は、以前家屋があった場所ですが、すでに解体されています。ここにお住いの方は、裏山の神社の方に逃げて無事でしたが、この場所は、国道から更に嵩上げされていても尚、水が来たかと思うと、想像しがたい場所でした。球磨川からは5M以上も上にある場所です。
青木建設さんのご協力で工事現場を見させて頂きました。
場所内工事が行われ、パネル施工、遮水・防水施工、軽量盛土施工、アンカー工施工等が行われていましたが、現在は更に2mかさ上げに向けて工事が進められており、復旧に向けた活動が行われています。

昼食は、錦町にあるにしき ひみつ基地ミュージアムに移動しました。
そこでは、「人吉の当時と今」という内容で、戦時中における市民の暮らし、そして現在の暮らしについてビデオを通して学ぶ時間となりました。11月に行ったびぷれす広場での熊本南部豪雨災害支援としての販売会にもご参加頂き、海軍カレー販売のご協力も頂きました。
リュウキンカの郷では、まちづくり研修会を実施。話題提供として市の中心部に位置する鍛冶屋町通りの活動と災害からの復興活動についてお話を聞くことができました。小京都と呼ぶにふさわしい昔の面影を残す通りの再発見に向けての活動や、ウンスンカルタ復活に向けた取り組みについても多くの学びがありました。

今回は、熊本県立大学の学生さんも参加して頂き、若者のまちづくり参画に向けて議論を深める事ができました。異世代による活動は、互いを認め合う事からはじまります。価値観の違いがそれぞれある中で、意見交換が復興支援に向けたカギになるのではないでしょうか?
宿泊地は、(一社)隠れ里ひとくまツーリズムがご用意頂きました農泊。5000坪ある土地の家に宿泊させて頂き、ゆっくり体を休ませることができました。
ありがとうございます。
家には、立派な甲冑があり先祖代々に受け継がれた歴史を感じながら、ご主人の話をつまみに球磨焼酎のいっぱいは、至極の時間となりました。