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熊本市のフードパル熊本内にある障がい者就労支援事業所です。事業所内での悲喜交々の活動をご紹介しています
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『きらり活動』 (04/09) 大塚瞬
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WAMセミナーに参加して[2018年09月26日(Wed)]
持続可能な福祉社会への道と言う主題で講演を聞くことができました。
講師は、京都大学こころの未来研究センターの広井良典氏。
人口減少時代の社会構想から、真の豊かさに向けて経済指標より、幸福度を高めることの重要性に共感を覚えました。様々な「幸福」指標とランキングで、国連「世界幸福2016」では、1位はデンマークですが、日本は53位にとどまっていることを私たちは意識する必要があると思いました。
もちろん、経済成長も大切ですが、ある一定度経済成長を遂げた場合に大きく、幸福度の規定要因として考えられるものとして、広井氏は、コミュニケーション(人と人の関係性)、平等性(所得などの格差)、自然環境とのかかわり、精神的なよりどころを上げられました。
コミュニティをめぐる課題としては、「古い共同体が崩れ、新しいコミュニティができていない。」ことを挙げられ、特に日本においては、先進国の中でも社会的孤立がとても高い事が2001年の調査結果でも明らかになっています。

特に障害がある人にとって社会的孤立は深刻なことになっています。
戦後の日本人にとっての「居場所」は会社であった。しかし、団塊世代の退職や急速な高齢化、個人化の進展の中で、新たな「居場所」を模索しているのが現在の日本社会です。

二つ目の平等性として、これからの社会保障が求められます。社会保障費は年々増加していく中で、なぜ、日本の社会保障給付は「低くすすんだ」のか?
という点で、広井氏は、会社や家族が社会保障を代替する機能を果たしてきたことを指摘し、新たなセーフティネットの構造と進化の必要性をお話をしていただきました。人口が減少し、核家族化が進む日本で家族依存は到底難しいのです。

持続可能な福祉社会ビジョンとは、個人の生活保障や分配の公正が実現されつつ、それが環境・資源制約とも調和しながら長期にわたって存続できる社会。
そして、定常型社会として、経済成長を絶対的な目標とせず、十分な豊かさが実現されていく社会である。集団を超えた個人のネットワークを私たちはどのようにつくっていくのか?
自立応援団だけではなく、様々な団体や事業所とのつながりが、一人一人の豊かさを高めることにつながると感じました。そして、ホームで生活する仲間、仕事に通う仲間が、ネットワークを通して、多くの人との関わりで、幸福度が高まることを期待しています。また、在宅で生活している仲間にとって地域での暮らしを支える為にも地域の方々とのかかわりが重要であると感じました。
今、障害者基本法改正を 〜障害者権利条約審査を前に〜 [2018年09月24日(Mon)]
KDF(熊本障害フォーラム)よりご案内が届きました。

今、障害者基本法改正を 〜障害者権利条約審査を前に〜 
尾上浩二さん( 内閣府 障害者施策 アドバイザー、DPI( 障害者インターナショル)日本会議副議長 )をお招きしてのセミナーが開催されます。
2020 年、国連障害者委員会による日本対する「権利条約審査」が予定されています。
しかしながら、昨今の障害者を取り巻く諸問題は、障害者権利条約とはほど遠い内容です。
介護保険優先により、将来の不安を抱えながらの生活や、あたりまえに働く事の保障、暮らし方の選択等、自立という名の元に自己責任に押し付けようとする現実。社会がこうした福祉に関して、国民の関心を高める必要が国には課せられています。その中で、日常生活中で不十分な合理的配慮現状ど考える時、日本の諸制度のベースになっている「障害者基本法」を、権利条約に少しでも近づけていく必要があります。

2018 年の熊本障害フォーラム(KDF)の活動一環として、内閣府障害者政策アドバイザーである尾上浩二さ んを講師に学習深める機会です。
ご興味のある方はご参加ください。

詳しくはこちら ⇒ 今、障害者基本法改正を_障害者権利条約審査を前にチラシ.pdf
Mさんを偲んで[2018年09月17日(Mon)]
やまゆり園追悼集会に参加してくれたMさんのお通夜に参加させて頂きました。若い命が天に召された事は、とても悲しい思いでした。
「普通の学校」に行きたいという想いは、今の熊本では難しい環境がある中で、精一杯生きること事態が、大きな運動であったと思います。
会場に飾られていた習字の作品は、一つ一つに思いがあり、その中で「感謝」という字がいたるところで飾られており、その想いが参列した一人一人に届いたのではないかと思います。

「普通の学校に行きたい」運動は、決してM」さんだけの想いではなく、多くの子どもたちに受け継がれたように感じました。
あきらめない。そしてぶれない想い…

斎場に入りきれない学生の列、関係者の列。それだけ多くの人が、Mさんの想いを「大切にしたい」と感じたからであろうと思います。
どんなに重度な障害があっても、参加できる権利を社会は、どのように保障するのかが、大事で、そこに生産性はないのです。今、障害福祉サービスにおいても生産性が問われています。
一般就労へ自立できたら加算。高工賃の事業所は加算。それでは、「休みがちな利用者は排除されてしまう。」という危機感を持っています。

企業も人材不足の為、仕事を障害福祉事業所に出そうとしていますが、賃金高騰によるあおりで、生産性の少ない分野における費用の削減を行い、不平等な対価での委託料を求める。(すべての企業ではありませんが)
しかし、世の中の流れがそのような雰囲気になっている事は歪めません。

あたりまえに働き 選べる暮らしとは、何か?
他のものとの平等を基礎にして、互いが助け合う関係性の構築だと思います。
競争だけではなく、お互い様の気持ちを持つ社会の実現に向けて頑張らなければならないと改めて感じたところです。
Mさんの在りし日のお姿を偲び、心よりご冥福をお祈りいたします。また、ご家族の皆様の一日も早く悲しみの中から立ち直られますように、祈念しています。

第12回卒後を考える全国集会INくまもとが11月17日〜18日に行われます。
ぜひ、参加してみませんか
住宅確保要配慮者支援事業調整会議[2018年09月10日(Mon)]
今回で9回目となった住宅確保要配慮者支援事業の調整会議。今回で31事例を承認する形となりました。ここ数回は、若年層における支援事例もあり、貧困による住宅確保の問題が浮き彫りとなっている社会情勢を感じました。
その多くは、支援するつながりがとても薄い関係性がもたらしており、その背景には社会的障壁の多い方である事がこの調整会議の中でも議論される。
繋がりを再構築していく為の支援とは何か?
この事業は入り口であり、就労支援や暮らしの支援を含めた様々な関係機関との連携が求められる。核家族化により、孤立化を深める方々が埋没している。
それが熊本地震を機に一気に噴き出してきたように感じている。熊本地震から2年半以上経過した。地震からの復興は待ったなしである。
第6回就労部会[2018年09月07日(Fri)]
ウェルパルくまもとにて、第6回就労部会が開催されました。ミニ研修では、熊本障害者職業センターのジョブコーチ支援についえ、熊本障害者職業センターの小川さんから説明をして頂きました。
今後一般就労を目指す仲間たちにとって、強い味方になってくれる事でしょう。制度を学びながら、その方にあったジョブコーチ支援を提案しながら進めていければと思います。ジョブコーチの支援は本人、企業のニーズに合わせたオーダーメイドの支援である事が魅力的な部分です。その為には、支援してもらいたい事などを整理していく事が求められます。体調面やストレス、疲労等も含めて、お話(報告)ができるように就労支援センターくまもとの中で学んでもらえればと思います。
何よりも就労支援機関の関係強化がとても重要です。熊本市内で毎月行われている就労部会でネットワークを広げながら、働きやすいまちづくりに向けて、今後も参加していこうと思います。

その後、熊本市障がい者自立支援協議会における内容の報告がありました。
新たな取り組みとして、発達障がい者支援地域協議会設置に関する報告や各部会、委託相談支援事業所からの報告がなされました。注視しなければならない事は、現在策定が進められている熊本市障がい者プランです。暮らしや就労に向けてどのようなプランが策定されようとしているのか?
現場の声がきちんと反映されているのか?事業所関係においても数字的な策定がなされていきます。とても重要な案件です。
また、社会参加促進等に関する検討会の報告がなされました。特におでかけICカードに関する部分での検討が進んでいます。就労支援センターくまもとやキラリアートファクトリーを利用している仲間たちも交通負担が増えている中で、しっかりと意見を今後も出していきたいと思います。
就労フェアが来年1月18日に開催されます。その企画提案も行う事ができました。
くまもとから広げよう 〜ともに生きる学校・ともに生きる社会〜[2018年09月01日(Sat)]
バクバクの会 〜人工呼吸器とともに生きる〜、医療ケアを必要とする子どもたちの豊かな学校生活を願う親の会・虹色の会主催で、開催されました。

「風よ吹け! 未来はここに!」のドキュメンタリーDVDは、とても夢のある話であり、大変な暮らしの中に、地域で生きる事の素晴らしさを感じました。
3名の事例の共通点は、たくさんの子どもたちにもまれながらも在宅生活だけでは、得る事ができなかったつながりやたくましく成長していく過程の大切さがありました。
そこには、互いの違いを感じながらも大人の私たちでは理解できない部分を乗り越え、互いに学びあう事を教えてくれたように思います。関係者の方々も当初は、難しいと考えながらも実践していく中で、元気をもらいながら、この仕事の価値観とやりがいについて、お話があり、私たちもその思いをしっかりと受け止めなければならないと思います。

命の危険というリスクを持つのはかなり大変な事です。その一歩を共にふむだす先に、本当の意味での共生社会があるのかもしれません。
みんなで、命を守る。それが、命の大切さを一人一人に教えてくれる。

3名の卒業生は、一人暮らしや就労に挑戦しています。
重度の障害を持ちながらも、一人暮らしは大変だけど、楽しい…

その力は、学校生活を通して知り得る事ができたのかもしれませんし、そのパワーも学校生活を経てからの自信なのかもしれません。
私たちも暮らしの支援として、グループホーム事業と訪問介護事業。
就労支援としての活動を行っていますが、このDVDを観ながら、私たちの原点とは何かを感じさせてもらいました。