高次脳機能障害研修[2025年10月09日(Thu)]
見えない障害、隠れた障害、その対策を考えようという内容でした。その中で、熊本託麻台リハビリテーション病院の相談窓口や、脳卒中相談窓口、県の高次脳機能障害支援センターとの連携を通して、相談の現状とその対策について学ぶ事ができました。
主な原因となる疾患は、脳卒中や脳外傷、脳炎・脳症等の脳に損傷を受けた場合に起こる後遺症である事から、医療相談との連携が必要であり、リハビリ期間後、安定していく過程でその時に応じた支援、その方の周りの環境に応じた支援の必要性を感じました。
つまり、本人も家族、周りの方もこの障害に対して理解していない事から、その障害が本人の努力(=自立できていない)という事で生活に支障をきたしている。そこが見えない障害であり、隠れた障害である為に、支援の難しさを感じました。
いかに相談者に耳を傾ける事ができるかという点と、相談内容を組織的に検討していく過程で必要であり、その対応方針も組織的に決定しなければ、結局その方の生活環境の改善には繋がらない。
最後に問われたのは…
患者さんの味方になれますか?
当事者主体の支援の重要性がここにあると感じます。困った人ではなく、困っている人。
何に困っているのか?
自分がした事に対する不安と障害の理解がない社会環境(家庭・職場)
上記の事は、他の仲間たちにも言える事である。だからこそ、自立支援をする上で、その方の障害の理解を私たち支援者は十分に理解した上で、支援にあたらなければならないと改めて感じました。



