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熊本市のフードパル熊本内にある障がい者就労支援事業所です。事業所内での悲喜交々の活動をご紹介しています
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きょうされん基礎研修[2023年07月29日(Sat)]
358096851_6425356590873635_3723278412238416826_n.jpg金曜日から奈良へ。
会場:奈良県コンベンションセンター 
日時:7月28日(金)13:30 〜 29日(土)11:30
初日は、北村典幸教育・研修委員長より、情勢報告が行われ、「基礎から学ぶ 新自由主義と障害者福祉法制」について、天理大学講師の深谷弘和さんからの講義が行われました。
 グループワークでは、「社会福祉」って何? なぜ生まれたのか?をそれぞれ参加者から意見が出ました。
 近代国家から福祉国家へ、貧困が生みだした「世界恐慌」と2度の世界大戦を通して、1942年イギリスの「ヘヴァリッジ報告」により、ゆりかごから墓場までの考え方が広がってきた歴史。
そこには、生存権(誰もが最低限の生活を営む権利)、教育権(誰もが教育を受ける事ができる権利)、労働権(誰もが、労働を通して社会参加できる権利)がある事を示され、それにより「社会権」があるのだという事。
 コロナ禍の中で、仕事を奪われ格差が広がる中、ウクライナ戦争等による物価高は、障害を持つ仲間だけではなく、多くの方が苦しんでいる。
 社会福祉の源流的形態として、「民衆同志の相互扶助」「宗教的慈善行為」「統治者による施し」があった。しかし、仕事を選ぶ自由はない。
近代社会に移り、共同体扶助から自立自助思想へ、移る中で農民から工場労働者へ移り、商業活動の拡大により富を得た富裕な民衆。
能力に基づく平等という理念は、能力に制限のある障害者や難病患者に差別的処遇が強まっていった歴史を学びました。
 今は新自由主義の時代だと言われています。新自由主義により、民営化・規制緩和・社会保障の削減が進む。その結果、グローバル化による完全雇用の崩壊は「近代家族」の動揺に繋がり、孤立・孤独化が進む中、一方で家族に依存せざる負えない障害当事者。
社会が変わっていく中で、私たちの支援の在り方も変わっていく。
 自立が求められる中、本当に仲間たちに寄り添った支援とは何か?
 参加者の方々と共に考える研修会でした。

 2日目の講義は、「相手の喜怒哀楽がわかるために」という題で、向本博俊さんが、自分の自らの経験をお話して頂きました。
 御所市立大正中学校の元校長で、子ども達への教育を通して、目の前にいる子どもの事を真剣に考え、一緒に学ぶ姿勢は大変共感できました。その中で、息子さんを亡くした経験を通しての自分の不甲斐なさ。多様性を認めあう事の難しさを感じたところです。

 新自由主義による福祉の疲弊。この時代を生きる私たちにとって、何を大切にしなければいけないのか?
 難しい課題でもあります。
 家族という単位が変わっていく中、家族機能の社会化が求められます。
 グループホームという制度もその一つなのかもしれません。しかし、その先には新たなコミュニティ支援について考えていかなければならないと確信しました。その活動の一つが、居住支援なのかもしれません。振り返りながら、持ち帰りたいと思います。
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