近代性と自然性の歩み寄り[2012年10月23日(Tue)]
朝晩はだいぶ冷え込むようになりました。みなさまいかがお過ごしでしょうか
僕の農業日誌は、書き始めて2年ほどが経ちますが、今思えばいったい何を書きたかったのかなと今さらながらに考えています。
25歳の頃、農業の先生に出会い、先生の生き様に憧れて背中を追いかけている感もあり、人との出会いは、時に、人の人生を大きく左右するものだな、と痛感します。
先生というのはあの自然農法で有名な福岡正信さんのところで農業をしていた人で、その時の話を色々と聞きました。
福岡さんの農法は福岡さんにしかできないとよく言われていました。人もみなそれぞれ違うので農法もそれぞれ違っていいと思います。世界中の人の血液型がみなA型ならば気ばかり遣って疲れてしまうように・・・。
結局、先生は福岡さんに「平凡であれ」と悟され、その時来ていた研修生を全員帰したそうです。
福岡さんは徹底して人知人為、文明を否定していた人としても有名です。
ただ、文明を否定してしまえば文明に否定されてしまうのも自然の理だと思います。文明に生かされている以上、文明を受け入れるしかないのだと思います。猫も杓子も携帯電話を持っている人ばかりの現代で、僕なりにがんばって、携帯電話は持っていません。僕のような生き方は時代の流れに抵抗しているようなものです。ただ、自然の中にいる時だけ、大きな至福を感じます
家の畑もだいぶシンプルになってきました。今ではただ草を刈って野菜に与えるだけです。よそから堆肥を持って来ることは今春からやめました。自分の納得のいく堆肥は見つけることができませんでした。過剰によそからエネルギーを引っ張ってくると、その状態を維持する為に、どこかに負担をかけてしまうのと、自分の納得のいく野菜を作らないと買う人も納得はしないと思います。
動物性堆肥の入ったじゃがいもを食べてみましたが、「なんか違うな・・・」と感じました。
自然とはシンプルなものだと思うので農法もシンプルになっていくと思います。
僕のやり方は今は「耕さず、農薬使わず、草はなるべく取らず、肥料入れず」でやっています。
少し変わっているところは刈った草を野菜に与えるとき、草の下に座布団ほどのマルチを敷いています。その方がエネルギーが高まっているように見えるからです。おかげでピーマンなどはとても大きく育ちました
後は米ぬかをマルチの下に入れてあげています。それ以外のものは基本的に使わないように頑張ろうと思います
マルチを草の下に敷くのは、僕なりに近代的なものを受け入れているつもりです。毒を持って毒を成す、という感じでしょうか
いつの日か近代性と自然性とが互いを認め合うことが出来ますようにと願っています
僕の農業日誌は、書き始めて2年ほどが経ちますが、今思えばいったい何を書きたかったのかなと今さらながらに考えています。
25歳の頃、農業の先生に出会い、先生の生き様に憧れて背中を追いかけている感もあり、人との出会いは、時に、人の人生を大きく左右するものだな、と痛感します。
先生というのはあの自然農法で有名な福岡正信さんのところで農業をしていた人で、その時の話を色々と聞きました。
福岡さんの農法は福岡さんにしかできないとよく言われていました。人もみなそれぞれ違うので農法もそれぞれ違っていいと思います。世界中の人の血液型がみなA型ならば気ばかり遣って疲れてしまうように・・・。
結局、先生は福岡さんに「平凡であれ」と悟され、その時来ていた研修生を全員帰したそうです。
福岡さんは徹底して人知人為、文明を否定していた人としても有名です。
ただ、文明を否定してしまえば文明に否定されてしまうのも自然の理だと思います。文明に生かされている以上、文明を受け入れるしかないのだと思います。猫も杓子も携帯電話を持っている人ばかりの現代で、僕なりにがんばって、携帯電話は持っていません。僕のような生き方は時代の流れに抵抗しているようなものです。ただ、自然の中にいる時だけ、大きな至福を感じます
家の畑もだいぶシンプルになってきました。今ではただ草を刈って野菜に与えるだけです。よそから堆肥を持って来ることは今春からやめました。自分の納得のいく堆肥は見つけることができませんでした。過剰によそからエネルギーを引っ張ってくると、その状態を維持する為に、どこかに負担をかけてしまうのと、自分の納得のいく野菜を作らないと買う人も納得はしないと思います。
動物性堆肥の入ったじゃがいもを食べてみましたが、「なんか違うな・・・」と感じました。
自然とはシンプルなものだと思うので農法もシンプルになっていくと思います。
僕のやり方は今は「耕さず、農薬使わず、草はなるべく取らず、肥料入れず」でやっています。
少し変わっているところは刈った草を野菜に与えるとき、草の下に座布団ほどのマルチを敷いています。その方がエネルギーが高まっているように見えるからです。おかげでピーマンなどはとても大きく育ちました
後は米ぬかをマルチの下に入れてあげています。それ以外のものは基本的に使わないように頑張ろうと思います
マルチを草の下に敷くのは、僕なりに近代的なものを受け入れているつもりです。毒を持って毒を成す、という感じでしょうか
いつの日か近代性と自然性とが互いを認め合うことが出来ますようにと願っています