2020年度厚生労働省様との交渉内容についてT
[2021年03月02日(Tue)]
理事長の石塚です。
2020年度厚生労働省様との交渉内容についてT 2021年2月17日水曜日に、厚生労働省様と交渉してまいりました。コロナ禍対策のために事務局担当役員のみで行ってまいりました。ブログには2回に分けてアップします。 内容Tは以下の通りです。 1、 精神障害者の孤独解消について 多くの精神障害者は、その障害のため、または心無い者からの偏見差別のため、あるいは、社会資源が乏しいため、そして貧困のため、他者との交流が非常に難しい状態となっております。これらの事案は、新型コロナウイルスが流行する以前からの問題であり、今に始まった事ではございません。これらを解消し、精神障害者の孤独を打ち消すためにも、次の事を要望いたします。 @ 偏見差別解消のため、精神障害というものについての理解を推進するため、 厚生労働省様と当団体(NPO法人全精連)との間で、話し合う場を設けて いただきたい。 厚労省様の回答→差別解消のため、シンポジウム等のイベントにて 啓発しています。シルバーリボン運動にも積極的に加わっております。 全精連の応答→しかし、まだまだ啓発は行き届いておりません。年二回の 厚労省様との交渉以外にも、話し合いの場を設けていただき、より深く啓発が 行き届くようにご協力いただけないでしょうか? 厚労省様の回答→現状のままで十分ではないでしょうか?一応検討します。 A 社会資源の乏しい地域に、精神保健福祉士等の資格を持つ方を相談員として、 週2回程、巡回相談員として巡回していただきたい。 厚労省様の回答→アウトリーチ等の実施もしておりますし、訪問も行って おります。 全精連の応答→それらが、本当に行き届いていると思っているのでしょうか? 現に、社会資源の乏しい地域の方々から、国や自治体からのサービス等は、全く 無いに等しく、このままの生活がずっと続くのかと思うと、生きるのが苦しい との声も上がっております。そのことについてはどうお考えなのでしょうか? 厚労省様の回答→重ねて言うようですが、地域の支援センター等から訪問 などは行っておりますし、厚労省での検討会などでも検討しているところです。 全精連の応答→ぜひ、現状を把握し、検討会等の会議の重要議題のひとつに 挙げていただきたいと思います。 B 貧困のために、ネット環境等の設備投資ができないため、あるいは公共交通 機関や自家用車での移動に制限が生じてしまっているために、他者との交流が 難しくなっている精神障害者が利用できる通信施設を設けていただきたい。 ネット環境の整ったパソコン・タブレットなどをその施設の中で利用できる ようにしていただくとともに、パソコンやダブレットの操作方法を指導して いただける指導員や利用者同士のトラブルを回避するため、精神保健福祉士等 の資格を持つ方を常駐させていただきたい。 厚労省様の回答→生活困窮者などに対し、集う場の提供など、検討会にて 検討します。 全精連の応答→ぜひ、これも重要な議題のひとつとして、検討会等の会議で 検討していただきたいです。どうかよろしくお願い致します。 |
Posted by
ぜんせいれん
at 00:08