1月から2月にかけて、
県内7ヵ所(栗原、気仙沼、登米、大崎、石巻、仙台、大河原)で開催された
「NPO法人のための税務・労務講座」「NPO法人会計基準講座」。
税務講座73名、労務講座74名、会計基準講座(入門編+実践編)148名
の皆さんが参加され、無事終了しました!
決算前の大切なこの時期。
日頃疑問に思っていたことを解明できた方も多く、
改めて日常の業務を振り返る機会にもなったようでした。
「決算への不安が解消された」
「難しい内容なのだが、講師の分かり易く楽しい講義にあっという間の2時間だった」
「資料が充実していて有難い」など
アンケートを拝見していても、
各会場、各講座、それぞれ満足度も上々のようでした。
先生方のお話から得た、日常業務を円滑に行うためのヒントやコツを
ぜひ現場で実践頂き、
今後の活動にお役立て頂けたら幸いです。
それでは、最後に、
まだお知らせできていなかった税務講座の様子を
お伝えします。
・・・○・・・○・・・○
税務講座の講師は、
3人の税理士の先生をお迎えしました。
笹舘公男先生(笹舘公男事務所代表)
高橋秀一先生(高橋秀一税理士事務所代表)、
そして、平野由紀子先生(平野由紀子税理士事務所代表)です。
NPO法人の運営において税務の知識は必須。
とはいえ、労務や会計と同様、
法人税、所得税、法人県民税や法人市民税、消費税など
難しく、複雑に考えてしまいがちな業務のひとつです。
それらの法人に関わる税の基礎を
それぞれの講師が、受講者に分かり易いよう、
身近な例えを用いながらお話下さいます。
また、収益事業を行っていないNPO法人の特権ともいえる
「均等割」の減免についてなど、
皆さんの活動にできるだけ負担がないよう、アドバイスもありました。
普段忙しく活動されているNPO法人の皆さんだからこそ、
「税務については、税理士に全て任せればいい」と思ってしまいがちですが、
組織の今の現状を把握し、疑問を持つことも、
組織を維持していく上で、大切な過程なのだと、講座を拝聴して感じました。
テキストの中で、心に留まった一文を最後にご紹介します。
●「税」は福祉関係、子育て支援、労働環境の改善、自然環境の保護など、
私たちの身の回りの様々な局面で重要な役割を果たしている。
●自らの使命に基づいた社会貢献活動をしようとしている組織にとって
「税金を正しく払い、法人としての義務を果たす」ということは重要な社会的責任のひとつ。
●税に関する正しい知識を持ち、納税することが、
結果として法人の財務的な体力をつけることになり、健全な組織体制を維持することができる。
・・・○・・・○・・・○
以上で、3本立てでお送りした
会計基準、税務、労務講座の報告を終わります!
これからも皆さんの活動にお役立て頂けるような情報を、
様々な形でご提供し、ご支援して参りますので、
今後ともどうぞよろしくお願い致します!