「復興への道」報告会 [2012年07月31日(Tue)]
28日(土)、総会後
(特活)杜の伝言板ゆるる法人設立10周年記念事業 「復興への道〜被災したNPOの軌跡、そして未来へ〜」を開催しました。 杜の伝言板ゆるるでは、3.11東日本大震災後、4月に宮城県内の高齢者や障がい者支援事業者を対象に、この分野のネットワーク団体と協同で、活動状況調査を行いました。被災地NPOの活動場では、施設の流失や倒壊、スタッフや利用者の被災のほか、利用者減による運営破たん等という現状があったためです。 調査の結果、50%以上収入が減ってしまった団体が9団体ありました。 収入も減り、流出や全壊した施設にかけた資金の借入金があるほか、これから新築したり、修繕したり資金繰りが厳しい状況でした。 そこで、支払が迫る一方で事業が再開できないという該当団体のために、NPOへの寄付を募るサイト「復興みやぎ」を立ち上げ、寄付者が団体を選択し直接寄付できる仕組みを作りました。 今回の「復興への道〜被災したNPOの軌跡、そして未来へ〜」では、その復興みやぎに掲載している9団体をパネリストとしてむかえ、被災直後の様子、復興への歩みを報告しました。 当日は定員を大幅に上回る80名以上の方がご参加くださいました。 パネリストの方々のお話からは、着実に、一歩一歩復興へと歩んできた様子が伝わってきました。また参加者の方からも「事業再建に力の限り頑張っていると知った」、「活動を応援していこう!という思いがますます強くなった」等の声が聞かれ、被災したNPOの想いがしっかりと届いていると感じられる報告会となりました。 スタッフとしても、この1年を振り返るとともに、復興はまだまだ続くものであり、この先も確かな情報収集・情報発信というスタンスを崩さず活動を続けていきたいと気持ちを新たにした時間となりました。 パネリストをはじめ、ご参加いただいた皆さま、 本当にありがとうございました。 法人設立10周年を記念した事業をこのように開催できましたこと、 心より感謝申し上げます。 |