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こわれたおもちゃを治すボランティア おもちゃクリニック ゆりかご
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221118 踊るクリスマスツリー(最先端の医療を提供)[2022年12月05日(Mon)]

おもちゃドクターの診療状況を画像で紹介

おもちゃクリニック ゆりかごは、おもちゃドクター3名の診療体制ですが、先進おもちゃ病院との連携医療により最先端の治療を提供しています。一例を紹介します。

能生保育園からクリスマスツリーが入院
RISING SUN Made in CHINA のタグ
221118_XmasTree_00.jpg


この季節になると必ずと言っていいほど現れる患者さま、今シーズンの第1号は「踊るクリスマスツリー」ですが、全く踊らずに静止したまま、クリスマスソングが鳴るだけ。


まずは故障原因の究明から

両腕の針金芯をバンザイ、ぬいぐるみを脱がして分解
ギヤボックス内の固着グリスを除去、アルコール洗浄
モーター直近の大事な2段複合ギヤが、歯欠け!
(画像クリックで拡大)
221120_XmasTree.png


治療過程でヒビ割れ

「踊るクリスマスツリー」が踊らないので、分解点検。
故障原因はモーター直近の2段ギヤの1歯欠けでした。
221118_XmasTree_12.jpg

金属ピンで差し歯をしても、ギヤ自体がモロくなっていて
治療の過程で、ギヤに複数の亀裂が入ってしまいました。
221118_XmasTree_14.jpg


この1番ギヤだけは、透明な軟質素材(ビニル、ナイロン系)が使われています。
この理由として、(私見ですが)次のようなメリットが考えられます。

・モーター起動時の大きなトルクを瞬間的に吸収するため、
・連続動作中の振動ノイズを低減するため、など。


ところが、元々は弾性を持っていた素材が、経年劣化とともに可塑剤が抜けて(蒸発して)、モロく変質してしまったのでしょうか?


先進おもちゃ病院との連携医療

いずれにしても当クリニックの技術では、このような軟質透明ギヤの最適な治療手段がなく、今回は最新の3Dプリンタでのギヤ復元ができるかどうか、先進おもちゃ病院に照会してみます。
何としても、クリスマス前に完治退院を目指します。

当クリニックも含めて、日本おもちゃ病院協会に登録して活動中のおもちゃドクターは、現時点で1,700名以上とのことです。
今回のような重症患者さまには、全国ネットワークで、適切な医療を提供します。
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