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「夢は叶う」三木秀隆さん講演記D [2014年06月27日(Fri)]
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第5回「夢は叶う」講演会、今回の連載からいよいよ三木秀隆さんご自身のお話になります。

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第5回 夢は叶う講演会D

 上海に最初に来たのは1995年です。

 そのころの上海・浦東地区はテレビ塔以外には何も無かった時代です。そこに日本の森ビルという会社の社長から、ここにビルを作るのでその中に診療所を作ってくれないかと依頼がありました。日本語が使える、日本人のための診療所です。

 それから3年の歳月をかけて診療所をつくりました。当時の中国では外国企業に対しなかなか許可を与えてくれませんでした。
 衛生局に何度も行きましたが許可が得られず、最終的にどうやって許可を取ったかというと、これについてはどうやって夢を叶えたかという目線で聞いてください。
 
 いくら衛生局の言う通りに書類を作っても許可が得られないので、当時権力を持っていた開発局、上海の日本領事館総領事にも来ていただき、説明会を開きました。そこで、日本人が来ても安心で、インフラと同様、診療所があれば日本企業もどんどん集まるので診療所建設の許可をくださいとお願いしたのです。

 そして、上海で初めての日中合弁の医療機関として1998年に許可を得ることができ、1998年に森茂ビルがオープンしました。これまで16年間、診療を行っています。日本人はもちろん、この頃は中国人も日本でがん治療がしたいなどという患者がこの診療所を訪れます。

 浦東には日本人学校もあります。昨年から浦東の日本人学校高等部とみなさん春蕾生との交流事業を始めました。日本人学校の高等部には280人ほどの生徒が通っています。
 今年は7月10日に交流会を予定しています。この中からも何人か選ばれて上海に行って交流できるかもしれません。上海の日本人学校の生徒も皆さんとお会いできるのをとても楽しみにしています。

 このような機会があれば、みなさんの夢ももっと広がると思います。
 日本雲南聯誼協会の初鹿野理事長は、昆明で生まれ育ち、日本に留学して結婚しました。初鹿野理事長はみなさんがもっと大きな夢を持って、次の時代で活躍して欲しいと期待しているのです。その中でこのような講演会を毎年開催しています。


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《続く》
映画「収容病棟」〜「三姉妹−雲南の子」のワン・ビン監督〜 [2014年06月25日(Wed)]

「三姉妹−雲南の子」など現代中国社会を映すドキュメンタリー映画で広く知られるワン・ビン監督の映画「収容病棟」が6月28日から全国の劇場で公開されます。

本作品は、雲南省の精神科病院の隔離病棟の患者たちのドキュメンタリー。

「収容された人々の背景は複雑で、一概には言えない。病気の人もいるが、そうでない人もいる。さまざまな理由でここに入れられた。精神科病院は、社会の中のグレーゾーンだ。そこに中国社会全体のグレーさが現れているのかもしれない」(ワン・ビン監督・2014年6月16日 日本経済新聞)

東京事務局あやは学生時代5年間、中国広東省のハンセン病快復者の収容施設にてボランティア活動をしていました。
社会と隔絶された収容施設では、中国社会の光の当たらない現場を目の当たりにしてきました。家族と離れ離れになり、外の世界から知られずにひっそりと人生を終えてゆく人たち。その施設では、精神病患者の方も一緒に生活しており、この映画の紹介を見たとき、彼らのことを思い出しました。

ワン・ビン監督はそのような中国社会の普段注目されない箇所について、世の中に発信する活動を続けています。

この映画は、中国、そして雲南省の新たな現実を知るひとつのきっかけになることと思います。

公式HP
MSN産経ニュース

――トークショー情報―――

シアター・イメージフォーラム(東京・渋谷)

6月29日(日)18:30の回上映後
ゲスト:橋口譲二(写真家)

7月3日(木)18:30の回上映後
ゲスト:信田さよ子(臨床心理士)

7月12日(土)18:30の回上映後
ゲスト:原一男(映画監督)
(東京事務局リボンあや)

「25の小さな夢基金」日本語授業最終日ほか [2014年06月20日(Fri)]
「25の小さな夢基金」で支援している昆明女子高校での日本語授業。今学期は学校行事と重なることが多く、普段の半分・4回しか授業ができませんでした。しかし、今までにも増してやる気満々の生徒たちはこの4回で、日本語で簡単な自己紹介ができるまでになりました!

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最終日となった先週土曜日は、中国の大学生向け英語試験の日と重なったため、いつもボランティアに来てくれる学生が少数しか参加できませんでした。なんとか集まったもらった雲南大学、雲南師範大学、雲南民族大学の3校の学生に加え、日本からの留学生・筑切さん、滇池学院の卒業生・阮さんなどにも応援してもらい、なんとか最後の授業を開催することができました。

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▲留学生の筑切さん


昆明女子高校で勉強する春蕾クラスの高校生たちは、日本語を勉強するモチベーションがとても高いです。今回、「私は〜です。私は学生です。〜歳です。〜族です。」まで言えるようになりました!
卒業式ふれあいの旅で日本のみなさんとお会いしたとき、またお手紙を書くときにきっと日本語でも交流することができるでしょう。みなさん楽しみにしていてください。


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▲滇池学院卒業生の阮さん


また、7月に控えた第2回上海高校生交流事業に選ばれた10人の生徒は早速、交流会当日に披露する民族舞踊の練習を始めていました。

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▲ワ族の髪の毛ダンス


上海日本人学校と昆明女子高校との高校生交流事業は、去年会員の三木秀隆様からのご支援により実現した当協会と上海日本人学校が共同で実施するプロジェクトで、上海で勉強する日本人の高校生と、雲南の貧困少数民族女子高校生が上海で文化交流をします。今年は7月10日に上海日本人学校高等部で開催することが決まっています。

【昆明女子高校からの参加者】
1年生:王家麗、馬麗飛、馬栄娟、黄雪妮、鮮澤葵
2年生:董艶超、陸永尖、葉春當、王花、普沢燕

選ばれた10人の生徒は成績優秀で、かつダンスなどに長けた生徒です。
賑やかで有意義な交流事業になるよう、7月に向けて現在雲南で準備を進めています。


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おしまいに、校庭の一角でたまたま見かけた春蕾生の日常生活。洗濯機が無いのでみんな衣類を手洗いをしています。

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【雲南支部】
「夢は叶う」三木秀隆さん講演記C [2014年06月20日(Fri)]
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株式会社メディネットインターナショナル代表の三木秀隆氏をお迎えして開催しました、第5回「夢は叶う」講演会。スピーチ連載、今回で第4回めです。

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第5回 夢は叶う講演会C

 4人目は富士電機工業、現在の富士電機グループの元会長の加藤丈夫さんです。
 
 富士電機はエアコンなど家電製品も作っていますが、大きなもので言うと、長江を流れる三峡ダムのモーターなども作っています。
 現在は日本の総理大臣から指名され、日本で初めて民間で公文書館の館長を勤めています。
 
 加藤さんが話してくれたのはご自身の会長を務めたご経験ではなく、加藤さんのお父さんのお話です。
 みなさんドラえもんを知っていますか?これは藤子不二雄さんが書いた漫画の主人公です。鉄腕アトムも知っていますか?これを書いたのは手塚治虫という大変有名な漫画家です。加藤さんのお父さんはこの2人の漫画家を育てた人です。
 
 60年ほど前は、漫画は日本でも大人からなかなか認められていませんでした。でも彼は、未来を考え、これからどんどん漫画が浸透し、考え方を伝える一つの方法になると考え、このような素晴らしい漫画家を育てたのです。そして少年倶楽部という漫画雑誌を作りました。
 それまで大人向けの雑誌はありましたが、子供向けの漫画雑誌はありませんでした。手塚治虫や藤子不二雄はこのような土台ができたから、そこで奮闘し、子供たちに夢を与えることができたのです。
 加藤さん自身が幼少期をお父さんと過ごしましたから、この漫画家たちとも交流がありました。そこから、一旦夢を決めたら最後まで諦めない、ということをメッセージとしました。
 
 これが、これまでの4人の講演者がみなさんに伝えたかったことです。それではこれから私の話をしたいと思います。


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《続く》
「25の小さな夢基金」昆明女子高校での日本語授業ボランティアの感想 [2014年06月17日(Tue)]
先週の土曜日、今学期3限目の日本語授業を昆明女子高校で開催しました。
日本留学から帰国したばかりの、チベット民族ペマさんは、この6月から雲南支部のボランティアをしてくださっています。
土曜日にも日本語授業を覗きに来てくださったので、高校生に日本について少し紹介してもらいました。後期心旺盛な高校生からは、質問攻めにあっていたようです


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皆さま、はじめまして。白瑪次木(ペマツォモ)と申します。
今年の3月に日本の大学を卒業して、6月4日に京都から昆明に帰ってきたばっかりです。

早速6月7日に春蕾クラスの日本語授業に参加させていただきました。
学生の皆さんが一生懸命平仮名を覚えている様子を見ていると、思わず自分が初めて日本語を学んでいた時のことを思い出しました。

彼女たちが積極的に質問をしたり、先生の言うとおりに平仮名をノートに慎重に書き写したりしている姿を見て感動しました。

最後に、皆の前で話す機会を設けていただき、ありがとうございます。
皆興味津々に聞いて、沢山の質問をしてくれました。
とても残念だったのは、私はアニメにあまり興味がなかったため、アニメの話が出来なかったことです。
もし、次回もこのような機会がございましたら、皆も大好きなスタジオジブリの映画などの話をしたいです。

こんな素敵な出会いのチャンスをくださってありがとうございます。


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▲ペマさん

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▲学生が一生懸命ひらがなを練習中


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▲授業の様子

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▲みんな積極的です


【雲南支部】

「夢は叶う」三木秀隆さん講演記B [2014年06月13日(Fri)]
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第5回「夢は叶う」講演会、今回は連載第3回目です。

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第5回 夢は叶う講演会B
 
 3番目に話してくださったのはアサヒビールの相談役池田弘一さんです。
 
 日本では現在有名なビール会社が4つあります。アサヒビール、キリンビール、サッポロビール、サントリーです。
 皆さんが知ってるのは青島ビールですか?
 
 池田さんが社長になったとき、ちょうどそれまで一番売れていたキリンビールをアサヒビールが抜きました。
 ビールの新製品を出して、従来から売れていたキリンビールを逆転したのです。
 
 池田さんは、キリンビールを絶対抜くんだという夢をずっと持っていました。
 そしてついにスーパードライを開発しました。当時のビールシェアは、60%をキリンビールだけで占め、他3社が40%というものでした。
 そんなキリンビールを抜くという夢を池田さんがどうやって叶えたかというと、自分の夢を持ったら、いつまでに達成するのかという目標を決めたのです。
 
 できないと諦めないで、逆にどんな方法があるのかいつでも考えます。
 自分自身が諦めて自分を裏切ることが、夢が叶わない原因だとお話しされました。
 
 ですから自分に言い訳をして夢を諦めてはいけない、というのが池田さんのメッセージです。


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《続く》
孔雀は創造へのステージに羽ばたいた〜雲南の舞姫、ヤンリーピン観劇記〜 [2014年06月10日(Tue)]
城戸弘人さんから、雲南出身の舞踊家ヤンリーピンの観劇のレポートが届きました!

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・孔雀舞は唯一無二

 5月30日の午後1時半少し前、私はBUNKAMURAの坂道を今回の孔雀のポスターを見ながら舞台への期待感一杯でオーチァードホール正門へ急いだ。ヤンリーピンの観劇は今回でもう4回にもなる。3月4日は制作記者会見に参加しているが本番観劇までの時間を孔雀もとい鶴のように、首を長くして待ちわびた。
正面玄関は入場を待ちわびる客で予想通り長蛇の列。入場後すぐにプログラムを購入。何と表紙にはヤンリーピンのサインがあった。先着30名へのプレゼントであった。嬉しいサプライズ!座席は前回と同じテラス席。なお一番安い切符は完売で週末は全席完売とのこと。孔雀の魅力恐るべし。
新作の孔雀はすでに中国主要都市で200回以上公演されているが、海外公演は日本が最初。

 ストーリーは変わりゆく四季を背景に孔雀の恋を描いており、生命の大切さ、自然との関わり、輪廻感、無常感などへのヤンリーピンの人生,世界観を舞台化している。

 四季の第一幕の春のシーンで主人公の雌孔雀、ヤンリーピン演じる”サドゥ”の誕生に続いて、お待ちかねの孔雀の舞が演じられた。月光の中で演じられる舞はヤンリーピンの均整のとれた肢体、もって生まれた舞の才により気高く、神〃しく演じられる。何度みても鳥肌ものだ。今回は最後になるかなと思いつつ瞼に焼き付ける。


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▲神の使いに癒されるヤンリーピン演じる雌孔雀


 舞台美術と衣装の担当は映画”グリーン・ディスティニー”でアカデミー賞最優秀美術デザイン賞に輝いたティム・イップ。実際見ているとそのセンスに納得する。特に雪がシンシンと降る最後4幕冬の場面。奇抜なすげ傘を被った神の使いの衣装が特に印象に残った。チャン・イーモウ監督のLOVERSやHEROで日本女性初のアカデミー賞衣装デザイン賞を獲得したワダ・エミの独特の色彩センスを思い浮かべてしまった。

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▲恋しあう孔雀の間に割り込む悪役のカラス


・もう1人の主役、シャオチャイチー(小彩旗)

 舞台の左側で時の移ろいを表す時計の秒針役を演じたのが姪のまだあどけない顔の15歳のシャオチャイチー。
私の席からは隠れてしまって見えなかったが2時間半、緩急を付けて回転し続けた。休憩時間は写真撮影が許可されたため、観客が盛んにシャッターを切っていた。実はこの回転する芸をショーにしたのがトルコ、エジプトなどにあるタンヌーラ(スーフィー)でスカートに電飾が施され音楽とともに回転する。こちらも訓練で長時間回転できるらしい。
シンプルな動きほど美しいということか。
カーテンコールでは長時間の回転の労をねぎらう大きな拍手の響きはヤンリーピンを超えるほどであった。


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▲回転少女シャオチャイチー


今回勿論、主役ヤンリーピンの舞踏に賞賛が集まってしまうが、舞台美術、音楽や照明も素晴らしい。特に雲南の自然を彷彿とさせる森林や大瀑布に眼を奪われる。

さて今回の公演が年齢的にもリーピン主役では最後との声もあるが、指導者としての場があるので完全引退はまだ先のことであろう。次回の日本公演が実現するのか気が揉めることだ。

 ヤンリーピンの初の創作舞踏の公演なのででこれまでの舞踏中心の内容とどう印象が違うか5人ほどに意見を聞いてみた。皆、好意的で衣装、舞台、音楽の素晴らしさを第一に挙げてた。私としては内容が孔雀の一生を人間に置き換えて考えられので理解しやすくまた雲南の自然の香りが馥郁と感じられる舞台で進行するため雲南観光にも一役かうのではと思われた。しかしヤンリーピンの発する最大のメッセージは文化交流の重要さはなにごとにも代えがたいという
ことであろう。

余談になるが、公演の余韻にひたりながら帰路についたが途中、bunkamura内の花屋さんで孔雀公演のコラボ・イベントで孔雀の尾羽の色に因んでブルーの創作ディスプレーを発見、また国立競技場一時閉鎖を記念しての航空自衛隊”ブルーインパルス”のリハーサル飛行に遭遇。ビルの谷間から見える同じくブルー塗装の6機の機体を嬉しさ一杯で仰ぎ見た。ブルーに何と縁の深い一日だったことか!!


文・城戸 弘人
「夢は叶う」三木秀隆さん講演記A [2014年06月06日(Fri)]
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第5回「夢は叶う」講演会のスピーチ連載第2回目です。

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第5回 夢は叶う講演会A

 2番目に話してくださったのは、当時日本経済研究センターの会長、新井淳一さんです。

 東京大学を卒業して日本経済新聞へ入社しました。日本経済新聞は、企業の成長や経済状況について正確に報道してくれるので、日本で圧倒的な信頼を得ています。

 講演の中で新井さんは、新聞は正確に書かなければならないと強調されました。

 新聞社の経営は各企業からのコマーシャルで成り立っています。
 みなさん想像してわかるとおり、自分の会社がこの新聞社にたくさんのコマーシャルを入れ、たくさんのお金を払っていれば、この新聞社に自分の会社を良く書いて欲しいと思いますよね。
 
 新井さんは新聞社で一番大切なことは、まずお金などによって記事を曲げたりしないこと、記事を正確に書くことだと考えました。同じような製品が2つあったとき、どっちを良く書くか考えると、自分と親しい人が作った製品を選びたいですよね。
 
 でも記者にとっては正確に書くことがとても大切なことなんです。

 新井さんは報道の中でこのような話をしてくれました。
 
 そして、みなさんに夢は叶うというテーマを語ってくれたのですが、夢はなかなか思うようにいかないものです。
 それでもずっとこんなことをやりたいと思っていれば、時々自分が思っていたよりも良いことが起こるんです。
 
 だからいつでも夢は持っていなければいけないのだと語ってくれました。

 きっと記者をしている中で、偶然出会って良い記事を書くことができたからこそ、このような話をしてくれたんだと思います。


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《続く》
2014年雲南日本語能力大会に審査員として参加 [2014年06月04日(Wed)]
 5月31日土曜日、昆明市内にある藤沢会館で2014年雲南日本語能力大会が開かれました。

 雲南大学、雲南師範大学、雲南大学滇池学院、雲南民族大学、雲南師範大学文理学院、雲南大学旅游文化学院の6大学から、予選を勝ち抜いた11人が参加し、「未来への手紙」というテーマに沿って日本語でスピーチを行いました。

 当協会の雲南支部職員・Nは審査員という大役を引き受けてしまい、なんとも後悔。日本語の能力はもちろんのこと、それぞれが個性ある内容でとても楽しく拝聴させてもらった反面、点数を付ける立場となると、とても難しい審査になりました。

 結果は、文理学院の楊軒さんが優勝、2位と3位は滇池学院の2年生が受賞しました。2位の李秀珍さんは、去年協会が開催した25の小さな夢基金フォーラム「未来を創る」の日本語スピーチコンテストで、1年生ながら優勝した優秀な学生です。

 優勝した楊さんは、自分が日本語学科を選ぶまでの過程をユーモラスに表現し、自分の意思に沿ってこれからも夢に向かって勉強していきたいと語りました。

 ときには目頭が熱くなる話もあり、感動あり、笑いありの、とても有意義なコンテストとなりました。

 これだけ一生懸命に日本語を学び、日本を心から好きだと言ってくれる若者が、これからどんな成長を遂げるのか、とても楽しみです。


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▲藤沢会館

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▲参加者たち


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▲お疲れ様でした!

K・Nバー