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来日した春蕾生からのメッセージ 第1回 [2015年10月13日(Tue)]
去る8月、多くの会員の方からのご寄付と法人会員などのご協力によって、「25の小さな夢基金」で支援する少数民族の女子高校生の代表8名と引率の先生2名の来日が実現しました。その来日した生徒がそれぞれ協会へのメッセージを寄せてくれましたので、感想文と共に日本語訳にてご紹介いたします。第1回目は3年生に進級した玉罕章さん(タイ族)です。

聯誼協会のみなさまへ
この度、日本に行くことができたのはみなさまのお陰です。このような得難い機会によって、私はたくさんの収穫を得ることができ大きく成長しました。いただいた協会のご厚意は心に刻んで忘れません。東京滞在中は、協会のお心遣いとご援助で我が家にいるように、平安に楽しく1週間を過ごすことができました。協会からいただいたすべてに感謝申し上げます。私は努力します。そして、将来さらにたくさんの感動と喜びを多くの人に伝えます。

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日本を訪れた感想
2015年8月16日、初めての大都市、東京に到着しました。そこは未知の世界なのに、私は少しも不安感を感じませんでした。なぜなら、この街に温もりを感じたからです。
 東京に到着したその日、猛烈な暑さだったのですが、私の心は爽やかでした。空港には聯誼協会の上原おじさんが迎えに来てくれて、電車でホテルへ案内してくれました。そして、その途中、上原さんは私たちに飲料水を買ってくれたり、荷物を運んでくれたり、優しく気遣ってくれたのです。

 私が受けた日本の印象は、静か、清潔、秩序、礼儀正しさです。もしかすると多くの人が、街というのは賑やかで人のパワーに満ちているとか、根拠のないうわさ話をして人とふざけて合っているとか、要求することが一種生活の趣味だとか、苛立を駆り立てるとか、と感じているかも知れません。でも、私は日本の落ち着きがあるところや和やかさが好きです。

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 日本の道路はとても清潔です。川にゴミはまったくないし、車の警笛もごくわずかだし、電動バイクもありません。空気は澄んでいて爽やかです。主な道路にはゴミ箱が見当たりません。飲み物の自動販売機の側に、空き瓶や空き缶を捨てる箱があるだけで、紙のゴミを捨てたいと思ってもゴミ箱はありません。日本人は節約を大切にしています。汗を拭くのにちり紙は使わず、ハンカチを使います。いろんなところで環境保護と節約をしっかりと行っています。日本には厳格なゴミの分別規則があります。資源ゴミ、可燃ゴミ、不燃ゴミ、粗大ゴミ、有害ゴミなど細かく分類され、種類ごとに処理の仕方が明確に決められています。見習う価値があります。

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 驚かされたのは東京の交通ルールです。発達していてびっくりしました。交差点のシマウマ模様の「横断歩道」は、道路を渡るのにとても便利です。人々はとても礼儀正しく、人と人がぶつかることがありません。最も感心したのは「歩行者優先」です。青信号で横断歩道を渡っているとき、信号が変わる間際でも車は歩行者がそこを通過するまで動きません。私はとても感心しました。また、階段やエスカレーターでは人は順序よく左側に立ち、忙しい人や先を急ぐ人に道を譲ります。私はこうした秩序のある交通に大きな感銘を受けました。

 最後の一点は、日本人の礼儀正しさです。日本人は総体的に応対が丁寧で、90度に腰を折り曲げてお辞儀をします。商店に入ると、お店の人は温かい笑顔で迎えてくれ、細やかに包装をしてくれて、笑顔で「またどうぞ」と見送ってくれます。言葉が通じなくても問題はありません。旅の間ずっと付き添ってくれた、上原さんと平田さんはいつも気さくに私たちをもてなしてくれました。どんなに忙しくても苦労していても、「疲れた」とは一言も言いません。聯誼協会では大勢の方からプレゼントをいただき、たくさんの感動をいただきました。

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 最大の感激は一つの家族を得たことです。12人の大家族からとても大きな温もりと愛をもらいました。異国異郷にあって互いに助け合い、思いやり、楽しみを分かち合い、問題が起きればともに解決方法を考えました。特に感謝したいことは、私の食べ物の好き嫌いを容認してくれたことです。彼女たちに家族の温かさを感じました。

 この度の日本遊学に感謝します。7日間の短い日程でしたが、私は見聞を広めただけでなく、数多くの感動と心遣いをいただきました。いただいた心遣いと感動をより多くの人に広めたいと思います。

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【東京本部事務局】