「笑顔を君に」札幌特別展レポート 後 [2013年08月29日(Thu)]
おはようございます ![]() 一週間前まで写真展をしていた札幌では、何日か大雨が続いていたようです ![]() 昨日のブログでは「笑顔を君に」札幌特別展レポート<前半>をお届けしました。 本日はレポート<後半>です ![]() 「笑顔を君に」札幌特別展には大きく分けて6つのブースが設けられました。 @雲南の「貧困」を写し出した白黒写真 A子どもたちの「笑顔」そして雲南の生活風景の写真 B学校が舞台となった写真 C「小さなカメラマン」プロジェクトの写真 Dプーアル茶など雲南グッズの展示ブース E協会名古屋支部近藤釼一支部長の雲南にゆかりのある作品(水墨画、陶器) 他にも色鮮やかな民族衣装や、今回の写真展の為に作成した高さ150cmにもなる巨大ポスターが来場者を迎えました ![]() 会場となったサッポロファクトリーアトリウムでは、買い物に訪れた沢山の人々が物珍しい「雲南」の独特な雰囲気に惹かれ興味深そうに足を止めて下さいました。 「カンボジア?ミャンマーの支援?」会場の外でチラシを配るスタッフには、そんな質問が多くむけられました。中国の中にあるひとつの省であることを伝えると、「え、中国?」と半信半疑な表情を浮かべながらも、写真展ブースへと入って行くお客様 ![]() そこへ雲南への渡航経験豊富なベテランボランティアスタッフがすかさず駆け寄り、雲南省の「イロハ」から、協会の活動を通して出会った雲南の子どもたちについてまで熱心な説明を始めます ![]() 一つ一つの展示物に足を止め、スタッフの話に耳を傾けてくれた方はみな最後には「大変だけど、頑張ってね!」と言って会場をあとにされました ![]() 「観光パンフレットで紹介される美しい雲南の裏側には、劣悪な環境に置かれている少数民族が存在していることを知ることができた。」 「中国にこのような少数民族がいるなんて知らなかった」と感想を残して下さった方もあり、私達協会スタッフが普段当たり前のように接している雲南の子どもたちや貧困の現状が、札幌の方々にとってはとても新鮮なものであることに気付かされました。 これこそ「笑顔を君に」が全国を巡回していることの意義ではないでしょうか ![]() ![]() 大学生ボランティアも協会の一員として頑張ってくれました NPOの活動に興味を持つ大学生や、別のアジア地域で子どもの支援をしている大学生の姿も多くありました。そんな意識の高い若者たちは、初鹿野理事長やボランティアスタッフの話に熱心に耳をかたむけ、目を輝かせていました ![]() ![]() 「退職して何か社会の役に立つことをしたいけど何をすべきか分からない」と話す方は、一日中会場で熱心に働くボランティアの皆さんたちのことを「本当に素晴らしい」と言って下さり、お帰りになったあと、差し入れのお茶をたくさん持ってまた会場を訪れて下さいました ![]() 老若男女様々なご来場者が、それぞれの視点から写真展を楽しんでくださっていました ![]() ![]() 熱心に質問をしたり、説明を聞いてくれる大学生の姿も 今回の札幌での写真展は、雲南の子どもたちの「笑顔」だけではなく、貧困の実状と、子どもたちの生きる過酷な環境を伝えることも目的としていました。 「どうして中国の地域を日本の団体が支援するの?」という疑問を投げかけられることも少なくはなかったですが、貧困に屈せず前向きに生きる雲南の子どもたちに「学ぶ喜び」を知ってほしい、その一心で13年間活動を続けてきたこと、そしてその思いをありのままぶつけることで、協会の信念を少しでも伝えられたのではないかと思います ![]() 中国と日本の子どもが交換し合っている「小さな壁新聞」の展示を見て「雲南の子どもたちにとっての『遊び場』って自然そのものなんですね。山とか畑とか川とか・・・日本にいる私たちは多くを求めすぎているんじゃないかなぁ。」と涙を流す大学生の姿もありました ![]() 「笑顔を君に」札幌特別展実現にあたり、あらゆる面で多くの方のご協力を頂きました ![]() そして名古屋、東京、旭川からはるばる札幌へ来て、毎日朝から陽が沈むまで雲南での経験を来場者に語って下さった方々。 初めて知った雲南のことについて、今度はたくさんの札幌市民へ「伝える」役割を果たしてくれた大学生たち。札幌でのこの大きな写真展を通して、協会の輪がまたひとまわり大きくなったのでなないでしょうか。 あらためて、今回の写真展にご協力下さった全ての皆さまに感謝を申し上げます ![]() ![]() ある日のボランティアメンバー、国籍や年齢が違っても、熱い思いは同じ 【ご後援、ご協賛企業・団体】 後援: 中華人民共和国駐札幌総領事館、札幌市、札幌市教育委員会、JICA北海道(札幌) 協賛: サッポロホールディングス株式会社、サッポロ都市開発株式会社、 北海道旅客鉄道株式会社、北海道旅客鉄道労働組合、全日本鉄道労働組合総連合会、北海道日中友好協会、株式会社技術評論社 他 【寄付ご協力者】 中村有里子様、河原美知子様、大崎功雄様、匿名希望5名 その他、準備から広報、運営までたくさんの方にボランティア協力頂きました ![]() ツタ
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