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「25の小さな夢基金」2013年卒業式ふれあいの旅レポートD [2013年07月15日(Mon)]

本ブログにて6回にわたりお届けしている25の夢基金「卒業式ふれあいの旅」レポート
も残すところあと2回となりましたexclamation×2
前回のブログはこちらからご覧頂けます。
今日は、春蕾クラス卒業生の故郷を訪ねるシーサンパンナの旅第2日目です。


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シーサンパンナ滞在二日目、当初はミャンマーとの国境に有るタイ族村での観光を予定していましたが、急遽予定を変更。
「もっと生徒たちの家族や生徒たちの育った場所を見たい!観光なんていつでもできる!」というのが、参加者全員一致の意見。頼もしいです。
前日、プーラン族玉応坎さんの実家にも一緒に訪れた、同じく春蕾クラスを卒業したばかりのタイ族依金罕さんのご実家を訪問することとなりました。
突然のスコールに見舞われながらも、途中ミャンマーとの国境にある検問所へ立ち寄って記念撮影をしたり、ハニ族の民族料理で昼食を楽しみながら、3時間半ひたすら東へ向い車を進めます。

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これがミャンマー国境の検問所

依金罕さんの故郷はシーサンパンナの東部に位置し、隣国ラオスまで山をはさみ約40キロという位置にあります。
タイ族の村では、道路標識などすべてに漢字とタイ語が併記されています。東南アジアのタイ王国で使用されているタイ語とはまた異り、共通する単語こそあれど、あくまで異なるタイ族語を使用しているのだそう。


前日に訪れた、シーサンパンナ西部にあるプーラン族玉応坎さんのご実家と同じように、ここでも全ての家が高床式になっており、一階では牛や鶏などの家畜が飼育されていたり、火をおこす燃料の木材が保管されています。

IMG_0077.jpg
前日訪れた玉応坎さんの故郷と同じく、タイ族ばかりがクラスこの集落も、全ての家が高床式です


依金罕さんは、村で歴代第2番目の大学進学者。
女性では初めての大学進学者です。
突然の訪問にも関わらず、家には老若男女たくさんの親戚が集まっておもてなしをしてくれました。
「テレビの中以外の日本人を初めて見たよ。皆さんに会えてとても嬉しい」と歓迎してくれたのはお父さん。
タイ族の伝統的な衣装に身を包み、男性よりも元気な女性たちは大きな声で歌を歌いながらお酒を勧めてくれました。


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男性は朗らかで元気、女性はパワフルでもっともっと元気です

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バナナの葉をお皿代わりにして、たくさんのごちそうを頂きました


依金罕さんは2人兄妹で、21歳になるお兄さんがいます。
お兄さんは両親の畑仕事を手伝い、早くに結婚して既に子ども一人います。
お父さん、お母さんは片言の普通話を話しますが、お兄さんは小学校を中退している為ほとんど理解できません。
タイ族の習慣で、男の子はみな小学校の時にお寺に入ることになっているそうです。
お寺で使用されるのはタイ族語。
女の子達が小学校で普通語を学ぶ一方で、お寺に入った男の子たちは普通語を学ぶ機会がないそう。
このような理由から、この村では男性で普通語を話すことができる人が女性と比較しても少ないのだそうです。


短い滞在時間ではありましたが、2日間にもわたり春蕾卒業生の故郷を訪れることができたのは「卒業式ふれあいの旅」史上、今回が初めて。
再び西に向かって車を進め、ホテルのあるシーサンパンナ随一の大都・市景洪市へと向かいました。

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かわいい25の小さな夢基金」2013年卒業式ふれあいの旅レポートEに続くかわいい
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