「25の小さな夢基金」2013年卒業式ふれあいの旅レポートA [2013年07月11日(Thu)]
6月29日から一週間にわたり開催された「卒業式ふれあいの旅」 ![]() 本ブログで旅のレポートを連載しています ![]() 「25の小さな夢基金」2013年卒業式ふれあいの旅レポート@はこちら 本日ご紹介するのは、初日に開催された春蕾クラス同窓会「未来を創る」フォーラム後編です ![]() ![]() 大学生による日本語スピーチコンテストの結果を待ちながら、お待ちかねのランチタイム。 春蕾の生徒たちにとてホテルでのブッフェなんて初めてです。 イスラム教徒の回族の生徒たちの為には、回族専用テーブルが用意されました。 今年、支援して下さっている14人の生徒が卒業を迎える協会名古屋支部長の近藤釼一さんは、生徒たちからの突然のプレゼントに笑みがこぼれます。 お腹も満たされ、フォーラムは後半へ・・・ 午前中行われた大学生によるスピーチコンテストの結果発表です。 接戦を制し最優秀賞に輝いたのは「将来は声優になりたい。そのために日本に行くんだ!」 と力強く話してくれた李秀珍さん。なんとまだ大学一年生です。 発生と発音のすばらしさ、そして群をを抜いた表現力が決め手となりました。 李さんには、会員の鈴木肇さんによりご寄贈頂いた電子辞書が、 そして参加者全員に「名探偵コナン」のノベライズが手渡されました。 それぞれの視点から「日本」を研究して堂々と話してくれた学生たちが、 いつか日本と雲南を繋ぐ架け橋となるのでしょう。 日頃から昆明支部の活動を積極的に応援してくれているのは、現地で日本語を学ぶボランティアの大学生たち。 「大学生協力会」として陰ながら活動を支えてくれている縁の下の力持ちなのです。 そんな大学生協力会の活動を日本の皆さんに知って頂くべく、「雲日国際大学生協力会」の任命式が行われました。 初鹿野理事長より、代表を務める3年生の于瑋さんへ記念の盾が手渡されます。 これから後輩たちに代々受け継がれてゆく盾になりますように。 続く交流アクティビティは、テーブルごとに分かれて「夢を載せた」風車作り。 日本のサポーター、春蕾生徒、大学生たちが、夢について語り合いながら風車を作ります… 「日本語を習得して日本に行きたい」「私の愛する人がみんな元気でいてほしい」 「志望する大学に合格しますように」「平和」 願うことは、日本人も雲南の若者も同じです。 「風車を回して、夢を叶えるよー!ほらみんな回して回して!」と扇風機を持ち上げるのは、雲高明先生。みんなの夢を載せた風車が回ります。 楽しい時間はあっという間に流れ、最後は参加者全員で「昴」の大合唱。 最初は照れくさそうに「不知道〜(知らないよ〜)」と言っていた生徒たちも、 徐々に口ずさみ始めます。 日本でも中国でも知らない人はいないあの大スター"テレサ・テン"が歌った曲ではありますが、日本で言えば「平成生まれ」の彼女たち。 知らないもの無理はないか・・・ フォーラムがお開きになり、外はカンカン照り。 そんな暑さはおかまいなしに、別れを惜しむ春蕾生とサポーターの皆さん。 いつまでもいつまでも写真撮影が続きます。 「また来年きてくれますか?」と春蕾1年生。 「あなたが卒業する時に、また会いに来ますよ」 まだ習ったばかりの日本語で挨拶をしてくれる春蕾生の姿もありました。 卒業した春蕾生にとって「春蕾」は第二の家族。サポーターの皆さんは、遠く離れた日本からいつも応援している家族の一員です。 春蕾クラスの生徒たちは携帯電話を使って写真撮影をしていました。 「携帯高いんじゃないのかな?」と疑問に感じていましたが、後から聞いた話によると 中国では携帯電話は日本のようにお金のかかるものでないそう。 まして、家族と遠く離れて暮らす春蕾クラスの女の子にとって携帯は必需品です。 「25の小さな夢基金」2013年卒業式ふれあいの旅レポートBへ続く・・・ |