「25の小さな夢基金」2013年卒業式ふれあいの旅レポート@ [2013年07月09日(Tue)]
みなさまこんにちは ![]() 先週末、雲南省昆明・シーサンパンナから帰国いたしました、東京本部蔦です。 東京の暑さは雲南最南シーサンパンナの比じゃありません・・・ ![]() 今回私は、「25の小さな夢基金」で協会が応援している昆明女子中学・春蕾クラスの卒業式に合わせて行った「卒業式ふれあいの旅」で雲南を訪問しました ![]() 日頃「25の小さな夢基金」を通して、たくさんのサポーターの皆さまと出会い、 優しさを届けるお手伝いをさせて頂いている私。 初の雲南出張で、できることはそう多くはありません。 ただ一つだけ決めていたことは、「全てのサポーターの愛と、エールを生徒たちに届ける」こと。 日本へ帰国した今、今度は「卒業式に参加したいけれど・・・」と言ってくださった方、 生徒とお手紙のやりとりをして下さった方、それ以外の方法で生徒を応援して下さった方々へ雲南現地で見たもの、聞いたこと、心動かされたことをお伝えいたします。 「ふれあいの旅」レポートは全5回にわたってお届けする予定です。 春蕾クラスの生徒たちと、サポーターの皆さまとの心温まる交流の様子が 日本の皆さまに伝わりますように ![]() ![]() 【1】春蕾クラス同窓会「未来を創る」フォーラム@ これは、協会が「25の小さな夢基金」で応援している昆明女子中学の「春蕾クラス」卒業式、そして同窓生を招いての「未来を創る」フォーラムに参加する旅です。また、卒業したばかりの生徒と共に、彼女たちの故郷(本年は冒頭にもあったようにシーサンパンナ・タイ族自治州でした)も訪れます。 今回は雲南現地合流組を含め、6名の会員が「ふれあいの旅」にご参加下さいました。 旅は春蕾クラス同窓生が一堂に介す「未来を創る」フォーラムから始まります・・・ フォーラム会場となったホテルでは、雲南大学滇池学院で日本語を教えている高明先生、そしてたくさんのボランティア大学生が早くから準備を始めていました。 続々と集まって来る参加者たち。浴衣やそれぞれの民族衣装を身にまとった春蕾クラス在校生、そして同窓生たちです。 今回は、昆明への旅もすっかりベテランになった参加者が多く「好久不見!(お久ぶりです!)」の声があちらこちらから聞こえました。 参加者の皆さんが一番気になるのは、なんといってもご自身の支援されている生徒たち。初対面にも、再会にも、それぞれの感動があります。 フォーラムは協会顧問東郷浩さんのご挨拶でスタート。額に入った立派な「悦邂逅」と書かれた書を春蕾クラスにご寄贈頂きました。東郷さんの力作です。 様々な書体を混ぜて書く破体書と呼ばれる方法で書かれています。 「かいこうをよろこぶ」と読み、「出会えたことはうれしい」という意味だそう。東郷さんの気持ちが溢れています。 司会はおなじみ、昆明支部特命支部長の平田栄一さん。語学留学中の雲南師範大学は試験の真っ最中。 初鹿野理事長の「平田先生はいつも授業を逃課(授業をサボるという意味)しているんですよ!」の言葉に会場は大爆笑。 「どうしてか分かりますか?」静まり返る会場。「協会の仕事をお手伝いするためですよ!」会場中が温かい雰囲気に包まれました。終始冗談を交えながらの和やかで愉快な司会は、雲南大学滇池学院高明先生のスムーズな通訳を介して会場を湧かせます。 まずは昆明支部スタッフ作成のVTRで、この一年の活動を振り返ります。 「さっきのVTRに自分が映ってた人は〜?」の問いかけに、多くの手が挙がります。同窓生、在校生、サポーターの方々の手も。 ボランティアや会員の皆さまのお陰で、年々活動が盛り上がる「25の小さな夢基金」プロジェクト。関わる生徒や学生の数もどんどん増えていきます。 「春蕾」は、同窓生たちがいつでも帰ってこられる第二の家族なのような場所です。 同窓生代表のあいさつに続き、春蕾クラス1年ハニ族の李潤発さんによるスピーチです。 今年2月から全10回にわたり行われた「春蕾」での日本語授業の感想を話してくれました。 李潤発さんをご支援下さっている協会顧問の樋口忠治さんは、「再来年の彼女の卒業が楽しみです。しっかりと勉強してほしいですね。」と目を細めます。 様々な民族の"サラダボウル"春蕾クラスならではの出し物、民族衣装のファッションショーも会場を盛り上げました。 音楽に合わせて、様々な民族の衣装を身にまとった女の子たちが舞台にあがります。 同じ民族でも異なる色々な民族衣装があります。舞台にあがった11人はファッションモデルさながら。 フォーラム前半のトリを飾るのは、大学生5名による日本語スピーチコンテストです。 それぞれの視点から見た「日本」について、感情豊かなスピーチが繰り広げられます。 まだ行ったことのない日本ですが、行ったことがないからこそ、それぞれに目のつけ所が異なり大変興味深い内容でした。 「日本の女子高生の短いスカートは忍耐力を鍛えるためだと思います。私も彼女たちを見習って、冷たい水で顔を洗うようにして自分を鍛えているんです。」と話す学生や「日本人は、衝突を避けるために曖昧な言葉を使うことが多いですが、外国人にとっては理解できないところが多いです。それに、曖昧さの為に素直な自分を失ってしまう恐れがあるのではないかと思います。」 と話す学生もおり、雲南の大学生が見る日本や日本人の姿が垣間見えた気がしました。 お昼休みの時間を使い、日本人参加者による厳正な審査が進められていきます・・・ ![]() ![]() |