昆明に上海蟹がやってきた! [2012年11月12日(Mon)]
上海蟹はイワガニの一種で、毎年9月半ば〜11月半ばが食べ頃です
ここ昆明でも、上海蟹を食べるのが季節を感じる風流の一つ 9月はメスを食べ、10月はオスを食べるのが通な食べ方。 その理由は、9月のメスにはザクロのような赤いカニミソがいっぱいで肉厚、 10月のオスには黄色いカニミソがいっぱいで、それを口にほお張ると濃厚な香りが広がります 肉も殻から剥ぎやすいのです。 上海蟹の調理方法は、一般的に蒸すのが味が濃縮され一番良いとされます。 15分蒸して出来た上海蟹は、肉はやわらかく甘い、 カニミソは固すぎず吸いやすいちょうど良い仕上がりになります そのまま食べてももちろん美味しいのですが、私は黒酢と生姜を付けて食べるのが好きです 上海蟹を食べる時は、どんなおしゃべりな人でも黙ってしまいます。 なぜなら、日本のタラバカニやズワイガニよりもずっと小さく、肉の量も少ないので、 剥くのに精一杯でしゃべっている暇がないからです カニは多くの味を持っています。 肉の味、カニミソの味、カニ卵の味。 蟹肉の中にまたつの味があります。 太ももは繊細で乾かした貝に似ており、ふくらはぎの肉はしらすのように柔らかく、 胴体の肉は白身魚よりも白く美味しいです。 そしてカニミソはなんとも言えない濃厚な旨味 昔の上海市、浙江省あたりでは、一匹のカニを一晩かけてゆっくり味わうのが習慣だったそうです。 今年の蟹シーズンもそろそろ終盤。 来年の9月まで食べられなくなってしまうので、最後の追いあげに今晩も蟹を食べようと思います |