私の故郷09-雲南の風情 [2011年03月04日(Fri)]
みなさま、こんにちは!昨日3月3日はひな祭り
![]() 日本のひな祭りは、元をたどれば、中国発祥の曲水の宴から由来したものだそうです ![]() みなさん知っていましたか ![]() さて、今回は「25の小さな夢基金」春蕾クラスの女の子たちが、自分の故郷を紹介する連載「私の故郷」をお届けしたいと思います ![]() 第9回目は、ヌー族の和約花さんです。 ![]() その9「雲南の風情」 私は、雲南の怒川蘭坪のヌー族の女の子です。理事長さん達が私たちを訪ねてこられた際にお会いできて、とてもうれしいです。皆さんは、始終笑顔で、私たちは、ものすごく温かな気持ちになりました。私たち貧しい子どもたちを助けて下さって、ありがとうございます。この感激を、言葉で言い表すことは難しいです。私は、きれいごとは言いません。実際の行動で、すべてを証明してみたいと思います。もちろん、最高にできるということは不可能ですが、最大の努力で、がんばっていきたいと思っています。あなたたちの愛を勉強のエネルギーにして、自分の夢に向かって進んでいきたいと思います。これから、ヌー族の豊富で多彩な文化芸術をご紹介します。 ヌー族は、長い歴史と成熟した文化を持っており、その言語は、シナチベットビルマ語族の支系で、民族独自の文字を持たず、方言の差は大きいです。ヌー族は男女とも麻で織った衣服を着用し、男性は、腰になたを下げ、既婚の女性は、スカートをはいて帯をしめることを好みます。ヌー族の民族のメロディーは、純朴で温かく、高くてよく通り、リズムは穏やかで軽快、古典作品には《哦得得》という、ヌー族の青年男女が愛しあうようになるまでの偽りのない真心が表現されたものがあります。ヌー族には他に、ステップは勇ましく、心は細やかな踊りがあります。 ![]() ヌー族の祭りは特別ににぎやかです。仙女節というのが、貢山で最もにぎやかな祭りです。一人の仙女を記念するため、毎年シャクナゲが満開の頃、人々は、たくさんのシャクナゲを摘んで仙女洞に供え、聖水を飲み、仙女に無事息災を祈ります。 ヌー族の食事も独特で、手づかみでご飯を食べます。恋人や家族は「同心酒」を飲まなければなりません。人々は、飲酒を好み、自分の家で作った「咕嘟酒」「濁り酒」「梁酒」「トウモロコシ酒等を飲みます。香り濃く、芳醇で、喉の渇きを潤すことができるだけではなく、滋養強壮にも効果があります。他には有名な石で焼く餅があります。 もし、ヌー族のことをもっとお知りになりたいのなら、私はいつでも皆さんのお越しを歓迎します。私のことを覚えておいてくださいね。サポーターさんが、私の勉強をずっと応援してくださることに対して、ここに感謝いたします。私は頑張ります。 文:和約花(夢基金第3期生) 【翻訳:平松宏子(ボランティア)】 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ 「私の故郷」バックナンバー 第08回 美しき滬西―楊噤i漢族) 第07回 桃源郷―莽徳芬(ペー族) 第06回 隠れた名所!東川―彭安麗(漢族) 第05回 黄金色のふるさと―王丹丹(プイ族) 第04回 世界を愛するために―雷木門(チンポー族) 第03回 多種多彩!故郷の民族―雷会蘭(タイ族) 第02回 自己紹介―賀金菊(リス族) 第01回 棚田の故郷―呉仙(ハニ族) ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ |