愛知学院大学心理臨床センターでのPCAGIP
[2024年01月07日(Sun)]
12月に愛知学院大学の心理臨床センターで行ったPCAGIP研修の学生レポートを共有いただき、29名分を拝読した。
「成田先生」のファシリテーションをじっくり観察していろいろ感想を述べてくださったり、自分がファシリテーターをしてみた時の難しさや「もやもや感」、「批判しない」というルールのメリット・デメリット、質問やフィードバックが順番制であること等の構造化された部分についてのメリット・デメリットなど。。。とても多くの角度からいろいろな考えを述べて下さっていました。
PCAGIPはカール・ロジャーズが実践したパーソンセンタードアプロ―チがベースになっている検討法ということもあり、参加者の多くが、「カウンセラーとしてだけでなく一人の人間として」とか「自分自身の成長や自己実現」といった視点も持たれていたのが印象的でした。
さすが、心理士の卵のみなさま、深く鋭く考えを巡らせていらっしゃるのが伝わってきました。
PCAGIPは「問題解決手法には向いていない」とよく言われますが、問題解決をどうとらえるかによっても変わってくるお話しです。考案者の村山先生は、「問題というのはそんなに簡単に解決できないからこそ問題。むしろ問題を問題と思わなくなるプロセスが問題解決では?」とおっしゃっていたのが印象に残っています。もちろん、即座に答えが必要な場合には向いていない対話手法でしょうね。
そして、ルールとなっている、「批判しない」=「異なる意見が言えない」、と捉えてしまう学生さんが多かったことも、最初の説明が不足していたなと気づかせていただきました。
今年も何度かPCAGIPをさせていただく機会があると思います。
半世紀以上にわたってファシリテーターの在り方の根幹の部分を担ってきたパーソンセンタードアプローチ。私自身もまだまだ理解が及んでいないところ、気づいていない暴力的なところ、足りていないスキル、があるかと思います。それでも、何百回と行ってきたPCAGIPの知見は少しずつは重なってきていると思います。
今年もPCAGIPという場での皆様との出会い(エンカウンター)が楽しみです!
PCAGIPを開いてほしいという方や組織がいらっしゃいましたらお気軽にお声かけくださいね。
「成田先生」のファシリテーションをじっくり観察していろいろ感想を述べてくださったり、自分がファシリテーターをしてみた時の難しさや「もやもや感」、「批判しない」というルールのメリット・デメリット、質問やフィードバックが順番制であること等の構造化された部分についてのメリット・デメリットなど。。。とても多くの角度からいろいろな考えを述べて下さっていました。
PCAGIPはカール・ロジャーズが実践したパーソンセンタードアプロ―チがベースになっている検討法ということもあり、参加者の多くが、「カウンセラーとしてだけでなく一人の人間として」とか「自分自身の成長や自己実現」といった視点も持たれていたのが印象的でした。
さすが、心理士の卵のみなさま、深く鋭く考えを巡らせていらっしゃるのが伝わってきました。
PCAGIPは「問題解決手法には向いていない」とよく言われますが、問題解決をどうとらえるかによっても変わってくるお話しです。考案者の村山先生は、「問題というのはそんなに簡単に解決できないからこそ問題。むしろ問題を問題と思わなくなるプロセスが問題解決では?」とおっしゃっていたのが印象に残っています。もちろん、即座に答えが必要な場合には向いていない対話手法でしょうね。
そして、ルールとなっている、「批判しない」=「異なる意見が言えない」、と捉えてしまう学生さんが多かったことも、最初の説明が不足していたなと気づかせていただきました。
今年も何度かPCAGIPをさせていただく機会があると思います。
半世紀以上にわたってファシリテーターの在り方の根幹の部分を担ってきたパーソンセンタードアプローチ。私自身もまだまだ理解が及んでいないところ、気づいていない暴力的なところ、足りていないスキル、があるかと思います。それでも、何百回と行ってきたPCAGIPの知見は少しずつは重なってきていると思います。
今年もPCAGIPという場での皆様との出会い(エンカウンター)が楽しみです!
PCAGIPを開いてほしいという方や組織がいらっしゃいましたらお気軽にお声かけくださいね。