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"自然にしていること"[2012年09月07日(Fri)]
20120906.jpg

韓国済州島で開催されている国際自然保護連合(IUCN)第5回世界保護会議に参加しています。

IUCNは1948年に設立された政府やNGO、科学者や専門家らが参加する世界最大の自然保護機関です(詳細はこちら)。私は2010年10月に名古屋で生物多様性条約第十回締約国会議(CBD-COP10)が開催された当時名古屋に暮らしていたというつながりからこの領域との接点をもち、現在はIUCN教育コミュニケーション委員会のメンバーとしてIUCNの活動に携わらせていただいております。

今回の世界保護会議(IUCN-WCC)のテーマは「Nature+」です。IUCNのサイトによると、これは自然の根本的な重要性、そして自然が私たちの暮らしのあらゆる側面とつながりを持っていることを表現した言葉だそうです。自然は強い。レジリアンス(復元力)を持っている・・・。

本日開催されたオープニングセレモニーではIUCN会長のほか韓国大統領など多くの要人からのスピーチが続き、自然の重要性のみならず社会正義について、それから歴史からの学びについてなどの言及がありその一つひとつがとても心に残るものでしたが、MCの女性が最後にこのように要約した言葉が印象的でした。

What we do to nature is what we do to ourselves.

私たちが自然にしていることは、私たち自身にしていることと同じ・・・。この言葉はつまり、自然を崩壊している人間が、実は知らないうちに自らを傷つけているのだということを暗喩しています。オープニングセレモニーでは自然と人間の関係について音楽や映像、踊りで表現したパフォーマンスが披露され、そこでは生命の素晴らしい営みに「破壊行為」を行う人間、そしてそこから再び自然を復元し自然との共生を取り戻すというものがたりが表現されていました。破壊のシーンのあと、叫びにも祈りにも似た美しい女性の唄声が心に深く突き刺さり、涙してこれを聴きました。「自然を壊すのをやめて」あるいは「自然を否定したりコントロールしようとするのはやめて」という言葉は、実は「あなた(あるいは私)を壊さないで」といういのちに向けられた言葉なのではないか。そう思わずにはいられませんでした。

少し哲学的なことも含めて、私たちは自然というものを、あるいは"自然にしていること"を見つめ直さなくてはならないのではないか。それから、変化のための行動を起こすこと。この時代、私たちにはこういった課題が鋭く突きつけられているのだなと感じます。

明日からの会議。私は生物多様性を守る戦略目標「愛知ターゲット」に関連する情報をあつめてこれたらと思っています。

写真は済州島の夕暮れ時の一枚です。
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