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ゆれる。[2019年12月04日(Wed)]
Waterlogue-2019-12-04-07-54-31.jpg

都内での用事のために
一旦山を降り、飛行機に揺られている。

山からはバスで約1時間。
それから電車にゆられ
再びバスに揺られて
ようやく飛行機に
そしてまた、バス、電車、電車、電車と続く。

夜中に、
みっつの時差をまたいで
オンラインの打ち合わせがある。

一方
私はというと
身体のなかで止まり方を知らない涙が
溢れ続けているようで
どうしていいかわからずにいる。

こんな時は閉じていたらいいのに
世界と糸のいっぽん分でもつながっていられたら
死なないでいられるような気がして
空の上から、これを書く。

こんなに涙がとまらないのに
私には
自分の強いところばかりが目について

目を覚ましたら
そこが月面だったらいいのにと思う。

消えたい という
一見もっともか細く聞こえるこの声の
素知らぬ強さを

読む人の内に
音にしたくて。
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