ゆれる。[2019年12月04日(Wed)]
都内での用事のために
一旦山を降り、飛行機に揺られている。
山からはバスで約1時間。
それから電車にゆられ
再びバスに揺られて
ようやく飛行機に
そしてまた、バス、電車、電車、電車と続く。
夜中に、
みっつの時差をまたいで
オンラインの打ち合わせがある。
一方
私はというと
身体のなかで止まり方を知らない涙が
溢れ続けているようで
どうしていいかわからずにいる。
こんな時は閉じていたらいいのに
世界と糸のいっぽん分でもつながっていられたら
死なないでいられるような気がして
空の上から、これを書く。
こんなに涙がとまらないのに
私には
自分の強いところばかりが目について
目を覚ましたら
そこが月面だったらいいのにと思う。
消えたい という
一見もっともか細く聞こえるこの声の
素知らぬ強さを
読む人の内に
音にしたくて。