スイミング・プール。[2012年07月02日(Mon)]

水色の美しいスイミング・プールを備えたスターバックスコーヒーのベランダ席で、人と語らう時間を持ちました。その人の服はコーラルのような色をしていて、まるで水色と会うことを知っていたみたいに風景になじんでそこにいました。ひさしぶりに交わす会話は息巻いていた恥ずかしくなるような過去の記憶を呼び起こし、心をそわそわさせるものがありました。

(以前、小町通りで写した”しっぽぱたぱたの猫”)
その人との会話の中で、水のことについて少し触れました。水は縁結びといわれているけれど、どうしてだろう。私は京都の貴船神社で目にしたいいつたえのことをぼんやりと思い出し「水というのは交流に関連するという話があってそこからだと思う」というようなことを口にしました。あとになって調べ直してみるとそれは貴船神社にある「天の磐舟」という船の形をした岩にまつわるもので、古来船は唯一の交通手段として人と人、文化と文化の交流(結ぶ)に関わってきたことから縁結び信仰とも関わりがあるのだそうです。
交流という言葉から「交わり」という表現を思い出しました。先日訪れた日曜礼拝で牧師さんはこの「交わり」という表現をよく用いていました。「精霊の交わり」それから「喜びの交わり」。前者は祝福の言葉の中で、後者は説教の中で耳にした言葉と記憶しています。この「交わり」という言葉は同時に「変化」をも意味する言葉であります。交わることで変わらないことはありえないからです。この言葉が印象に残ったのは「目覚め」あるいは「新たなる誕生」という新鮮な雰囲気を醸し出す「交わり」という言葉はとても官能的でもあり、それを礼拝堂という清らかな場で耳にすることに特別さを感じたからかもしれません。
ところでここ数ヶ月の間、夜の9時頃になるとどうしてもなく眠たくなる感覚に襲われることが続いてます(旅行等にでかけていると、そういうことはないのですが)。よほど早く起きることにして朝型の生活に切り替えるか、夜は早く店じまいにしてジョギングにでも出掛けるようにするとよいのか。風邪からの回復に向かう身体に尋ねてみようと考えました。