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雨の日に想うこと。[2012年08月14日(Tue)]
20120814.jpg
(内緒の、誰かさんたちの、うしろすがた)

土砂降りの雨の日。土の中に眠るものたちが、雨水に降れ、香りにおいて解き放たれます。

雨は天から降りてきて、空間を経過し、私たちの意識を大地へと結びつける。縦に降りてきたそれは、地上を伝い、流れとなって平らの方向へと道を拓いてゆく。

夏の日には蛙の生臭い匂いがどこかからぷうんと漂ってきたり、雨の通り過ぎた後には甘い蜜の香りがどこからともなく空を満たしていたり。

周りの音も聞こえなくなるくらい激しく降る雨の中にいて、私はふと、鎌倉の二階堂にあるお寺やお墓のことを思い出しました。苔むす階段。水の気配に満たされた空気。「死」という形をとった、生き続けるエネルギ−の存在感。

雨降りは、普段は気づかないたくさんのつながりを思い出させてくれます。

都内でお仕事をしている方に宛てたメールに、こんなことを記しました。「雨降りの日は、東京に坂がたくさんあることを思い出しますね」。小さな滝がたくさん流れるまち。方々に生きているものたちの気配があって、ぼうっとしてはいられない地空間。東京ってやっぱり、パワースポットだなと思います。

もっとたくさん、地面が呼吸をできるようであればね・・・。

雨降りの日のもうひとつの空想は空海のことでした。あちこちに水を湧かせたり楠を植えて歩いた空海。私たちは密かに、空海の庭に暮らしているのです、実は、きっと。
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