けわしい生き方。[2014年04月17日(Thu)]
チューリップが、はじけるように咲いている。
大きく、空を仰いで
生き漏らすことのないように
そのまま壊れてしまっても
悔いなど少しも 残ることがないように。
***
初めて会ったはずなのに
そうとは思えないひと
というのが、誰にもあるのは
どうしてだろう。
そういう時、たいてい
向こうの方も
(そうですねえ)なんて
同じように感じるのは
どういうわけだろう。
私は
私たちの記憶のすべては
大空とか、海の呼吸に
すうぅーーーっと吸い込まれて
その呼吸のなかで
世界はくるくる、かき混ぜられて
そうして一緒になったものが
私たちひとりひとりの細胞のなかに
呼吸から、ふたたび取り入れられていって
そんな
からくりがあるから
っていうのが、こたえのような気がする。
だからときどき
(この哀しみ)というのが
ほんとうは一体誰のものなのか
(あれ?)と分からなくなり
途方に暮れてしまう
***
(「言葉がなくて悩めない」という悩み)という文章を
インターネットでみつけた。
一日中
地面の(山あり谷あり)を
いろんな角度であるく
(ありんこ)が動くのをみている
例えばそんなことから
言葉は自然にわいてくるような気がする。
***
ここのところの関心は
(病の淵に 添えたいものは何か)
それはずっと、ぶれないことです。