響き[2013年11月17日(Sun)]
気がつくと交信のやり方がこれまでと少し変わってきた。
いつ、どこで、誰に
時間と共に、対象を意識する会話。
相手の都合を考えずいつでも発信できるネットの世界では、この感覚は薄れてくる。
だから敢えて
いつ、どこで、誰に
を意識してみると、時や風景に鮮やかさが取り戻されるような気がした。
秋風が新呼吸を、大地の香りを、思い起こさせてくれるように。
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昨日久日ぶりに合気道の稽古に出席した。
よかった。言葉にできないくらい、いい。全方位的に。
全体稽古の後、自主稽古をしている人の、受身で畳に叩き付けられる響きを聞いて
「自分が細胞だったころ」を思い出したような、不思議な気持ちになった。
響き;Resonanceとは、深い言葉だ。
コミュニケーションは誰のものでもない。
我が在る姿 ーそれはまさに、時そのものではないか。
星の降る夜。呼吸を意識する。