もしもあと、一週間しか残された時間がなかったとしたら。

そんなことを、ふと考えた。

だってほら、紫陽花だとか、旬の時間が短いじゃない？
そうすると、まだ来週はあるかな、とか、
あと何日くらいかな、とか、
数日から二週間くらいの間の、時間のことが、とても気になってしまう。

紫陽花と、私と、お互いにとって都合のよい時間を
どこで、どうやって、みつけようか。
こっそり、ひっそりとした静けさの時を。

考えてみれば、一週間も、それぞれ曜日に色彩があって、
その様子は、紫陽花の花に似ている。

　月曜日は緑
　火曜日は黄色
　水曜日は水色
　木曜日は青（もしくは紫）
　金曜日はオレンジ
　土曜日は赤
　日曜日は白

昔からずっと、この色のような気がしてる。

　ドは赤
　レは黄色
　ミは緑
　ファはオレンジ
　ソは空色
　ラは紫
　シは白
　ドは赤

・・・これは・・・
もしかしたら、オルガン教室に置いてある鍵盤と
そこに貼られたシールの色・・・だったのかもしれない。

記憶は定かでないけれど、
ミのフラットあたりは、抹茶のような色の気がする。

あと、もしも一週間しか
時間がなかったとしたら

緑色の月曜日は間もなく終わり

もうすぐ黄色の火曜日がくる。