会っているのか、いないのか。[2013年05月07日(Tue)]
ここのところ、よく見る夢。
「いつもの顔ぶれ」が一同に集う。
「いつもの会話」を交わす私たちは、けれどもとても奇妙な状況の中にいる。
通信の不具合で、情報の伝達がおかしくなったり、
どこなのかわからないところにみんなして立っていたり。
そういうことが続いて、ふと気づいたのは、
「あれ、私たちちっとも、いつもの世界にいないや」ってことだった。
「いつも?」
最後にあってから、もう、何ヶ月も、何年も経っているはずだよね。
けど、何故だか「いつも」の感覚でこうして話してる。
何故か急に、誰かの世界に潜り込んでみようとしたりさ。
これって、どこか現実離れしていない?
そういう夢を重ねて、ちょこっと、どきりとする。
「会っている」つもりのあの人とも、本当はもう何ヶ月も会っていない。
そのまま、同じように、何年も月日が積み重ねられていく。
私たちの間の時間は、どこにいくんだ。
私たちの間に、時間は機能してるのか。
夕食の買い物をして、
スイカのカットされたのを眺めながら考えた。
それは小さく暮らす人用に、
プラスチックの器にラップで包んで販売されている。
賞味期限のわからないものは、怖いなあ。
こんな風に丁寧に包まれて、大切にされていても
痛んでいることは、外からみても直ぐに分かる。
みずみずしい存在ってそうだよね。
みずみずしさの分だけ、そうだよね。
会っているのか、いないのか。
分からない時間と距離の世界から
私は、抜け出そうと試みているのかもしれない。
水の下、見えない世界に広がる
潜在意識のたてる音。