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柱の傷は・・・[2013年04月27日(Sat)]
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ゴールデンウィーク初日。気持ちのよい朝です。

代々木公園を通り抜けると、チューリップの花がふわふわと揺れていて、そこに妖精の姿をみつけたくなった子どもの頃の気持ちを思い出しました。

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「柱の傷は一昨年の〜」と歌にあるけれど、柱に傷をつけることって、子ども時代ならではの楽しみ。大学生くらいまで?その楽しみが続くひともいるけれど(そして、大人になると、重さの方を念入りに図ってグラフなんかつくっちゃう人たちが増えるんだけど)。

一年がたち、二年がたって「こんなに伸びたんだから!」と比べることがおかしくもあるし、ちゃんと成長してるかなと、不安になってこっそり確認してみたくもなる。あんなに小さかったのにいつの間にかぐいぐい他のひとたちを抜いていっちゃう子もいたりして。

大人の今は、そんな時代を思い出すことで、背筋を伸ばしたい気持ちになる。気持ちが、垂直に伸びていく。

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子どものころは、おとなというのが、羨ましかった。宿題はないし、お手伝いしなさいとしかられることもないし。「子どもにはわからない」って、話にいれてもらえないなんてことも、なくなるし。

子どもの世界には、おとなっていうのは、ちょっと別のいきものみたいだった。知らない言葉を、たくさんしっていて。でも大人になると、なんだ、あんまり変わらないなって思うことの方が、多いような気がする。

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もし、今まだわからない世界が目の前に広がっていても、それが妙に不思議で遠いものに思えても、いつか掴めるようになる日がくるし、辿り着いた先の自分は、やっぱり、相変わらず自分なんだ。

それが安心でもあり、ちょっとがっかりだったりもして。

でも、「自分」はいちばんなじみ深い存在だから、転んだとき、たいくつで仕方がないとき、どうすればいいか、いちばんよくしってるのも、やっぱり自分なんだろう。「忘れること」「みえないこと」はあっても、やっぱりいちばん、私とくっついてるのは、自分。

みえない境界線を持ち。
春とそよ風が、仲良しであるように。
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