おばあちゃんの手紙[2013年01月24日(Thu)]

久しぶりに走りました。時々眩しい、薄曇りの由比ケ浜。海は遠く。崖ぷちの間の空は、坂を駆け上がるたびに近く。

たくさんのいろいろなことが頭に浮かんできたのだけれど、今ここに記したいのは何故か、おばあちゃんの手紙のことです。おじいちゃんが死んだあと、棺にいれるようにと、筆でしたためた二通の手紙。

そこに何が記されているのかは、私はわからないけれど、おばあちゃんはその手紙を、おなじものを、二通書いた。ひとつは棺の中のおじいちゃんに。もうひとつは、自分の記憶のために。

おばあちゃんは、その手紙をときどき読み返したりするのだろうか・・・。そんなことを、ふと考える(おばあちゃん、そもそも、あのお手紙のこと覚えてる?)。

由比ケ浜の海岸は、たくさんの風景を瞳に届けてくれる。漁にから戻ってきた漁師さん。焚火をしながら迎えるおかみさんたち。漁師さんのつかっている、なんて美しい小屋・・・。
おじいちゃんが亡くなって、もう何年もたつ。おばあちゃんの心の中には、どんなおじいちゃんが住んでいるのだろう。どんなことを、ときどき思い出すのかしら。
果てしない人生のことを思いながら・・・。
そう。私が今朝走りながら考えていたことは、Peace Outのことでした。ツイッターでね、Peaceって言葉で人がなにをつぶやいているかを探しているんだっていう人がいたのです。その方とはじめてあったのは、今から3年くらい(もっと)前。で、その人が教えてくれたのがPeace Outって言葉。「じゃあね」っていう、意味なのだそうです。夜の時間になると、たくさんの人がそれをつぶやいているんだって。
私はそのことと一緒に、「sleep in heavenly peace」という歌詞のことを思い出しました。「きよしこの夜」の。
それで、会う人たちにみんなと、そういう気持ちでお別れしたいなと考えました。
「あなたに訪れる眠りが、天国のように平和なものでありますように」
だって、人生てとても、強くてはかないものじゃないですか。