how you see the world (世界とは、あなたの選択)[2013年01月16日(Wed)]
とある会議の現場で、あるチームのコーディネータを務めるとっても素敵な女性がいました。
扱う議題が重いので、話し合っているうちについつい場が暗くなったり、とんちんかんなことを言って周りをいらいらさせるような人が突然現れたり・・・。ともかくいろいろなことが起こる現場を、持ち前の笑顔と転換力で本当に素敵にコーディネートしていて「ああ、こういう人って本当に素敵だなあ・・・」と彼女からいつも元気をもらっていたのです。
そこにある日、新しい一人のメンバーがやってきました。その日のミーティングも、たくさんメンバーがいてとっても大変だったけれど、彼女の笑顔で時間通りに終わって、ちゃんと全部のトピックも話し合われて、「じゃあ、またね」と笑顔で解散。
・・・だったのですが、会議が終わると、その新しいメンバーは私に一言こういいました。「すっごい雰囲気悪い会議だったよね。あのコーディネータの人って、すっごく評判悪いんでしょ?私が仕切るって、勝手に仕切り始めちゃったんだってねー」。
え・・・あれ???同じ場にいたのに、感じるものがこんなに違うって、何故だろう???
同じようなことは重なって起こるもので、それに似た体験が、そののち短い間に、数回ありました。私がすごくいいな、と思った人に対して、別の女性からの反応が「なんなのあの人、最悪!」みたいなやつ。
振り返って気づいたのは、思い起こしてみると、その人たちはいつも、人の良くないところを指摘することがものすごく得意なのだということ。「あの人、いいですよね」の答えが「なんで?お金払ってるんだしそれくらいやって当然じゃない?」とか。「ああいう活動、私もできる人になりたいな」に対して「いるいる、暇を持て余して、いかにも社会によさそうなことをしてる人たち。欲求不満なんかね?」とか。
どういう風に感じてもその人の自由だけれど、そういう考え方はとっても損だしつらいことだなあ・・・と思いました。だって「すごい素敵!そういうところ、見習おう」って思っている間に、その人たちは「あの人ってなんて嫌な人なのかしら」ってイライラしながら嫌なことリストをつくって、さらにはそれを他人に自慢しにかかるわけだから(人の悪いことばかりいう人の周りからは、そうでないタイプの人は自然と離れていきます。怖いし)。それは決して、心地良い作業では本当はないはずで(でも、そういう悪口をいいながら、その人たちはちょっと嬉しそうな顔をしていたりもして、不思議なのですが)。
・・・って。そういう風に「ひとのよくないことを指摘している私」も、今この瞬間はやっぱり「よくないよね」エネルギーの波長の中にいるわけだから、そこにあまり長くい過ぎないように気をつけなきゃなと思います。何より「あの人って、残念な人だな」ってマイナスからスタートしちゃうと、自分の周りが負のスパイラルが織り上げた関係性で凝り固まっちゃう。そして、それに慣れて、なんとも思わなくなってしまう。
「あの人って、ネガティブな人なの」なんて、本当はきっといっちゃいけないことなのだろう。
そんなことを、考えつつ。
世界は、人がそれをどう見るのかで変わる。ほんとうに、本当に。
追伸:
このブログの風景写真を昨日、facebookに「デートです」ってあげたら、とてもたくさん「いいね!」がついて驚きました。へへぇ、いいでしょう?手をつながないデート。みなとみらいや東京タワーをデートの想像を持たないで歩けてしまう能力、私にはありません。