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2011年9月、2年間の大学院生活を無事修了し、3足わらじ生活も終わりを告げました。
よって2011年9月25日の記事を以って、当ブログの記事投稿を終了します。
2011年10月よりFacebookに完全移行しましたので、今後はそちらをご覧下さい。
http://www.facebook.com/yuichiro.yamakawa

応援してくださったみなさまにこの場を借りて感謝申し上げます。
今後ともよろしくお願いします。
キレイ事でない”共存” [2011年05月19日(Thu)]

一昨日、伊豆の天城の牧場でのシカの囲い罠猟に参加してきました。



今、伊豆ではシカが増えすぎて森林や牧草地、農地への被害が

極めて深刻になっていますが、伊豆に限らず、全国の中山間地で

非常に大きな問題になっています。



原因ははっきりとは分かっていませんが、

@狼の絶滅、ハンターの減少などによる狩猟圧の減少、

A天然林の減少に伴うシカの食糧の減少等

が主要な原因といわれています。




伊豆半島は静岡県内でも特に被害が深刻で、

森の木の皮は剥かれ、材としての価値がなくなることは勿論、

食べられる木はすべて食われてしまうので、アセビなど

特殊な耐性を持った木のみが残っているという異常な状態になっています。





そこで、野生動物管理の観点から、シカに関する特定計画を策定、

数年前から頭数の適正化に取り組んでいます。

しかし、平成14年に1500頭の駆除数が、平成22年には5000頭と

3倍以上に上っているにも拘らず、密度は2.7頭/haとむしろ増えている

いるそうです。




また、ハンターの平均年齢は70歳以上と高齢で、あと5年もすると

動ける人もだんだんと少なくなり、更に問題は深刻化します。





富士山は全体が国立公園で、その半分が国有林で、鳥獣保護区に

指定されており、狩猟は禁じられています。

こちらも近年爆発的にシカが増えていて、夜に牧草地を通ると

ものの30分くらいの間に10-20頭は平気で見られます。

植生にも被害が及び始めていて、何らかの対策が必要です。





ここまでが、現状。





僕は、「増えた→減らす」

という安易に「駆除」は違うと思っています。

いわば人間の都合で増えたものを、増えすぎたから減らす、

というのはこれは正に人間のエゴであると強く思います。





ただ、林家、酪農家、農業を営む人の声は切実で、

これは都会に住んでいるとこの深刻さはわかりません。





シカの頭数は既に危険水域を悠に越しており、僕は

ある程度のレベルまで減らしていく必要はやはりあると思います。




ただ、「有害鳥獣の駆除」ではなく、そこには命に対する敬意が

必要でしょうし、しっかり食べてあげるのが最低限の責務だと

感じます。それがシカの命をいさめることへのせめてもの

償いになるのではないでしょうか。




僕は、この問題を田舎の人だけでなく、都会の人も含め

国民全体で共有したいと強く思います。




今回は、ハンターの高齢化に伴う狩猟圧減少に対して、

猟銃に頼らない個体数管理方法として、「囲い罠と人勢子」

という新たな方法の検討をしました。




柵の中にある程度シカが入った時点で、ゲートを閉め

閉じ込めた後に、人が追い込んでくくり罠にはめる、という

やりかたです。






大きな県の牧場の一角を開放して「くくり罠」と呼ばれる

踏むと足が絞まる方式の罠を80個ほど設置して夜を待ちます。




結果は21:00の時点で12頭牧場の柵の中に入り、

ただ、網の小さな穴をこじ開けてうち9頭は逃げて

しまいました。







収穫としてはありました。しかし思うところはたくさんありました。




県の野生動物保護管理の担当者も、立ち会った地元のハンターも

この問題に対する切実さが違います。




野生動物とのやりとりは真剣そのものなので、

一度対峙すると「捕まえること」に必死になります。

しかし、ともすると駆除が目的化し、「生物としての尊厳」は

横においておかれる。

非常に複雑な気持ちです。




しかし、僕たちは単なる「森を守ろう!」とか「野生動物を保護しよう!」

とか、「自然にふれあおう」とか、そういった単なる「キレイごと」ではない

本当の意味での共存を目指さなければならない。




富士山麓でも、色んな人を巻き込み、本当の意味で「シカとの共存」を目指す、

関する取組みをこれからしていくつもりです。


県のシカの低密度化プロジェクト担当の大橋さんと集った人たち。農工大「狩り部」の面々も。
Posted by ラガー at 05:21 | 仕事 | この記事のURL
修論中間発表なるものは [2011年05月15日(Sun)]

昨日、「修士論文中間発表」なるものがありました。



僕は今期卒業(予定)なので、今修士の研究を必死で

まとめていますが、その「途中経過」の発表でした。



それに先立つこと2日前。

研究会(ネットコム)で中間発表の練習があって

コテンパンにやられたので、自分なりに考え直し

練り込み、目標を設定した上で臨みました。




金子先生からは

「中間発表は問題点を洗い出すための場なので、

できるだけ色んな意見(批判も含め)もらえたほうが

いいい」といわれていたので、そういった意味では

結果は上々であったといえます。




確かに、経済学、経営学、組織論など、異なる専門の

先生から思っても見ない指摘ももらいました。

これが、SFCのいいところです。




僕の研究は

「親子向け環境教育プログラムおける大人の行動変容要因」

です。




環境教育をベースにしているにも拘らず、

「環境教育」「教育」を専門とする学部を選ばなかったのは、

様々な要因が絡みあっている「行動変容」を扱う場合には、

教育論の外に出る必要があると考えたからです。




どう結果を出すかはこれからが1ヵ月半が勝負ですが、

何とかこのしんどい部分を乗り切って最後に笑いたいな、と思います。



Posted by ラガー at 21:49 | 大学院 | この記事のURL
FCWeekセッション、行ってきました! [2011年05月10日(Tue)]

行ってきました、「Future Center Week」




敬愛して止まない慶応大学の高橋先生にお誘い頂き

ゲストとして対話に加わり、約4時間に亘って対話してきました。




”Future Center”とは、

「未来志向で創造的に対話する場」であるらしいのですが、

正直最初はよくわからないまま参加しました。





Future Centerの特徴は、想いを持った人の「問い」から

始まり、多様な人が知恵を出し合い、情報を可視化しながら

相互のアイディアに学び、アクションを起こしていくという

ところにあります。




今日のセッションは、今回の企画の発起人でもあるボブの

「皆が望む社会に向かっていくため、何を成功指標とすべきか?」

という問いからスタートし、議論はやがて「コミュニティ」のあり方に

収斂していきました。





ソーシャルメディアが発達した現在、土着性の強い

従来型のコミュニティだけでなく、テーマで繋がる

ゆるいコミュニティが対極としてあり、当然その間も

存在するということ。

そしてそうしたコミュニティが社会に網の目状に形成されて

いるとしたら、その成功指標は何なのかということも議論され、

今まで経済的価値としては論じられてこなかった

「つながり」といった尺度も浮上しました。




広さ、強さ、活性度、場所、時間、考え方など

様々な軸で定義されうるコミュニティは

レジリエント(resilient)−打たれ強く、しなやかで

変わらないものを持ちつつ、変わっていくものである

ということが実感できました。





50人ほど集った参加者はほとんどが経営者、企業人

でしたが、今回一番驚いたのはそうした人と

普通に対話ができたことです。





NPOに勤める私にとって、経済的価値以外の

「成功の尺度」といった議論を彼らとしていること自体、

こうした活動を始めた10年前と隔世の感があり、

時代の変化を実感できました。




そして、そうした場を意図的に作り出し、イノベーションを起こす

「Future Center」の可能性も強く感じました。




この催しはあと3日間続きます。

残念ながら僕は行くことができませんが、何が生まれるのか

本当に楽しみです。議論を見守りたいと思います。









Facebookのグループの議論がアツいです。 [2011年05月06日(Fri)]

暫く前からFacebookを使い出し、使い勝手の良さ、
ダイナミックさに驚いています。



・・・さて、


Facebook上に立ち上がったディスカッショングループ
「3・11後の日本を構想する」が今アツいです!



慶応の大学院の高橋秀明先生が発起人となって
立ち上がったこのグループは、
民間レベルで様々な角度から議論し、
この未曾有の大震災を機に日本の将来を描こう、
というものです。


現在、企業の経営者、技術者、メディア関係者
NPO、学生など様々な人が集い、
エネルギー、リスク管理、意識、ライフスタイル
などソフト、ハードの両面から興味深い
議論が展開されています。



僕はNPOの立場から人々のライフスタイルの変革
企業が継続的に被災地にコミットする仕組みなどを
提案しています。
(この点は来週10日のFuture Center Weekでも
 議論したいと思っています)
https://blog.canpan.info/yuichiro/archive/288




グループはオープンですので、ぜひ自然学校関係者も
入ってください。
http://www.facebook.com/home.php?sk=group_143055022429242&ap=1






高橋先生のコメントを引用します。


ディスカッション・グループ  「3・11後の日本を構想する」

2011年3月11日におこった東日本大震災と原発事故は、
これからの日本にとって明治維新や太平洋戦争に
匹敵する転換点になるかもしれません。目を覆いたくなる
ような大震災の惨状、悲しみに耐える被災者の姿、
「想定外」が連発された原発事故、国難に対応する政府の
体制を目の当たりにして、我々フツーの市民一人ひとりが
「被災者のためにできること」、「自分がいまできること」に
はじまって、日々の暮らし方から社会のあり方、
企業のあり方、政府のあり方など普段あまり考えないことを
改めて考えたのではないでしょうか。

政府は東日本大震災復興構想会議(議長:五百旗頭
防衛大校長)を設置し、6月頃には第一次提言をまとめる
そうです。専門家、有識者は、知見を活かして専門性、
精度に優れた提言をするでしょう。でも我々市民も、ここ
一カ月、随分と考えてきました。いや考えさせられました。
せっかく考えを深めたのですから、考えただけで終わらせては
いけないし、政府に任せっぱなしではいけないと思います。
そこでフツーの市民が生活体験、直観、肌感覚に基づいた
提言が出来ればいいなと思って、このディスカッション・
グループを立ち上げた次第です。

グループは、現予定としては6月末までの限定期間で
設置します。基本的ミッションは、「3・11以降の日本が
どんな日本であってほしいか」、「そのために具体的に
どうしたいか」を論じ、意見を交換し、共有することです。
そして提言がまとまれば外部に発表していきたいと
思います。(後略)



(前略)市民の意識、価値観などのソフト面のことです。
これは長期的な運動になるでしょう。大震災を機に
再認識された日本の旧き良き価値観、「秩序」、
「互助」、「節約」、「自然への畏敬」などを、
どう未来へ伝えるかという課題があります。

単に教えるだけでは肚落ちしないし定着しません。
山川さんの自然教室などの体験型学習などの活動は
有効だとおもいますが、これらの体験型学習を
どのように日本中にスケールさせ、長期間の運動に
転化させるのかはイノベーションが必要です。

おカネがかかって複雑なことを全て国に丸投げ
していては、良い結果が得られそうもないことに
我々は気づいたのだと思います。
この分野も良い提案をお待ちします。(後略)



日本の未来を創る−フューチャーセンターウィーク [2011年05月03日(Tue)]

「フューチャーセンターウィーク」というイベントの
5月10日のゲストとして登壇することになりました。



フューチャーセンターという言葉は僕も最近知ったのですが、
「未来志向の創造的な対話の場が、新しい日本を創るために必要」
という考えで行政、市民、企業の壁を超えて社会に変革を
起こしていく場と捉えることができます。



「フューチャーセンターウィーク」は5月10〜13日の4日間で
ゲストと参加者との対話を通じて、様々な角度で日本の未来を
紡ぎだす場になるようです。
http://www.glocom.ac.jp/2011/05/post_156.html




5月10日のテーマは

「震災後の日本:新しい成功指標を作る」



僕のほかに

・熊倉敬聡さん(慶大教授)
・高橋秀明さん(慶大大学院教授, NEC社外取締役)
・西川敬一さん(株式会社ブロックス代表取締役社長)
・和田彰さん(Great Place to Work Institute Japan 代表)
・中村克海さん(中央精工株式会社 代表取締役社長)

など錚々たる面々の名前が挙がっています。
高橋先生は僕の最も尊敬する人物の一人です。



今日本は、被災地は勿論のこと、日本全体が
今後100年の社会をどのようにデザインしていくか
について重大な岐路に立たされています。


その社会の方向性は単に政治に任せるだけでなく
様々な立場の人が様々な角度から議論し、
ビジョンを紡ぎだすプロセスが重要になると確信しています。




東京近郊にいる方、ぜひ、この場で議論に参加してください。
僕もアイディアとワクワク感を持ってその場に臨もうと思います。

Posted by ラガー at 00:51 | 情報提供 | この記事のURL
災害ボランティアツアー@いわき 大募集! [2011年05月01日(Sun)]

ホールアース自然学校が支援するいわきへの
ボランティアツアーを決定しました。

以下案内です。



 ○ 人材募集 ○

《ゴールデンウィーク活動ボランティア募集》

●活動内容:ボランティアセンター活動・被災地の
      現状視察・被災者との交流
●日程:5月6日(金)〜8日(日)
●募集人数:22名(先着順5月3日締め切り)
●参加費:無料 
※別途下記の経費が必要です。
  ・宿泊費1500円/泊、交通費約1,000円、食費各自
●交通手段:
 集合、解散場所は、下記の3箇所から選択可。
 マイクロバスで移動します。
  @富士駅(静岡県富士市)
  A新富士駅(静岡県富士市)
  B湯元ICバス停(福島県いわき市)
●食事:自炊不可(お湯は出ます。近隣で各自購入可。
    一日目夜のみ炊き出しです。)
●宿泊場所:新よね旅館
 ※雑魚寝・寝具なし(寝袋)・お風呂あり・自炊不可

●行程(予定):
6日:集合
  8:00 富士駅集合
  8:30 新富士駅集合
 13:00 湯元ICバス停集合
 14:00 現地着
     被災地視察
     交流会@小名浜ボランティアセンター
7日:
  8:45 小名浜ボラセン活動開始
 16:30 小名浜ボラセン活動終了
8日:
  8:45 小名浜ボラセン活動開始
     小名浜ボラセン活動終了
     現地発
 13:00 湯本ICバス停解散
 20:00 富士駅解散
 20:30 新富士駅解散

●持ち物:
 <作業に関して>
 帽子またはヘルメット、ゴーグルや花粉症対策メガネ、
 マスク(防塵用等)、汚れても良い服(着替え)、
 皮手袋等、長靴、タオル、水筒類をご用意ください。
 <宿泊に関して>
 寝袋(WENSレンタル一枚1,000円)・宿泊できる用意

●保険:近隣の社会福祉協議会でボランティア保険
 (天災プラン)へご加入ください。
  印鑑等が必要となりますので事前にご確認ください。
 ※放射能による危険性については自己判断をお願いします。

●ボラ活動内容:瓦礫の撤去・浜辺の清掃
 ・ニーズ掘り起こしなど
 ※当日のニーズにより活動内容は変わります。
  また、余震の影響により中止になる可能性もあります。

●申込、お問い合わせはホールアース自然学校災害救援
 事務局までご連絡ください。


 ○ 必要な物資 ○
 ⇒現在募集は行っておりません。 
 
 ○ 募金活動 ○
 ⇒義援金を随時受付中!!
 入金方法など、詳細はブログをご覧ください。

━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・
"ホールアース自然学校" 災害支援メールマガジン 
編集発行/ホールアース自然学校 担当:田中さ
災害救援事務局/大嶽、田中さやの、山村
〒419-0305 静岡県富士宮市下柚野165
TEL 0544-66-0152 FAX 0544-67-0567
上記がつながらない場合 緊急番号080-6977-6660
https://blog.canpan.info/wens-support/
━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・
Posted by ラガー at 07:18 | 情報提供 | この記事のURL
動物を諦めないで!Google「アニマルファインダー」 [2011年04月20日(Wed)]

「飼い主さん、動物を諦めないで」



非難を余儀なくされている区域に

断腸のおもいで置いてきている動物たち。

遠く離れた彼らの消息を知るための心強い

味方ができました。



「アニマルファインダー」

http://japan.animal-finder.appspot.com/

(4月20日現在、既に900件の情報が登録されています。)




大学院SIコースの社会人学生「わらじーず」のメンバーが

ものすごい行動力で企業を動かしました。すごいです。




ぜひ活用ください。
衝撃の告白−元原発技術者・菊池洋一さんの魂の叫び− [2011年04月17日(Sun)]

原発について、賛否を含めて情報を集めています。




想定外が連発された今回の福島での原発問題を

経て痛切に感じたのは

「公式発表は全くあてにならない」ということ。

そして、

「疑わしきは、使わない」

ということ。

起きてからだと決定的に遅いわけです。

自分で情報を集めて、自分で判断する。

これからの社会を生き抜いていくための

基本だと感じています。




で、浜岡原発。

静岡県御前崎に位置する浜岡原発は構造的に

決定的な欠陥があることが指摘されています。

以下、とても分かりやすく、そして胸を打つ映像です。
↓↓↓

「心からの叫び!元原発技術者菊地洋一さん中部電力靜岡支店で訴えた」http://www.youtube.com/watch?v=gNWVljrvl3o

1-5原発の土台がいかに弱いか
http://www.youtube.com/watch?v=Db4FXEU_ZBc&feature=related

2-5放射能で元気?創った者の苦労
http://www.youtube.com/watch?v=DCj55NeCwfI&feature=related

3-5どれだけ弱い設計か!
http://www.youtube.com/watch?v=JVYjlkeNhcs&feature=related

4-5無資格の溶接技術での原発建設
http://www.youtube.com/watch?v=Yz03TZBnglM&feature=related

5-5技術者どうしなら本当の怖さが分かり合える
http://www.youtube.com/watch?v=UiTwwTmp38w&feature=related





静大小山先生の言う「パンドラの箱を開けてしまった」今、

東海・東南海・南海地震はいつおきてもおかしくありません。




それが浜岡原発を直撃したら、西風で東海〜関東一円は

不毛の地になります。

そうなったら日本は終わりです。

東北の復興どころではありません。

上記の菊池さんのYouTubeを見て改めて思いました。



少なくとも、菊池さんが言うように上記の地震が過ぎ去るまで

停めておくことが必要でしょう。

では、停めている間の電力をどうするか、という問題があります。

これは、私たち一人ひとりが真剣に向き合わなければ

なりません。




今こそ、産業界も、家庭も電力消費の少ないライフスタイルを

真剣に考えましょう。

僕も個人として、そして自然学校に勤めるものとして

真剣に考え、実行していきたいと思います。

4月6日OSUSOWAKEプロジェクト報告 [2011年04月10日(Sun)]

4月6日
大学院の友達のまるちゃん、のんちゃん、あいこちゃんが
企画した「OSUSOWAKE DIALOGUE」にゲスト出演してきました。


今回は震災について現地の報告をしましたが、
なるべく現地の声を届けたいと避難所のリーダーの湯本二中の
澤井校長先生にメッセージを貰おうとしたところ
「そんなことなら、行って直接話す」といっていただき、
東京まできてくれることになりました。



僕からは、23日から入っている福島県いわき市の現状と
ホールアースの取組について、そして現地で支援活動を行って
感じたことについてお話させていただきました。



現地では、
常に「あなたは何をするのか」「何が出来るのか」ということを
問い続けられた気がします。
これはこれからも突きつけられ続けるのでしょう。



また、現地では震災の中でも力強く、前を向いて歩く人に
たくさん出会いました。そしてそのつながりは今も広がっています。
僕は現地で逆に元気を貰った気がします。




澤井校長先生は震災直後から今に至るまでの学校の様子を
臨場感たっぷりに話してくれました。



1日目は自主避難してきた20名と過ごしたこと
3日目に突然375名の受入要請が市から入ったこと
5日目に水素爆発でパニックがおき、落ち着かせるために
    リーダーシップを発揮したこと
6日目に生活の場所を教室に移動し、その時点で自立を視野に入れた
    10の係を設定し、各自の役割分担を行ったこと
    割り振りには被災者の中のリーダーに任せたこと
7日目にはひとりでに動き出したこと



湯元二中は澤井校長と松本教頭の強烈なリーダーシップという
属人的な部分があるものの、これらは今後の有事の際の
避難所運営にとても有意義なお話でした。



澤井先生からは、他にも物資支援には順番があることや
ボランティアの問題点なども指摘されました。




素晴らしい出会いに感謝。



今後もつながりあいながら見守っていきたい
とおもいます。



古民家再生を通じて未来を考える講座 [2011年04月10日(Sun)]

今月23日から新しい講座がスタートします。


「自然学校講座 森と暮らしのコース」

http://www.wens.gr.jp/program/kouza/morikura11.html



築150年の古民家を再生しながら、森と木との関係を学び、
ライフスタイルを考えていこう!というものです。



古民家は、現在のホールアースの場所から程近いところにあり
ホールアースがここ柚野に来てはじめたときの最初の場所です。
つまりここがホールアースの出発点ということになります。


広瀬家の末っ子のしんもここで生まれ、ヤギや羊と一緒に
育てられたといっていました。


その後、ホールアースが今の場所に引っ越した後に
大工さんが2人住みました。


その大工さんの一人の小杉さんはホールアースの13年続く
自然学校講座の一期生で、腕利きの大工の棟梁です。
今回の講座にあたって二つ返事で快諾してくれました。
つながりの中で生まれた講座です。



今回の震災でも特に感じられたことですが、
日本は今未来に向けた曲がり角にいます。



人・自然・地域が共生する社会の実現のためには
足元のライフスタイルを根本から見直し、知恵や技術を学び、
ネットワークをつくり、実践していく必要があると痛感します。



自分も含め、これがそのためのアクションの一歩になると
信じていますし、興味のあるみなさんとぜひこの時間を
共有したいと願っています。



楽しいですよ!




自然学校講座「森と暮らしのコース」
http://www.wens.gr.jp/program/kouza/morikura11.html
Posted by ラガー at 07:09 | 仕事 | この記事のURL