社会貢献活動成功のポイント [2010年03月10日(Wed)]
久しぶりに大学の連れと飲みました。
彼は某飲料メーカーでマーケティングの仕事をしており、 1l飲むと10lアフリカの砂漠地域のコミュニティに 新鮮な水が提供されます、というキャンペーンの 立ち上げ責任者でした。 彼曰く、上記の活動は 「純粋に社会貢献活動であってビジネスではない」 だそうです。 しかし、これは少し注釈が必要です。 同活動は今広がりつつある「コーズマーケティング」の 日本での先駆的な事例として良く扱われます。 上記の切り口が 「売上UPのために、社会貢献活動と組み合わせる」 というマーケ重視の発想であるのに対して、 彼はその全く逆の発想でこれまで活動を引っ張ってきました。 自分や人がハッピーになるための活動を追求したら 自然と人がついてきて、結果的に売上も上がった、 つまり、「おもい→人→金」という順番だということです。 もちろん、企業体として行う以上、 マネジメントレベルでは算盤をはじく必要はあるでしょうが、 それが先に来てはダメだということを彼は強く語っていました。 また、ホワイトバンドの失敗と比したときの違いは 「徹底した情報公開」 であるとのことです。 自分達の寄付や投資(この場合、飲料を購入よって回った売上の一部) がどういう形で使われているかということを明示するということです。 もっといろいろな話になりましたが、 ちょっと言えないようなこともあるので、このへんにしておきましょう。 友の活躍は、うれしく、また、刺激的です。 |