マイカー君の調子が今ひとつです。
2週間くらい前からエンジンの調子が悪く
アイドリングが安定しないで、時々信号待ちで
止まってしまいます。
・・・ということで、今日車屋に修理に持っていきました。
すると、車屋のオヤジさん曰く
「点火プラグか、ディストリビューターだな」
とのこと。
?????
文系の僕にはさっぱり言っていることがわかりません。
聞くと、ガソリンがエンジンの
シリンダー(=筒)の中で爆発する際に
火花を散らす点火プラグが
どのタイミングでどのプラグに点火するかは
今はコンピューター制御だそうで
その制御装置(=ディストリビューター)か、
制御される側(プラグ)のどちらかに
不具合があるのではないかということ。
今の車はそのほとんどがコンピューター化されていて、
素人じゃ治せるレベルじゃない、機械ごととっかえるしかない、
という話をいつだったか聞いたことがあります。
今、話題になっているプリウスのブレーキの不具合も
これと同じことが言えそうです。
ブレーキの背後の隠れている角度センサーが
踏み具合をキャッチして
信号として伝える。
ただそれだと踏み応えがなくスカスカだから、
角度に応じて人工的に「踏み応え感」作る。
そうしてすべてがコンピューター制御になる。
そして、制御の少しのズレが「不具合」として表面化する。
ハイテクも度が過ぎると人間がついていけなくなり、
いつかコンピューターに人間側が従属するSF的な状況も
あながち空想ではなくなる気がします。
テクノロジーの恩恵を受けつつ、
頼りすぎる弊害もまた、注意深く洞察し、
付き合い方を考える必要がありますね。
こうしたいわゆる「科学リテラシー」は
これからの社会では(特に文系の人には)
必要なスキルであると感じます。
科学リテラシーとは
http://subsite.icu.ac.jp/org/science-literacy/literacy/literacy.html