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いのさん登壇−社会起業家という生き方〜DYEAフォーラム〜 [2010年11月19日(Fri)]

僕の関わるアジアの大学生向け環境人材育成プログラムの

学生発表、井上さんの講演会、もりだくさんの内容です。

ぜひ、ぜひ!ご来場下さい。




◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆

       2010年12月11日(土) 12:30〜18:30
     @トヨタテクノミュージアム産業技術記念館
      (愛知県名古屋市西区則武新町4-1-35)

       DECOスクール2010 名古屋キャンパス
       「はたらく×社会貢献×ワタシ?」
  〜環境や地域社会に配慮しながら、いきいき活動したり、
      はたらく上でのヒントを見つけよう!〜

http://www.denso.co.jp/ja/csr/social/social/event/101091.html

◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆


 DECO(デコ)スクールは、地球環境の現状への関心と理解を深め、
一人ひとりが取り組めるアクションを学ぶイベントです。

 今回は、「はたらく×社会貢献×ワタシ?」をテーマに、環境や
地域社会に配慮しながら、いきいきと活躍したり、はたらいている
ゲストのみなさんとのやりとりを通して、一人ひとりが取り組める
活動について一緒に考えていきます。

 これから社会に出る学生さん、すでに社会で活躍していて「今の
仕事を通してよりよい社会にしたいな」という方など、DECOスクー
ルですてきなヒントを見つけてみませんか?

 みなさまのご参加をお待ちしています!


◆◆開催概要━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆

【日時】2010年12月11日(土) 12:30〜18:30
【対象】どなたでも参加OK!
【場所】トヨタテクノミュージアム産業技術記念館
    (愛知県名古屋市西区則武新町4-1-35)
【アクセス】
 名鉄:名古屋本線栄生駅下車 徒歩3分
 JR・近鉄:名古屋駅下車 徒歩25分
 地下鉄:東山線亀島駅下車(2番出口) 徒歩10分
 http://www.tcmit.org/access/ (無料駐車場あり)
【参加費】無料

◆◆プログラム概要━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆

◆基調講演

 企業社員から社会起業家といった多様なはたらき方の中で、より
良い社会づくりを実践している人たちの事例を紹介。問題意識を持
ったきっかけや、活動を継続するカギは何かを講師より語っていた
だきます。

 時間:12:30〜13:45(受付12:00〜)
 講師:井上英之さん
 (慶應義塾大学大学院メディア・政策科 特別招聘准教授/
  ソーシャルベンチャー・パートナーズ東京 代表)
 定員:200名 ※日英同時通訳あり!

………………………………………………………………………………

◆青少年育成グローバルプログラム
 DENSO YOUTH for EARTH Action 〜新・地球人フォーラム〜

 デンソーは、持続可能な社会づくりに向けて広い視野で課題解決
に取り組む若者を育成するプログラムを行っています。
 今年はアセアンと日本の計7カ国、22名の大学・大学院生が10月
に富士山・琵琶湖・愛知で現場体験プログラムに参加。そこでの学
びを基に、学生代表4名が持続可能な社会づくりのためのアクション
プランを発表。実践に向けて大切なことをみなさんと意見交換します。

 時間:14:00〜16:00(受付13:45〜)
 ファシリテ−ター:岡島成行さん
        (公益社団法人日本環境教育フォーラム 理事長)
 コメンテ−ター:井上英之さん
 定員:200名 ※日英同時通訳あり!

………………………………………………………………………………

◆DECOポン4周年記念フォーラム

 愛知県内で企業経営傍ら、地域のボランティア活動に積極的に取
り組んでいるゲストに、問題意識や活動の苦労、やりがいをお話い
ただくことで、自分なりのアクションの仕方についてのヒントを見
つけてください。

 時間:14:00〜16:00(受付13:45〜)
 ゲスト:横井暢彦さん(有限会社ワッツビジョン 代表取締役)
 定員:100名

………………………………………………………………………………

◆活動見本市「ボラみ展 in DECOスクール」

 さまざまな分野の市民活動団体のブース出展者と直接対話できる
場面を設定。対話を通じ、「いきいきと活動する上で大切なこと」
を考えてみませんか。
 また、DYEAフォーラム・DECOポンフォーラムもブースを出展しま
す。フォーラムでは話せなかったことを語り合いましょう。
 ※入退場自由です。

 時間:16:30〜18:30(受付16:00〜)
 プロデュ−ス:NPO法人ボラみみより情報局

………………………………………………………………………………

◆ワークショップ

 少人数でのワークショップを通して、これまでの働き方や当日の
気づきや学びを振り返り、明日からの自分らしいはたらき方を探り
ます。

 時間:【第1回】16:30〜17:30
    【第2回】17:30〜18:30
 定員:60名 ※当日申込制
 プロデュ−ス:大ナゴヤ大学

………………………………………………………………………………

各講座の詳細は以下のWebサイトをご覧ください↓
http://www.denso.co.jp/ja/csr/social/social/event/101091.html

チラシデータ(PDF: 2.3MB)はこちら↓
http://www.denso.co.jp/ja/csr/social/social/event/images/101091_3.pdf
(各ゲストのプロフィールやメッセージが掲載されています。)

………………………………………………………………………………

◆プレイベント:DECOポンフォーラム@愛知淑徳大学

 事業を通じ、紛争や貧困に苦しんでいる地域の人たちの経済的自
立に貢献しようと活動しているゲストに、事業を通じた社会貢献へ
の想いや苦労、やりがいを話してもらいます。
 みなさんもグループでの議論を通じ、自分らしく社会との関わり
をどのように実現していくかのヒントを見つけませんか。

 日時:2010年11月17日(水) 18:30〜20:30
 会場:愛知淑徳大学 星が丘キャンパス
    コミュニティー・コラボレーションセンター
 ゲスト:白木夏子さん(株式会社HASUNA 代表取締役)
 定員:100名

◆◆お申し込み━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆

【申込方法】
 プレイベント、基調講演、DYEAフォーラム、DECOポンフォーラム
 の各講座は、事前申込制です。
 下記応募フォームからお申し込みください。
 https://www.denso.co.jp/ja/recruitment/decoschool/index.html

【申込〆切】プレイベント 2010年11月8日(月)
      DECOスクール 2010年11月30日(火)
※事前申込制の各講座は席に限りがあります。応募が募集人員に
 達した場合は先着順とさせていただきます。ご了承ください。
※お申し込みいただいた方全員に、抽選結果をお知らせします。
※お申し込みなしでも、当日キャンセルなどで席が空いた場合は
 受講していただくことが可能です。

 運営事務局一同、みなさまと会場でお会いできるのを楽しみに
 しています!

◆◆お問い合わせ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆

 株式会社デンソー 総務部 DECOスクール運営事務局
 〒448-8661 愛知県刈谷市昭和町1-1
 TEL: 0566-63-1612(内線551-40139)
 E-mail: DECOPON_INFO@denso.co.jp

◆◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◆
Posted by ラガー at 22:48 | 国際 | この記事のURL
DYEA終了! [2010年10月23日(Sat)]

DENSO YOUTH for Earth Actionの仕事が
ひとまず一段落した。


この事業を遂行するために、たくさんの人が
汗を流してきた。


すべての人にありがとう、といいたい。


学生たちが今後どのように成長していくのか、
それが本当に楽しみ。


やりっぱなしで終わらないところがこの事業の
いいところだと思う。



ASIA全体で同時多発的に環境活動が行われ、
当たり前のようにお互いが連携し、
環境保全を行っていくような、そんなつながりに
発展するといいなー。




Posted by ラガー at 22:11 | 国際 | この記事のURL
閉講式での研修員たちへのメッセージ [2010年09月24日(Fri)]

今回、研修を終えて研修管理員の方には

「あなたたちは本当に環境おたくだねー」と揶揄されました(苦笑)



今回の研修の最後の閉講式でのコースリーダーコメントを

掲載します。彼らには本当にがんばって欲しい、と最大限のエールを

送ったつもりです。



ブラジル、パラグアイ、ボリビア、エクアドル、コロンビア、チリの6カ国で

研修を受けた彼らが日本型の環境教育手法を実践していく、

そのことを考えると鳥肌が立ちます。



ぜひ、困難を乗り越えて、前に向かって進んで欲しいものです。

***********************************************************

コースリーダーコメント(2010年地域A)


「異常」という表現が最も適切な、暑い暑い夏が漸く過ぎ、

夜風が心地よい季節になりました。

日本の映りゆく季節を感じつつ、皆さんと研修修了の日を迎えることが

できることをうれしく思います。



41日間の長きに亘る研修、本当にお疲れ様でした。

皆さんはこれでやっと解放され、家族の元に帰ることができますね。




私の皆さんに対する印象を言いましょう。

それは「南米らしからぬ、礼儀正しく、控えめな、日本人のような人達」です。

私は、ラテンの国の人は情熱的で、自分の気持ちをストレートに表現する

人達ばかりと思っていましたが、それはどうやら思い違いだったようです。

「踊らないブラジル人」もいるということも、私は今なら自信を持って説明

できます(笑)

「人はそれぞれ個性をもったユニークな存在である」という至極当たり前の

ことを、改めて皆さんを通じて実感しました。私は「観念」という鎧を

一つ脱ぎ、新たな自分に出会うことができました。ありがとう。




グローバルな地球環境問題は、誰もが被害者であると同時に加害者に

なりうるという点において、過去の人類が誰も経験したことのない困難な

問題です。

そうした世界で生きていくためには、たとえ遠い国であっても、困った

ときに手を差し伸べあい、助け合うことが必要不可欠です。




私たちは研修という「場」を通じてお互いに知り合い、共に時間を過ごす

ことで、今ひとつの「チーム」になりました。

私にとって、ニエンビィやボゴタは「遠い国のどこかの町」ではなく、

「自分の親戚の住んでいる町」のようになりました。

皆さんにとっても、名古屋や富士山はもはや「異国のどこか」ではなく

なったと思います。それが、地球環境問題という大きな課題を自分に

引き寄せる第一歩なのです。



研修の間、私はしつこいくらいに、お互いに学びあい、協力しあうことの

重要性を言い続けました。

ホールアースの他のスタッフからも、皆さんは同様の言葉を聞いたかと

思います。

それは単なるテクニックや言葉の巧拙が人を変えるのではない、という

私たちからのメッセージです。



みなさんは、「自然学校の存在そのもの」から、そうしたメッセージの

意味を感じとってくれたと確信しています。




今日、この時をもって、日本での長きに亘る研修は終わります。

日本での研修を全うされた皆さんは、既にある責任を負っています。

それは、「世界を、あなたの地域を、今よりも良くする」という、

道義上の責任です。



皆さんが、国に帰ったその時から、本当の勝負が始まります。

家族や同僚は、皆さんが異国で学んできたことを好奇の目で見つめる

ことでしょう。そして多くの先輩がそうであったように、皆さんは自分が

ここで学んだことの1/100も伝わらないことに愕然とするでしょう。

人は異質なものをすぐに受け入れはしないのです。



しかし、諦めないで下さい。

その時が、皆さんがここで学んだことが自分の心に刻み込まれているか

確かめるいいチャンスだと捉えてください。皆さんがここで学び、

感じたことを信じて、決して怯まず、慌てずゆっくりと、皆さんの周りの

人々をよりよい方向に導いていってください。

それができるのはあなたしかいません。



くじけそうになったら連絡をください。そしてお互い助け合いましょう。

そうした関係を得たことそのものが、皆さんにとって、そして私にとっても

この研修に関わった財産なのですから。



形にこだわる必要は全くありません。しがみついてでも、皆さん自身が

作り、宣言した「あなたのアクションプラン」を力強く実行していくことを

期待しながら、6ヵ月後の報告を待っています。




研修員のみなさん、これからが本当のスタートです。

お互いがんばりましょう。


(謝辞割愛)
Posted by ラガー at 23:50 | 国際 | この記事のURL
安堵、期待、そして無力感〜1ヵ月半の終わりに感じること [2010年09月24日(Fri)]

JICA研修が終了しました。長かったー。




研修員たちの満足度は非常に高かったです。

閉講式の晴れ晴れとした表情を見ても、

国に帰れるという高揚感を差し引いても、彼らにとって

この研修は大きなきっかけとなったのでしょう。




ただ一方で、僕には、ある種の無力感が残りました。

それは、

「彼らが、彼らの国の困難な状況に研修で学んだことを

以って立ち向かえるのか」ということを考えたとき、

彼らにとって、この研修はあまりに短く、そして浅い。




気づきのきっかけを与えることはできるし、

彼らをエンパワーすることもできる。

しかし、そのエンパワーの先に彼らのがんばりを祈るしかない

という無力感。




本当に彼らのためを思うのならば、その場で嫌われることを厭わず、

もっと厳しく彼らに対して当たったほうが、彼らのためになった

かもしれません。

そういった意味では僕らはやさしすぎるのかもしれません。





・・・ただ、信じるしかないのですね。

彼らが、本当に学んだことが心の奥底に響いたかどうかは

彼らが自国に帰って、現実に向き合い、自分の作ったアクションプラン

を実行しようとしたときに分かります。





6ヵ月後の報告を心待ちにしたいと思います。
Posted by ラガー at 23:48 | 国際 | この記事のURL
ラティーノ、珍道中 @名古屋市役所 [2010年08月25日(Wed)]

JICA研修、今日から3日間、

名古屋市の「ゴミ」に関する取組みを見る。



毎回そうだが、JICAから外に出て

講義を受けたり体験したりするのは

行くだけで一苦労。



まず、地下鉄の切符売り場で逡巡。

「どこだ?いくら買うんだ?切符をどう入れるんだ??」

彼らにとっては地下鉄も、自動改札も、

すべて疑問だらけである。



改札を通り抜けても彼らは右往左往。

「赤(桜通線の色)だよー!赤のほうに向かって歩くんだよー!!」

9人のラティーノはやっとこさ桜通線に乗車。



電車に乗ってすぐに座る人、立ってる人、

「3つ目で降りるんだよー!わかったー??」

男衆は何だかわからない話題で大声でガッハッハ。

周りの乗客は目をクリクリさせている。

「シーーーーー!!」

ちょっとは、静かにしろよ〜。



市役所の昼食時、

地下の食堂に人が集中する昼食時は

彼らにとっては未知の世界。


メニューを選び、

 食券を買い、

  お盆を取って、

   カウンターで食事を受け取り、

    箸、お茶、ドレッシングなどをかけ

     席に着く。


この何気ない作業がもう、大変。



たくさんのメニューから選ばせると収拾がつかないので、

とりあえずメニューを3つに限定し、


「鶏肉の人は”エーテイショク”


 豚肉の人は”ビーテイショク”


 魚の人は”ヘルシーテイショク”と言いなさい」


とだけ指示して食券を買ってもらう。




昼食時、

何か知らないけどやけに盛り上がっている。

パラグアイの研修員がビデオを回して

味噌汁を飲もうとしたブラジルの研修員に

ビデオを向け、「どう、味は?」と聞く。

「うーん、何だか分からないけど、トライしてみる!」

「ガッハッハ!!」



・・・そんな感じ。


毎日彼らの生活の世話をしている

JICEのコーディネーターには本当に頭が下がる。


JICE中部センター副所長の荻野さん曰く

「コーディネーターは歌って踊れること」が条件だそう。

そんな彼らの状況も笑い飛ばせる、そんな強さと明るさが

必要なのだろう。



明日はまりーに任せて僕は富士宮に一時帰郷。



あー、疲れた。
Posted by ラガー at 16:52 | 国際 | この記事のURL
「ギャップ」をどう埋めるか [2010年08月21日(Sat)]

JICA南米向けの研修が始まった。


南米からの研修生9名は来日4日目で


まだまだ少し硬いといった印象。


「日本の環境問題と環境教育の歴史」


についての講義を行ったが、



「自分達には自然を大切にする宗教観はない」

「自分達の国は木を切りつくしてしまう。

 里山の循環を実現できたポイントは何か?」

「法律を作っても遵守しない。日本人とは違う」


いきなりこうした質問が沢山出た。





来た来た。


これが、JICAの研修。



こうした

「違い探し」をして出来ない言い訳をする状態から

いかに

「共通点探し」から応用できるポイントを掴み取る

姿勢に転じるか、

ここが研修成功のポイントになる。



来週はインセプションレポートの発表、

ディスカッション、名古屋市での3日間のセッションとなる。




これからどう変わっていくのか、楽しみ。




Posted by ラガー at 22:13 | 国際 | この記事のURL
明日からJICA研修 [2010年08月18日(Wed)]

明日からJICAの研修が始まる。



キャンプがひと段落着いたと思ったら
今度は海外の人相手の仕事だ。
この切り替えがなかなか難しい。



今回は南米からの研修員11名。
実際、ラテンの人たちとの時間は、
とっても刺激的で、楽しい。



今回は、どんな人たちが来るのだろうか?
楽しみでもあり、不安でもある。




さて、これから講義の最終の詰めを
するとしよう。



Posted by ラガー at 21:01 | 国際 | この記事のURL
JICA研修、感動フィナーレ。そして新たなはじまり。 [2010年04月02日(Fri)]

41日間に亘るJICA研修が今日、修了しました。



終わってみるとあっという間でした。



自分としても、今回の研修は研修員の心に刺さった

という手ごたえを感じる瞬間がありました。


前回より今回、今回より次回と

一歩一歩階段を上がるように

内容もより良く改善していきたいと思います。


名残惜しく、研修員とも最後は涙の別れになりましたが、

研修員が国に帰って、地球の裏側で

環境教育の輪を広げていってくれることが

僕の何よりの喜びです。

彼らには本当に頑張って欲しいです。





以下、閉講式の時に彼らに充てたコメントを掲載します。


*******************************************

コースリーダー挨拶:

市内の桜は満開となり、みなさんとこうして日本の春の

訪れを共に感じられることをうれしく思います。



長期に亘る研修本当にお疲れ様でした。

みなさんの明るく、そして学びに対する真摯な姿勢に、

刺激を受け、私達も多くを学びました。


みなさんと時間を共に過ごすことができたことを

コースリーダーとして誇らしく思います。

また、別れが少しさびしくもあります。


みなさんの存在を通して、遠く地球の裏側の国々との

距離がぐっと縮まりました。

人が繋がることで、地球は狭くなるのですね。


この場を借りて、研修員一人一人に対し、

感謝の意を表したいと思います。



カルメンさん

あなたはいつも誰よりも多く、そして長く、質問を

していましたね。愛と示唆に富んだコメントは、

どれも深く心に響くものでした。

あなたの人懐っこい笑顔とその優しさは、

人生での様々な経験から滲み出るものなのでしょう。

学びに対する貪欲な姿勢とあなたの人柄から

多くの大切なことを学びました。



ジェフリーさん

最年少のあなたは、しばしば私達を困らせ、また

呆れさせましたね。ただどこか憎めない、誰からも

愛される人柄は、あなたの誇るべき資質です。

また聞いていないようなふりをして、時に、本質を

突いた鋭いコメントには、しばしば驚かされました。

若いあなたに輝かしい未来があることを祈ります。



ホアキンさん

あなたの愚直なまでに自然を守ろうとする姿勢には、

本当に感嘆させられました。しばしば周りとぶつかり

ながらも、人生で一本の筋を通してきたあなたの

生き方が、あなたと家族をここまで導いてきたのでしょう。

困難な問題が山積するこの世の中だからこそ、

一筋の光を照らすそのまっすぐな生き方に、

これからも期待します。



ソレさん

あなたの思慮深い姿勢と、しばしば見せる、困ったような

仕草がとても印象的でした。それはあなたが現場で生き、

現場の抱える問題の困難さを誰よりも強く感じ、現場を

大切にしてきた現れだと思います。

子どもの年ほどの私に対しても、決して見下すことなく、

対等に接して頂いてありがとう。あなたの誠実な人柄に

とても大きな影響を受けました。



デイジーさん

あなたのはにかんだ可愛らしい笑顔はいつも場を

なごませてくれました。柔和な笑顔の奥にある

燃えたぎる情熱にポッと火が灯ったこと、本当に

うれしく思います。おそらく研修の中で一番影響を受け、

一番変わったのはあなたではないでしょうか。

あなたのような柔軟で謙虚な人だからこそ、

実現可能なことがあると思います。

これからの活躍に期待します。




クリスメリーさん

あなたの時々口ずさむ美しい歌声とダンスは、

この日本の地に遠く離れたカリブの風を吹かせて

くれました。聡明で、話を咀嚼してから的確な質問を

していましたね。バランス感覚の優れたあなただから

こそ、様々な主体をつなげ、プロジェクトを推進する

ハブにきっとなれると思います。

いつかドミニカへ呼んで下さい。



カロリーナさん

あなたの教育に対するほとばしる情熱と、

ニカラグアに対する深い愛情に、民族の誇りを感じました。

象とキリンのアイスブレイクは正直よくわかりませんでしたが、

周りに構わず信念を貫き通すそのパワーと勢いで、

強烈に環境教育を推進していって欲しいと思います。



WE・まりさん

まりが裏方の仕事をしっかりしてくれたからこそ、

私が表で安心して仕事をすることができました。

これからホールアースの国際室を盛り上げていきましょう。

期待しています。



JICA・市枝さん

この変革期で多忙の中、裏方に徹して頂き、研修が

円滑に回ったのも市枝さんの存在があったからこそ。

本当にありがとうございます。



そして、JICE・高濱さん

あなたの存在があってこの研修が成り立ちました。

あなたこそ真のインタープリターであり、国と国、

人と人をつなぐ架け橋です。すべての働きに感謝します。



その他沢山の方の協力や支えがあってこの研修が

成り立ちました。この場を借りて感謝申し上げます。





世界に目を移すと、解決不能と思える多くの問題が

山積しています。

環境教育は、一握りの興味のある人たちだけに提供される

ものではなく、老いも若きも、富める人も貧しい人も、

すべからく全市民に対して提供されるべきものです。


しかし、様々な主体に対する働きかけは十分とはいえません。

私達は、国を超えて、違いを超えて手を結び、多くの人に

働きかけ、共通に課題に立ち向かう人を増やしていく

必要があります。環境教育に近道はありません。




私は研修の中で言いました。




 人を変える事はできない。

 
 人は自分で変わるのだ。


 私達ができるのは、“変わる場”を提供することだ、と。




みなさんがこれから仕事に戻ったとき、待ち構える障害に

くじけそうになることもあるかと思います。

ただ、その中でも一つだけ確実に実行できることがあります。




それは、「自分自身が変わること」です。




それが、周りが変わっていく第一歩となります。

ぜひ、あなたが、変革の渦の中心となって下さい。

私もここ日本で、富士山で、柚野でがんばります。



これからも、繋がっていきましょう。

ひとつの地球「=ホールアース」に住まう仲間として。



あなた達に会えて本当に良かった。

どうもありがとう。




NPO法人ホールアース研究所
山川 勇一郎
Posted by ラガー at 17:26 | 国際 | この記事のURL
実行すること [2010年03月26日(Fri)]

JICA研修はいよいよ佳境に入ってきました。


今日は午前中一本講義をしたあと、ホールアースでの8日間のまとめをしました。


研修もあと一週間を残すのみとなり、研修員もやや浮ついた感じがみてとれました。


研修員は国家を代表してきており、国に帰って行動してこそ研修の意味があるわけです。


ということで少し締めときました(笑)


研修は生き物で、その場その場の働きかけが質を左右します。


最後まで気を抜かないでいきたいものです


Posted by ラガー at 22:07 | 国際 | この記事のURL
JICA研修員の気づき [2010年03月25日(Thu)]

JICAの中米研修が佳境を迎えています。


彼らがホールアースのある富士山麓で研修を始めて
7日になりますが、先日、エルサルバドルの
研修員がうれしいことを言ってくれました。
国立公園の現場の環境教育を担当してる行政官である彼女の一言。



「同じところで何年も働いていると情熱が薄れてくるが、
 ホールアースでスタッフと接して、自分の中に眠っていた
 情熱に火がついた」



僕らの役割は「火付け」役です。



ただ、僕らは人を変えることはできない。


人が「自ら変わる場を提供すること」


それが僕が思う「環境教育」であり、
そのきっかけを彼女に与えることができたと実感した一瞬でした。



彼女は「自分がその場の提供者になる」とも言ってくれました。
彼女が自国に帰って国立公園で情熱を持って働き、
そこの環境と人の生活が守られたら、、、
それを想像するとワクワクします。


僕らには絶対にできないことで、
それこそが研修の意義だと思います。



これだから、この仕事はやめられないのですね。
Posted by ラガー at 12:07 | 国際 | この記事のURL
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