新たな木材の利用可能性 [2011年05月22日(Sun)]
今日は大学院のつながりでふたりホールアースまで来てくれました。
一人はファブラボ(FabLab)を主宰するSFCを今年卒業したばかりの平本くん。 もう一人はSFCのM2で山中研の讃井さん。 FabLabとは、「3次元プリンタやカッティングマシンなどの工作機械を備えた一般市民のためのオープンな工房と、その世界的なネットワーク」(FabLab WEBSITEより)とあります。 共通のツールを使って、デザインして切り出す、そのアイディアをネットワークで共有する、そうした試みを行っており、日本では鎌倉、筑波を中心にいくつかの場所でFabLabが立ち上がりつつあるそうです。 基本となるのはペーパーカッター、3Dカッター、CNCと呼ばれる2Dのカッターなどの工作機械で、これをベースに設計した図面を機械で切り出していくのですが、Water Jetと呼ばれる特殊な機械に至ってはアルミの板も自由自在にカットできるそうで、今まで机上や想像上でしか実現しなかったものが、物質としてのモノ作りに繋げられる、そうしたモノ作りの限界を超える可能性があると感じました。 今回は、僕が担当しているろうきん森の学校プロジェクトで、材の活用の取組みを進める中で、新たな活用の方法としてこのデザイン分野から派生した世界的な動きとのコラボを考えました。 デザイン的な志向の彼らとの話はとっても刺激的で、 こちらもクリエイティビティを刺激されました。 現場でアイディアを交わす中で、林地残材をテーマにしたモノ作り企画を秋口に行うことで合意しました。楽しみー。わくわく。 ちなみに讃井さんは子ども向けの色を学ぶ教材を開発していて、 こちらもとってもオモシロそうでした。 |