FCWeekセッション、行ってきました! [2011年05月10日(Tue)]
行ってきました、「Future Center Week」
敬愛して止まない慶応大学の高橋先生にお誘い頂き ゲストとして対話に加わり、約4時間に亘って対話してきました。 ”Future Center”とは、 「未来志向で創造的に対話する場」であるらしいのですが、 正直最初はよくわからないまま参加しました。 Future Centerの特徴は、想いを持った人の「問い」から 始まり、多様な人が知恵を出し合い、情報を可視化しながら 相互のアイディアに学び、アクションを起こしていくという ところにあります。 今日のセッションは、今回の企画の発起人でもあるボブの 「皆が望む社会に向かっていくため、何を成功指標とすべきか?」 という問いからスタートし、議論はやがて「コミュニティ」のあり方に 収斂していきました。 ソーシャルメディアが発達した現在、土着性の強い 従来型のコミュニティだけでなく、テーマで繋がる ゆるいコミュニティが対極としてあり、当然その間も 存在するということ。 そしてそうしたコミュニティが社会に網の目状に形成されて いるとしたら、その成功指標は何なのかということも議論され、 今まで経済的価値としては論じられてこなかった 「つながり」といった尺度も浮上しました。 広さ、強さ、活性度、場所、時間、考え方など 様々な軸で定義されうるコミュニティは レジリエント(resilient)−打たれ強く、しなやかで 変わらないものを持ちつつ、変わっていくものである ということが実感できました。 50人ほど集った参加者はほとんどが経営者、企業人 でしたが、今回一番驚いたのはそうした人と 普通に対話ができたことです。 NPOに勤める私にとって、経済的価値以外の 「成功の尺度」といった議論を彼らとしていること自体、 こうした活動を始めた10年前と隔世の感があり、 時代の変化を実感できました。 そして、そうした場を意図的に作り出し、イノベーションを起こす 「Future Center」の可能性も強く感じました。 この催しはあと3日間続きます。 残念ながら僕は行くことができませんが、何が生まれるのか 本当に楽しみです。議論を見守りたいと思います。 |