レラのメンバーです。どうしても、フォトだけを掲示することができなく申し訳なく思っています。

「フォト」のフルサイズ表示でご覧下さい。

はじめに、コメントをいただきましてありがとうございます。大変驚きました。
　　　　　　　　　　　　　本当にありがとうございます。

　タイトルにありますように、「清水沢学園とＴＥＲＵさんの出会いについて」記載します。
　　　　　　　　　　皆さんも不思議疑問をもたれていると思います。

　前回、清水沢学園の日中活動を載せましたが、その中にある手織り工房「レラ」という「さをり織り」を行っているところがあります。織物でマフラーやストールなどを製作しているのですが、市内で展示販売できる場所がなく、大変苦労をしながら作業を進めてきました。
　何とか、展示して市内の人たちに知ってもらいたいという気持ちがスタッフの中で湧き上がり、夕張美術館で展覧会をしたのです。
　その時、地元のプレスの方が、取材に訪れてくださり、大変評価していただいたのです。

　そして、プレスの方から突然電話がかかってきました。「市内の某所にお店を改装しているところがあり、店長が新しい壁にアート工芸品を飾ってもいいよ」という良い知らせがありました。その店長は、２０台の若さでバイタリティーもあり、私たち仲間の話もよく聞いてくれました。今でも、私たちの作品を展示だけでなく、販売もしていただき大変協力してくれています。
　
２月中旬に、その店長から、私たち仲間に会わせたい人がいるということで、連絡がありました。店長は、少々興奮気味で「会えばわかるからね。」と言うだけで名前を教えてくれなかったのです。

　再度、連絡がありました。私たち仲間も忘れはしない、２月２８日のお昼過ぎ。外の方でなにやらざわざわしているのが感じられたのです。まさかＧＬＡＹの２人が夕張の仲間の所には来ると誰も思わなかったのです。超有名なロックバンドと地味な福祉施設との出会いなのです。ＴＥＲＵさんのブログの中でも書いてありましたが、仲間たちの聞く音楽は「演歌派」の方が比重が重いように感じます。

　さておき、ＧＬＡＹ　のＴＡＫＵＲＯさんとＴＥＲＵさんが「何故　夕張に来られたのか」を、あらためてお聞きしました。「夏に夕張でライブを行うこととなり、ただ盛り上がるだけの「夕張ライブ」では意味がない。まずは夕張の現状を良く知って、コンサートで多くの人たちに何かを伝えるメッセージを発したい」ということでした。２人とも、真剣なまなざしでした。というのも、お話を聞いていると清水沢学園だけではなく、お店屋さん・メロン農家・夕張市職員などあって夕張が再生破綻してどう変わっていくのか・生きずらさ・不安･困惑それぞれの立場で傾聴（けいちょう）している様子を目の当たりにして、脱帽しました。

　　　　　　　　　　そして、本気さとヒューマニティーを感じたのです。




　ＧＬＡＹの皆さんは、３月１日・２日と北海道の札幌でのコンサートに、夕張市民を招待いただきました。もちろんしょうがいのある仲間４名、初めてのロックコンサートに行きました。私も初めての経験で仲間同様、ステージ開幕の「ドッカーン」となった時には、イスから飛んでしまいました。

清水沢学園は、知的更生施設としては一番少ない30名定員の入所施設です。また、地域のしょうがいのあるメンバー12名の通所部が併設されています。

施設は、南清水沢地区にあり夕張市内としては街の中にある施設です。清水沢学園の前身は児童の通園施設でありました。既存の施設設備と新たに居室棟をつくり、昭和55年4月より成人の更生施設として産声をあげました。

小さいながらも、作業種がいっぱいです。 �@共立製作所　　企業の下請け作業を行っています。黒板消しやそろばんの｢すべり粉｣・額縁制作など企業から受注を受けて行っています。�A手織り工房｢レラ｣は、「さをり織り｣という織物を作っています。ストール・マフラーetc。その他に工芸品アートを独自で模索しながら、ここのメンバーの感性を引き出しています。�Bグリーンセンター南清水沢　　椎茸と農作物を作っています。当初夕張名産の花豆を土地を借りて作りましたが、エゾシカの出没で・・・・。　今は、通年の椎茸栽培を行っています。

�Cカレーハウス　朋は、メンバーが気軽に行けるお店としてはじめました。喫茶だけでは物足りないということでカレーも手がけることにしました。ベースは、オニオン風で沢山玉ねぎを使っています。作り方は、企業秘密。�Dベーカリー　めぐみは、市内唯一のパン屋です。数年前まで2〜3店舗あったのですが・・・・。味は保証済み。現在市内の学校や特老施設など定期利用いただいています。�E最後に、ビスターり　さぽーとでは、日中支援を多く必要とするメンバーがここの活動を支援しています。あるメンバーは石磨きをしたり、織物を作ったり、カラオケを唄ったりしてこの活動を援助しています。

先日、北海道医療大学教授の横井先生と学生さん4名が園に来ました。メンバーたちの交流を深め、さらに｢夕張市民を元気にする活動｣に展開したいという頼もしいエールをいただきました。仲間たちも全面的に協力します。

「ブログを作ってみては、」と言ってくれました日本財団の黒澤さんとスタッフの皆さん、本当にありがとうございます。これからスタートです。小さな考え方ではなくて、情報を皆さんと共有することにより、共に考え、知恵をいただきながらメンバーたちと励んで行きたいと思います。

ついに　ブログができました・・・ょ

夕張の知的な支援を必要とする仲間たちを中心に、その活動や夕張の近況などを交えて伝えていこうと思います。

初のブログということで・・・少々緊張ぎみ。

今日は、夕張は小雨まじりです。積もっていた雪が、少しづつとけだしています。
一歩一歩、ここ夕張も春が近づいていますよ。