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最新記事
母に感謝[2009年02月24日(Tue)]
生きるために涙し
生きるために苦しむ人が
なお生きようとするその姿に
私は人間の光を見よう。

歩むために傷つき
歩むために悩む人が
なお歩もうとするその姿に
私は人間の力を見よう。

試練が人をつくり
逆境が人を新しくする。
人間を人間たらしめる
「時」がある。




実家の母からもらった詩
母が持っていたカレンダーの詩の一部分の一節・・・・・・はてな



母に感謝 ラブ
宿命の画天使たち[2009年02月23日(Mon)]
 以前にご紹介した「宿命の画天使たち」三頭谷鷹史(みずたに たかし)著は、大変面白い書物であり、読み進んでいる心に「ストン」と内容が落ちていく。

著者の三頭谷氏であるが、戦前・戦中と当時 知的しょうがいがある画家 山下清氏とその仲間たちが生きた様子、日々の活動を丹念に調べあげ、(引用・関連文献などの数多く分析をしながら)八幡(やわた)学園の仲間たちの取り組み・そしてしょうがい者芸術について暖かい視線で捉え、彼らの芸術性の素晴らしさを伝えている。

 この本の大きな意図は、実像の「画家 山下清氏」を良く知りたかったと言うことである。
著者同様、私たちが知っているテレビや映画などの「山下清」はある意味で着色し伝説化させた部分であり(それって悪いわけではないが)、大衆の評価を得た。この評価は、彼の絵画芸術としての評価ではなく、しょうがいがありながらも天真爛漫に純粋で人生を楽しんでいるイメージで制作され、つくり手側の主観も多い。その意味において、本来の「山下清」とは、どういう人であったのか。




さらに、山下清氏の芸術に触れた著者が快く感じ、また、多くの人たちが今でも展覧会が開催され作品の素晴らしさを伝えていることで、芸術的な感性として「彼 山下清の世界」というものに触れたいという願望があったのだろう。そして、山下清氏を知っていくうちに、一緒に八幡学園にいた「仲間たち」の存在も彼と比べようにもならないくらい素晴らしい作品を創作している仲間に気付くのである。
沼祐一君・石川謙二君・野田重博君・飯島繁君・竹山新作君・三郎君・潤二郎君(ここでは、特異児童作品と言うことで名前をあえて「君」とさせていただく。)

下の絵は、沼祐一君の貼り絵であるが、個人的であるが「釘付け」になった絵である。






八幡学園の園長久保寺先生・その奥さん、そして先生たちは、彼たちを画家にするつもりもなく、日中の活動を通じて情緒豊かに彼たちを保護・育成し「人づくり」に努めていた。そして、彼らはその愛育を受けながら、落ち着きを取り戻し本来の自分に帰っていく。
絵を描くことは、彼たちの心の表現である。

そして、約60年を経た時間の中で、しょうがいのある仲間たちの絵を前にし、あらためて当時の先生方の特異児童にかける熱い支援を感じた。
彼たちの作品は、倉庫に大切に保管されていると言う。








本の紹介[2009年02月01日(Sun)]
当ブログでご紹介した「山下清とその仲間たち」で書き込みいただいた方から、当時の仲間たちの様子を書かれた本があると聞き、早速購入しました。



夕張の施設では、「手織り工房レラ」という作業所があります。
そこでは、「さをり織り」という織物を行なっていますが、基本的にはアート活動を支えております。
思い思いに織物を行なったり、スケッチブックで絵を描いたりして活動を続けています。



どんな作品ができているか楽しみですね。
ドッキリ年賀状[2009年01月05日(Mon)]
面白い年賀状を頂きました。



西洋風の服を着た腕の写真があり、赤のフェルトで下の絵が隠されているのです。

その赤のフェルトをめくると・・・・・・・



闘牛場で「牛」が・・・・・びっくり

キラキラスペインの国旗と闘牛場が表れている隠し絵の年賀状。キラキラ
牛さんの目が・・・ハートマークで、愛嬌たっぷり。ドキドキ小ドキドキ大

そして、ハート矢健康に良いミルクのグラス付き。電球




手の込んだ年賀状は、とっても時間のかかったのではないかと感じます。すいませんありがとう。


何か拍手うれしくなってしまいました。OK
ラジオビタミン[2008年12月19日(Fri)]
これから月形へ出発。

夕張の今は、雲はあるものの明るい。


ちょっと紹介。

道中の1時間15分のドライブは、いつものようにNHKの「ラジオビタミン」を聞きながら運転をする。

実は、私の軽トラックにはカーオーディオの設備がなされていない。


でも、「ラジオビタミン」という放送・・・・・私・・・気に入っていますよ。

気軽に聞ける番組です。




おたより[2008年11月26日(Wed)]

夕張の仲間からお手紙をもらいました。

とってもシンプルな言葉ですが、「ジ〜ン」とくる 内容。

そして、この手紙はスタッフが鉛筆で下書きし、本人がボールペンで書いたもの。
(私もよく仲間たちの手紙の際に使っていましたが・・・・・・・・。)
本人 一生懸命 伝えようとして努力した筆跡が伺えます。・・・・・「ありがとう。」



最後の「ねんがじょう だします。」・・・力強い力こぶ・・本人のメッセージ・・ドキドキ小


(12月も押し迫り、何かと気忙しい自分ですが・・・・。)


               走るキラキラ音量キラキラ


夕張の仲間のたちに会いたい気持ちが沸いてきました。

本当にありがとうございます。


                笑顔ドキドキ小ラブドキドキ大





  そして、「ねんがじょう かならず だすよ。」・・・・・待っててね。ドキドキ大
予防医療を考える[2008年11月20日(Thu)]
情報です
夕張の希望の杜 村上ドクターがパネリストで参加します

なんと、参加料は、「地域医療に興味のある方であれば医師以外の方は無料」とのこと。
「太っ腹ですね。」・・・・・健康医療の話に、「太っ腹」はメタボリック症候群を象徴のため訂正します。   「気前が良いねぇ〜」   で参加できますので、是非ご参加ください。


詳しくは  「北海道予防医療セミナー」をクリック

内容について

日時:平成20年12月6日 土曜日 13:00−17:00 
場所:北海道厚生年金会館 ウェルシティ札幌 3階 「黎明の間」
   札幌市中央区北1条西12丁目 tel 011−231-9561

このセミナーは医療費の高い北海道で、医療関係者や行政担当者、
議会の関係者の皆さんにも声をかけて予防医療の大切さや実践方法
のアドバイスをするのを目的に開催される事になりました。

全国各地で医療崩壊が報道されている中で、住民自身が立ち上がり、
考えて、病気を減らす努力をする事は、財政難に苦しむ自治体には
大切な事ですし、場合によっては地域医療の確保に繋がります。

北海道大学大学院医学研究科 医療システム学教授の 前沢 政次
先生が中心になり、北海道で最も医療費の安い地域である更別村の
国保診療所所長である山田康介先生の基調講演や地域医療を守る
地方議員連盟の前代表である金子益三さん、僻地で行政や住民の努
力で良質な地域医療を確保している寿都町の中川貴史先生、保健師
の西弘美さん、そして私もパネリストとして参加するシンポジウム
が企画されています。

医師が確保できない悩みはどこの地域でも大きな課題になっています。

その悩みの原因が自治体自身に地域医療に対する何のビジョンも無く、
ただの言い訳や穴埋めのために医師を探したり、住民自身が医療資源
が限られている事を理解しない事に起因しているように思えます。

当院の永森医師がある日の話し合いの中で「都市部の専門医療は病気
と戦う医療だが、高齢化が進んだ地域の医療は住民を支える医療が
中心であるべきではないか」と提言していましたが、地域医療の先進地
である長野の佐久総合病院で研修した彼らしい言葉だと思います。

その意味でも予防医療の重要性を理解し、スピード感を持って具体化
する事が大切だと思います。「今までと同じ様に」「以前と同じ様に」
と無難な解決方法で問題を先送りする自治体は夕張のように破綻しな
いと改善はできないと思います。

おそらく医療の質が大切なのであって、病院の大きさや医師の人数だけ
では地域医療は守れません。

このセミナーは地域医療に興味のある方であれば医師以外の方は無料
で参加できますので、是非ご参加ください。

最近の夕張ではインフルエンザワクチンを頑張って接種しています。
以前から私は肺炎球菌ワクチンやインフルエンザワクチンを積極的に
接種してきました。

行政の協力が無くてもこれなら何とかやっていけます。

そんな中で嬉しい事がありました。

最近の医学論文で、「肺炎球菌ワクチンを接種すると心筋梗塞の予防
になった」というのが発表されました。これ以外にも「インフルエンザ
ワクチンを接種していると脳梗塞が予防された」といった論文もあります。

要は「体の中で炎症が起こると血管が傷んで動脈硬化が促進される」
という事なのだと思いますが、日本では予防接種があまり積極的に行わ
れていませんが、予算が限られた財政再建団体だからこそ費用効果率
の高い予防医療を推進していきたいと思います


医療法人財団 夕張希望の杜
 理事長 村上智彦
「凍」の精神とは[2008年11月12日(Wed)]


新潮文庫  沢木 耕太郎著  「凍」(とう)

山野井泰史・妙子夫妻の「ギャチュンカン」北壁登頂の思いを書かれたノンフィクション。

以前にも、夢枕獏氏の「神々の山嶺」や織田祐二の映画にもなった真保裕一氏「ホワイトアウト」などetc。


この本で感じたこと、「山野井夫妻に会ってみたい。」という感情。





山登り=人生に対する本質をあくまでも誠実にしたいという姿勢。


「まいりました。」



ロレンツォのオイル[2008年10月26日(Sun)]
感動した映画があります。

実話をもとにした
「ロレンツォのオイル」 命の詩



あらすじ
5歳になった息子ロレンツォに、突然 ALDと言う病気に罹患する。
このALDは、当時の治療では2年以内で死亡すると言われた病である。
医師たちからも、治療を受けるが満足のいかない治療法にロレンツォの生命が日増しに弱まっていく。
そのような中で、その病について両親オドーネ夫妻が医学書を読みあさり、医学の知識を習得し、果敢に治療法を模索しはじめる。
ついに、治療法としてオイルを使った食事療法を発見していく。

説明
副腎白質ジストロフィー:ALD (ウィキペディアフリー百科辞典より)
この疾患は、健常者ならば長鎖脂肪酸が正常に代謝するための酵素が先天的に欠損しており、そのため代謝異常によってこの長鎖脂肪酸が正常に排出されず、神経細胞内に蓄積する。神経細胞に蓄積した長鎖脂肪酸は、ミエリンと呼ばれる中枢神経系の髄鞘を剥ぎ取り、そのことによって脳の白質を傷つけるという病気である。


私は、この映画を観て特定疾患を持ったご本人とご両親、また生まれながらに何らかのしょうがいを持った本人とご両親の気持ちが痛いほどわかるような気がしました。
私も、福祉の現場に居て、しょうがいのあるご両親が大変な思いをされて、子供を育てたかを知っていたからです。
何とかこの病気を治してほしいと言うことで、色々な病院を訪問し、時間的・経済的に消費したこと。家では、熱が出たと言っては、すぐに病院に駆けつけたり、時には大きなパニック・ひきつけを起こすなど、気の休むことなく多くの苦労と不安の中で生活されていた。
私も3人の子供がいますが、しょうがいを持った子供を育てるということは、本当に並大抵な努力ではない。




ロレンツォさんは、今年の5月30日に誤嚥性肺炎で30歳の若さで亡くなられたとのこと。とっても残念です。そして、ご冥福をお祈りしています。

関係のリンク
http://www.myelin.org/:(オドーネ氏の主宰するプロジェクトのウェブサイト)

http://blog.livedoor.jp/route408/archives/51234513.html:有機化学美術館・分館




それでも人生にイエスと言う[2008年10月22日(Wed)]
今日は書物を紹介します。
昔、読んだヴィクトール・E・フランクル 「夜と霧」
読まれた方も多いことと思います。






GLAYのTERUさんのVOICEで紹介の投稿があった書物。
著者は、同じE・フランクルの「それでも人生にイエスという」・・・本です。
読んでみたく、すぐに本屋さんに行って来ました。






とかく、自分の思い通りに行かない状況・状態、その時に、人は他者のせいにしたりして自己防衛する。(それって、自分の弱さを認めていることなのかもしれない。)

生きる意味を考える時、本当になんだろうかと考えてしまう。
「喜びに満ち溢れ、思いのままに生活すること」が・・・生きている意味なのか・・・・。

逃げ出したい不安・苦悩も、生きることに意味のあることと受け入れる事ができることを知る。

変なところに力を入れている自分の影が確認でき、そして、どんな場合でも生きているかぎりにおいて自分の価値(生きている価値)が劣ることがないという強いエールをもらっていると気付かされる。

「それでもイエス」と言うことは、受け入れる決意であり、そこからの希望の証(あかし)と気付く。





第二次世界大戦 ユダヤ人というこでナチスの収容所に因人となり、また、妻・子供も失い、全ての財産・医師としてのプライドも全てなくなった彼の言葉は強く響きます。

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