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【開催報告】6/29総会・記念トークイベント2013 [2013年07月01日(Mon)]


ーーユースビジョン総会・記念トークイベント2013開催概要ーー
【日時】2013年6月29日(土)15:00-17:30
【場所】Flag三条セミナールーム(京都市中京区)
【ゲスト】TEDIC 門馬優さん
【当日参加者数】17名(うち、ゲスト1名、スタッフ2名)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

6月29日(土)Flag三条にて「ユースビジョン総会・記念トークイベント2013」を開催しました。

最初に、ユースビジョン赤澤より、「震災・被害地域の今」と題して、東日本大震災から2年3か月がたった東北の現状について解説を行いました。

仮設住宅での暮らしやそこでのコミュニティは、「自立できる人から抜けていくコミュニティ」であること、公園や広場などの場所に仮設住宅等がたち、子どもの遊び場や居場所が極端に減っていること、そして、2年目の現在は、復興に関して、「目に見える進捗」が感じにくい時期であること、など、行政等のデータを元に紹介しました。

<石巻市の復興の進捗状況>
http://www.city.ishinomaki.lg.jp/cont/10181000/8235/8235.html

また、ゲストの門馬さんが活動するきっかけとなった「つなプロ(被災者をNPOとつないで支える合同プロジェクト」の概要についても解説しました。

発災3日後の3月14日から活動を開始した「つなプロ」。
「つなプロ」のボランティア募集は公募ではなく、つなプロに関係するNPOを経由してのクローズドな募集でしたが、門馬さんもその中の一人として被災地に駆けつけました。
そして今があることを考えると、いわば「引っかかった」一人といえます。

という紹介に続き、ゲストの門馬さんからのお話です。
テーマは、「石巻での学習支援活動を通して見えてきたこと〜子どもたち・若者たちとの関わりから」

06293写真.JPG

震災が起こった2011年3月11日は、門馬さんにとって、大学の卒業が決まり、4月からの大学院生活を準備していた時期。

教員志望だった門馬さんにとって、つなプロの活動メンバーとして現地入りした後、「子ども」は常に気になる存在でした。
はじめたきっかけは、「勉強を教えることができる」という自分の「できること」があったから。

そして、数ヶ月で活動を終了しようと思っていた門馬さんは、ある中学3年生のこんな言葉に出会い、もう少し続けてみようと思い直します。

「震災がきて救われたと思っているんだよ。」
震災前から、家庭内暴力や不登校などの状況に置かれながらも、ヘルプサインを出すことができなかった彼。それが被災により、ヘルプサインを出さずとも、助けてもらうことができたというのです。

その後、東京の大学院に通いながら、学習支援活動を続け、4月から本格的に活動を展開してきて今、見えるのは、さまざまな環境におかれている子どもたちの姿です。

地域や家族、学校のしんどさが、ダイレクトに子どもたちへの負荷として現れている、そして、それは震災から2年たって、より深刻になっているという現実です。

また、一方で、そんな子どもたちをサポートする大学生もしんどさやつらさを抱えています。
石巻市に唯一ある石巻専修大学へ通い、門馬さんは、学生と同じ目線にたち、一緒に食事したりのみにいったり、いろんな話をしながら関係を築き、メンバーを集め、活動しています。

06291写真.JPG


活動を通して知ってしまった、軽くない「現実」とどう向き合って、課題の解決につなげていくのか、まだまだ「これ」という答えには出会っていないとのことです。

今、石巻で起こっている子どもをとりまくお話は、被災地だけの話ではありません。
被災地が、少し先を走っているだけ、と言えます。
一つの団体だけで解決するのではなく、地域の他の団体や学校等と、今こそ連携しながら、
地域で育てていくことにチャレンジしていきたいというお話でした。

その後、参加者のみなさんから質疑応答をいただき、会は終了しました。

[参加者のみなさんからいただいた感想(抜粋)]
・様々な課題を持つ若者との関わりに日々奮闘されている様子をお聞きし、自分の仕事との関連を感じ、刺激を受けました!
・「現地の子どもの居場所がない」という問題を今日聞くまで知らなかったので、衝撃を受けました。
・子どもたちの現状、日本の縮図がそこに現れているということに気付かされました。
・地域の中での悪いスパイラルどこでもあることだと思います。よいスパイラルになるようにともにがんばりたいと思いました。


貴重なリアルな現場のお話をしてくださった門馬さん、
ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。


TEDIC
http://www.tedic.jp/

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