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YouthVisionCafe第28回開催しました! [2013年02月26日(Tue)]

ーーーYouthVisionCafe第28回開催概要ーーー
【日時】2013年2月22日(金)19:00-21:00
【場所】Flag三条セミナールーム(京都市中京区)
【ゲスト】NPO法人Salut 津田みづきさん(現在、育児休業中)
【当日参加者数】31名(うち、ゲスト1名、スタッフ2名)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2月22日(金)ユースビジョン事務所のあるFlag三条にて「YouthVisionCafe第28回」を開催しました。
当日急きょ駆けつけてくださった方も居て、28名もの方にご参加いただきました。

ゲストはNPO法人Salutの津田みづきさん(現在、育児休業中)。
津田さんの知られざる幼少期や、育児休業中に感じていることなどを、
スタッフ橋との対談形式でお話いただきました。

19:00-19:30
始めに橋からご挨拶。ユースビジョンの団体紹介と、YouthVisionCafeの概要説明。
初めての方も多くいらっしゃったので、空気がいつもより少し固めでした。
その後、参加者全員で自己紹介。お名前ご所属や、今回の参加動機などをひと言ずつ話して頂きました。

19:30-20:10
予定時間より少し遅れて津田さんのお話スタート。
「では早速…」と映し出されたスライドの題名は「THE 平凡」。
会場からはクスクスと笑い声が聞こえました。

津田1.JPG


津田家はご両親が警察官でとっても真面目なご家庭。
共働きだったこともあり「じじばばっ子」だった津田さんは、初孫という境遇もプラスされ、
かわいがられつつ甘やかされながら育ったと言います。

津田さんのスライドは、「誕生」「幼少期」「小学校時代」「中学校時代」「高校時代」が
一枚ずつになっていたのですが、
どのページも最初の一文は「特にこれといったことなく過ごす」という言葉から始まりました。
ご本人曰く本当に「平凡」に育ったそうです。

そうは言ってもスタッフから突っ込みを入れるとドンドンと津田ヒストリーが出てきます。

小学校時代は学校に年に何回か盲学校の子ども達と交流する時間があり、
障がいをもつ子と初めて出会いました。
津田さんは何の違和感もなく、他の友達と同様、一緒に遊んでいたと言います。

当時はこの経験を何とも思っていなかったそうですが、
大学生になって知的障がい者施設でボランティアをしているときに、
利用者さんから「障がいに偏見ある?」と聞かれ、
全くそういうのがないことに津田さん自身気づきました。
それを「なぜかなぁー?」と思い返した時に、その小学生の時の経験を思い出し、
子どもだったからすんなり受け入れられ、今のご自身に大きな影響を与えていたことに気づきます。
この経験があったからこそ、大学時代も今も自然に障がいを持つ方と関われるんだと思う、
とおっしゃっていました。

中学生のときは女子バレー部、高校生の時は柔道部に所属。
どちらも体力と精神を鍛えられ、高校の柔道部は始めは男子ばかりの中に女子一人だったそうです。
それでも3年間やりぬいた津田さん。根性あります。

そんな津田さんの高校卒業間近、ある先生と学校の校訓について話したとき、衝撃を受けました。
それは自分の学校の校訓が「平凡の偉大さに徹せよ」だった事。
「真ん中よりちょっと上でも下でもダメ。平凡っていうのが一番難しいんだよ」という先生の言葉に
妙に納得した津田さん。
その言葉は今の津田さんにも強く影響を与えていて、
「平凡と言っても人それぞれ基準は違うけど、私は私の平凡を目指して、
平凡であることに幸せを感じていきたいと思う」と津田さん自身の幸せのあり方を垣間見ました。

津田5.JPG

大学に入学した津田さんは、自分がじじばばっ子であったことを理由に、
おじいちゃんおばあちゃんに役に立つ仕事ができたらと福祉学部に進学。
ですが入学してみると、福祉にはいろんな分野があることを知りました。

最初は高齢者福祉に興味があった津田さんですが、
3回生で資格取得のための実習に行く前に、「現場での経験を学んでおかなければ」と、
知的障がい者施設の夜の余暇支援、精神障がいを持つ方が働くカフェを運営している事業所、
その他色んなところにボランティアに参加しました。

その経験を活かし、3回生では重度身体障がい者の入所施設、4回生では精神科病院で実習。
これらの実習で、人を支援する仕事は、短期間ではなく長期間関わり続けた方が、
たくさんのことが見えてきて、
特に精神障がいを持つ方は、症状や体調に波のある方もいらっしゃるので、
長いスパンで関わりを持った方がその人のことを知ることができ、こちらのことも知ってもらえて、
関係性が築かれると学びました。

そして津田さんはボランティアを続ける中で、
津田さん自身が精神の分野で働きたいと思うキッカケになった出来事と出会います。
それは、障がいを持つ人も持たない人も一緒に、
一つの目標に向かって思考錯誤しながらモノづくりをしている姿に出会ったときです。
「自分の目標に向かって頑張っているこの人達と一緒に頑張りたい!自分もこういう仕事に就きたい!」と
そこで意識するようになり、精神障がい者支援の分野で仕事を探すようになったそうです。

と、言っても津田さんは「家から近くの職場」が就職する上での絶対条件。
でもまさかそんなうまく見つかるはずもないと普通なら思ってしまいますが、
ラッキーな津田さんは家から徒歩圏内にあるSalutという事業所が求人を募集していることを知ります。
早速見学に行ってみると、初めてとは思えないほど自然体で居れたという津田さん。
就職の決め手はそのSalutのほっこりした雰囲気だったそうです。

そして無事に津田さんの採用も決まり、現在4年目。昨年4月より育児休暇中を取っています。
来年度には復帰予定。でも1年間仕事から離れていたこともあり、多少の不安もあったようですが、
最近では、「みんなといきいきと頑張れるためにできる工夫をしよう」と、
今はとても前向き。
Salutは「女性がいきいきと働ける職場作り」を目指している団体ですので、
団体としてもとても応援してくれているようです。

現在は復帰に向けて、家事を効率よくできるように工夫したり、早起きの練習をしたりと、
自分の生活を整える努力中。改めて世間の働くお母さんの偉大さに気づいたと言います。

復帰した暁には、Salutのみんなでいきいき働けるよう頑張ります!
というお言葉で、最後は締めくくられました。

全然平凡「ではない」津田さんの人生を聴かせていただきました。

20:20-20:55
休憩をはさんだ後は、5-6人グループにわかれ、
津田さんの話を聞いて共感したことや、感想、もっと聞いてみたい事などをわかちあいました。
感想の中には「平凡と言っても、人それぞれ感じ方が違う、という言葉が印象的でした」とか
「育児休業中という同じ境遇もあり、とても共感できた」など、津田さんに共感する感想が多くありました。

津田4.JPG

21:00
カフェ終了後の交流会では、残念ながら津田さんは小さなお子さんがお家で待っているため不参加でしたが、
今回初めてご参加くださった方も交流会に参加してくださり、参加者同士で新しい交流も生まれる機会になりました。

ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

次回もまたお楽しみに!

Posted by yamamoto at 20:53 | ネットワーク形成 | この記事のURL | コメント(0)
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