• もっと見る

«学生パワーで地域を元気に | Main | 12月開催分:知的障害者ガイドヘルパー 養成講座»
Google

Web全体
このブログの中
ユースビジョンプロジェクト別リンク集
プロフィール

特定非営利活動法人ユースビジョンさんの画像
カテゴリアーカイブ
最新記事
東北地方太平洋沖地震支援基金
YouthVisionCafe第26回開催しました! [2012年10月30日(Tue)]

ーーーYouthVisionCafe第26回開催概要ーーー
【日時】2012年10月15日(月)19:00-21:00
【場所】京都市中京青少年活動センター
小会議室B(京都市中京区)
【ゲスト】NPO法人 さくらネット 河田のどかさん
【当日参加者数】15名(うち、スタッフ2名、ゲスト含む)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2012年10月15日(月)に京都市中京青少年活動センターにて
「YouthVisionCafe第26回」を開催しました。

今年度からは、コンセプトをプチリニューアルし、さらに若者のネットワークを広める・深める場になるように、パワーアップを図って開催しています。
当日はスタッフ含め15名の方にご参加いただきました。

ゲストはNPO法人さくらネットの河田のどかさん。
今回のカフェはいつもと少し内容を変更し、河田さんには「つながり」をテーマに、自身のキャリアやライフストトーリーについてお話いただきました。
また、いつもならば後半は小グループに分かれ、ゲストのお話の感想や、もっと聴きたいことを共有しますが、今回は、参加者のみなさんにも「つながり」について考えていただき、「当日は何を期待して参加したか」や「どのような場ならまた参加したいと思うか」ということに対して、ご意見をたくさんいただきました。

19:00-19:10
定刻より少し遅れて、始まりました。
はじめにカフェの概要をユースビジョン橋より説明。
今回はいつものカフェと少し内容が変更になっていることなどをお話しました。

河ちゃんCafe_あんしー.JPG

19:10-19:20
そして、参加者同士の自己紹介。
お名前、ご所属と、現在されている活動(または仕事内容)について、簡単に自己紹介をしました。初めてご参加いただいた方も数名いらっしゃったのですが、笑いなどもあり、和気あいあいと始まりました。

19:20-20:10
いよいよ、ゲスト河田さんのお話スタート。
ホワイトボードに書いた年表を使いながら、その時何があったのか、河田さんがどう感じていたのかなどをお話いただきました。

河ちゃん.JPG

河田さんは小学1年生のときに阪神大震災を経験。その経験が河田さんにとっても大きな影響を与え、言うまでもなく、現在のご活躍にも繋がっています。
河田さんは神戸市内にお住まいでしたが、ご自身やご家族、家屋は無事だったそうです。しかしよく遊びに行っていたおじいさんの家が激震区の長田にあり、おじいさんおばあさんは無事だったようですが家屋は全壊。震災前はしょっちゅう遊びに行っていた河田さんは、おじいさんの家が倒壊したことは理解しつつも、すぐに再建されることを信じて、両親に「遊びにいきたい」と何度も懇願したそうですが、いつも両親に止められたそうです。また、小学2年生と時に書いた冬休みの宿題で震災の経験を書き、それを見たお母さんが、なぜもっと楽しいことを書かないのかと、とても悲しい表情をしたのを見て以降、河田さんはあまり人前で震災のことを話さなくなったそうです。

中学生時代に学校生活や、ご家庭での苦難などもあり、人との関わり方に悩む時期を過ごされたそうですが、逆にそれらの経験が今の河田さんにとっては良かったそうで、「何か相手に言いたいときは、面と向かってはっきり伝えよう」という考え方をし始めたのはこの頃だそうです。時折垣間見える河田さんのゆるぎない強さみたいなものは、このような経験をされているからかなぁと感じました。

そして中学3年生のとき、高校の志望校を決める際、ある新聞記事と出会います。それは後に河田さんが進学することになる舞子高校環境防災科の在学生について書かれた記事。阪神大震災の経験や思いが書かれたその記事を読み、忘れなくちゃいけないと思っていた震災の記憶を、自分もこのまま放置したくない、もっとちゃんと知りたいと思い立ち、進学を決められたそうです。

そうやって進学した高校時代は、阪神大震災について考え方が変化する時期だったと言います。高校までは河田さんにとって震災は辛い記憶でしかなかったけれど、実は震災の時には全国からたくさんのボランティアが来てくれていたことや、当時はみんなが神戸を支えてくれたことを授業で知り、震災のプラスの面を知ったそうです。

そういった災害の色んな面を日々学んでいた高校2年生のときに、日本各地で大きな災害が起こり、その時河田さんは「行かないと!」と突発的に思い、すぐに現地に行かれたそうです。この頃から災害時に現地ボランティアに行くようになったそうです。

また同時期に神戸三宮駅近くの東遊園地という場所に行き、そこには震災で亡くなられた方の慰霊碑が建てられているのですが、そこでたくさんの亡くなった方の名前を見て、「たったあの15秒でこんなにたくさんの人が亡くなるのはおかしい、防災を知っていれば救えた命もあったはず…」と思ったと言います。今後このようなことが起きないためにも、自分にできることがあるなら、経験を語り継いだり、活動を続けて行きたいとそこで決心されたそうです。

大学に入っても防災を学び、学外でも精力的に防災の啓発活動や防災教育、復興住宅での独居老人の支援などをされていた河田さん。

河田さん_学生時代活動.jpg

活動を続ける中でしんどくなることも何度もあり、とても葛藤があったそうですが、高校時代の恩師の先生の紹介で、現在のNPO法人さくらネットへの就職が決まり、現在に至ります。

そして働き始めて1年が過ぎようとしたときに東日本大震災が発災。阪神大震災の記憶がよみがえり、布団で寝られなくなるぐらい自分が不安定になりながらも、震災1ヶ月後の4月から学生ボランティアバスをさくらネットから現地に派遣し、震災支援に尽力されていました。
そしてその夏にはいわてGINGA-NETプロジェクトがあり、多くの学生やユースビジョンとも深く関わるようになりました。そこで、今まではほとんど他団体のNPOと関わる機会がなかった河田さんですが、同世代の人たちが同じように悩みながらNPOで頑張っている姿を見て、とても安心したとおっしゃっていました。それまではとても気負いながら仕事をしていた部分があったけれど、みんな同じなんだと思った時に、少し楽になり、みんな同じなら自分ももっと前向きに頑張ろうと考えるようになったそうです。そして今は「スーパー前向き」に仕事をされているとのこと。いわてGINGA-NETプロジェクトは、現地の方やボランティアの学生だけでなく、私たちスタッフにも確実に色んな影響を与えてるんだなと感じました。

東日本大震災以降の経験は、たくさんの学生やボランティアが現地に支援に行く姿を目の当たりにすることで、とても感謝の気持ちが沸いてきたと河田さんは言います。自分は子どものときに震災の辛い経験を吐き出す場がなかったけれど、今回は現地で子どもたちがボランティアと一生懸命遊ぶ姿をたくさん見たそうです。そのとき、河田さんは、ボランティアに向かって自然と「ありがとう」と思ったと言います。

河田さんにとって、つながりとは「人と人とのつながり」ももちろんのこと、また「自分と記憶(思い)のつながり」もとても大きいとおっしゃっていました。記憶や思いが今の活動の元になっているということ。

最後に「今回の震災では、「また会いたい」と思う人とたくさん出会えた。これらのつながりができたからこそ、今があって、こういうYouthVisionCafeにも呼んでもらえる。「また会いたい」と思える人とまた会えることを、とても幸せに感じています」という言葉をいただいて河田さんのお話は終了しました。

 20:10-21:00
 その後、少しだけ休憩をはさみ、参加者のみなさんにも「つながり」について考えていただき、「今日は何を期待して参加したか」や「どのような場ならまた参加したいと思うか」ということをテーマに、たくさんご意見をいただきました。社会人グループと学生グループに分かれて話をしたのですが、「YouthVisionCafeはゲストのライフストーリーが聴けるからおもしろい!」というご意見や「学生がNPOの人と出会える場はあまりないから、こういう気さくな場があると良い」というご意見など、たくさん意見をいただきました。

学生.JPG社会人.JPG

ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

次回のYouthVisionCafeは12月6日(木)!
ゲストはNPO法人テラ・ルネッサンスの栗田佳典さんです!ぜひご予定あけておいてくださいね!
Posted by yamamoto at 01:18 | ネットワーク形成 | この記事のURL | コメント(0)
コメントする
コメント