【開催報告】京都市青少年モニター制度報告会 [2012年04月16日(Mon)]
遅くなりましたが先日速報でお知らせした
2012年3月21日(火)に池坊学園第一会議室にて行った 京都市青少年モニター制度の報告会について、それぞれの シーンごとに当日の様子をご紹介します。 ・セッション1「ユースモニター制度実施報告」 ここでは、協力していただいた部局から、青少年が出したの意見が どのように市政にフィードバックされ、施策に反映できたものや 反映できなかったものはその理由などを説明していただきました。 若者からの意見を直接聞くことができ、新しい視点で物事を 考えられる半面、実現可能性としてはまだまだなアイデアも多く、 これまでの取り組みの全体を振り返る機会となりました。 ・セッション2「ユースモニター制度の成果と課題」 ゲストの山口洋典さん( http://www.nposchool.jp/ ) をお招きし、2011年の成果と課題についてコメントをいただきました。 示唆に富む多くの意見をいただきましたが、その中でも 「アイディアとは思いつき、思い込みであり、「私が思った」ことであり、 提案とは申し入れ、申し込みのことであり受け入れる相手がいて成立する。」 という言葉に、青少年モニターは大きく参加者の心に響いていたようでした。 また、山口さんからは 「モニターのみなさんは、これから種を育てることを期待されている。 ここが終わりではなく、みなさんが関心をもったことに対して 問いを育てていってほしい。」という、応援のメッセージもいただきました。 セッション3「ユースモニター制度の振り返り」 この1年の活動を振り返り、青少年モニターや京都市の職員の 方々で、より良くしていくための意見交換をしました。 主な意見としえは以下のようなものがありました。 *本制度に参加しての気づきや学び ・私がワークショップでやっていたことはアイデアだった ・自分はアイデアは持っているが提案は??相手の側に立って物事を考えないと。 ・行政としてできること、やりやすいこと、不可能なことは意外とはっきりしている ・行政の方たちがとても歩み寄っていただいていると、実際参加して気付いた。 ・町の中で市政のポスターをよく見るようになった。(意識して) ・自分のアイデアが「面白いね」と言ってもらえると嬉しくなる。参加したくなる。 ・テーマの名前(例、ごみ減量)だけ聞いても関心がわきにくいが自分の暮らしの延長と してとらえると考えてみたくなる。 *本制度について 問題や課題となるポイント ・理解の深まりに欠ける。提案するには相手をよく知ることが必要 ・背景屋より現状について詳しく知った上で提案する機会があればより実践できるよう なものが出てくるのでは? *本制度について 次年度に向けた改善案 ・過去参加者と新しく参加した人が交流できる。 ・1テーマにもっと時間をかけて議論する。 ・学校や教育委員会にも協力を呼び掛け中高生の参加者を増やす。 ・提案にするためにもう少し詳しく成果と課題を知る機会を →テーマを出す、行政の事情(ルール、ツール)をもう少し知れたら セッション4「総括、今後についてのご案内」 青少年モニター制度の担当である 京都市勤労福祉青少年課の俣野様よりメッセ―ジをいただきました。 今年度が初の取り組みということもあり、次年度以降に解決すべき課題は たくさんありますが、報告会等での担当部局からのフィードバックや、 実際に参加した青少年モニター、報告会を見学した青少年からの声からは、 たくさんの価値も発見することができました。 今後、より良い取り組みにしていくためには、青少年、行政がお互いに ついて理解を深め、意見交換をしていく環境を作っていくことが重要ですが、 そのために青少年が時間をかけて市政について理解をする機会を作り それを支える行政の協力の形を作っていくことだと思っています。 ユースビジョンが継続して行うかはまだ未定ですが、 次年度もこのとりくみは継続するとのことで、 この取り組みがより発展し、若者と社会をつなぐモデルの一つとなって いってもらえたらと思います。 |