• もっと見る

«大学ボランティアセンターリーダーセミナー2010開催しました | Main | 2/6NPO就職・転職フェア報告-NPO就職・転職合同説明会-»
Google

Web全体
このブログの中
ユースビジョンプロジェクト別リンク集
プロフィール

特定非営利活動法人ユースビジョンさんの画像
カテゴリアーカイブ
最新記事
東北地方太平洋沖地震支援基金
2/6NPO就職フェア報告-NPO・NGOキャリアデザインセミナー- [2010年03月01日(Mon)]

 2月6日(土)に京都の池坊学園洗心館にて、NPO就職・転職フェアを開催しました!

 NPOで働きたい若者と、次代を担う人材を求めるNPOとの適切なマッチングの創出を目的に、[NPO・NGOキャリアデザインセミナー]と[NPO合同就職・転職説明会]を同時開催しました。

 午前[NPO・NGOキャリアデザインセミナー]と午後[NPO合同就職・転職説明会]合わせて、予想を超える90名近くもの参加者が来場、求人ブース・トークセッションゲストブース合わせて10団体も集結し、熱気あふれる一日となりました。
10:30から始まった[NPO・NGOキャリアデザインセミナー]は、まずユースビジョン代表の赤澤による「NPO・NGOで働く現状の解説」からスタート。

 ユースビジョンが2009年に実施した「NPO・NGO就業実態調査」から見えてきた現状について、NPO・NGOで働くハンドブックをもとに解説を行いました。
 まずは、社会の課題解決をめざして働くNPOスタッフの役割や、小規模な組織や若い職員が多いといった働く環境や、給与や制度などの雇用環境について説明しました。
 さらに、働くきっかけや経歴などのどんな人たちが働いているのか、社会に貢献するやりがいや、少ない人数でいろんな種類の仕事をしなければいけない大変さなどについても伝えました。
 また、働く上で、対人関係力やコミュニケーション能力、事務処理能力などが求められること、課題に対して、自分で考えチャレンジできる人が求められていることなど、調査から見えてきた結果を元に解説しました。


 その後に行われたトークセッションでは、
「NPO・NGOスタッフとして求められる能力、描くキャリアとは?」
をテーマに、NPO・NGOで活躍するスタッフをゲストに向かえて行いました。
〈ゲストスピーカー〉
 (特)きょうとNPOセンター 事務局次長 野池 雅人さん
 (特)アクセス−共生社会をめざす地球市民の会 理事・事務局員 野田 沙良さん
〈コーディネーター〉
 (特)ユースビジョン 代表 赤澤 清孝


まずは、団体や自身のお仕事について、事務所やお仕事現場の写真をまじえてそれぞれにお話いただきました。


フィリピンの貧困問題の解決を中心に、貧困のない平和で人権の守られるアジアをつくっていきたいという目標をかかげて活動する、国際協力NGO「アクセス−共生社会をめざす地球市民の会」で働く野田さん。
有給職員は、野田さんとパートタイムの方の2名。60-70名のボランティアスタッフと共に取り組んでいます。


野池さんは、「きょうとNPOセンター」で、NPOを応援するNPOとして、大学や企業、行政とNPOのつなぎ役として、社会課題の解決と市民社会の発展をめざして働いています。職員数は、20名、職員の平均年齢30歳の若い組織です。


まずは、「働くきっかけ」をうかがうと、野田さんは、ある映画をきっかけに、生きたくても生きられない人がいることを知り、高校生の時に、そういった人たちの状況を改善する仕事につくことを決意。大学での勉強や留学などの経験を得て、現場での活動経験がないと今の団体にボランティアとしてとびこんだのが始めたのが始まりでした。
大学卒業後は、塾や教育関連のNPO運営する企業での2年間の経験を経て、再びアクセスへ。フィリピンの現地スタッフとして、1年目はボランティアで、2年目からは少し給料をもらいながら働き、帰国後に日本事務所の有給職員として働き始めました。

大学時代は、NPO・ボランティアに関心はなく、剣道やアルバイト、飲み会に楽しむ日々を送っていた野池さんは。教員になりたいと思っていた頃、大学院の教官から、NPOの実態調査のアルバイトを紹介されたことが転機となりました。まちをよくしたいと活動する地域のおばちゃんおじちゃんたち、自分と近い年齢の人たちが、自分で仕事をつくるんだと言っているのと聞いた時には、衝撃を受けたといいます。
そこで出会ったNPOの人たちと企画を開催、卒業後は、教育関連の行政の外郭団体に就職し、3年目に、自分たちで動いて社会をまちを変えていこうとするNPOの可能性が忘れられず転職を決意。学生時代出会ったNPOの人たちに連絡、今の職につながりました。


さらに「やりがい」として、野池さんは、行政で働いていた頃との違いとして、もともとあることをやったり、やりなさいといわれて取り組むのではなく、自分たちでアイデアを出しながら新たなことをつくっていけるのが、一番大きな違いでやりがいがあると語ってくれました。

野田さんは、企業でも、子どもたちの成長が間近に見えるやりがいはあったが、NGOでは、貧困問題など「絶対に必要なもの」に取り組むことに違いがある。生きることすらままらなかった人が、生活をたてなおし、がんばれば自分たちにもできるんだと変化していく姿を見れた時に、大きなやりがいを感じると話していただきました。


「大変なこと」として、野池さんは、限られた時間やお金の中で多様な仕事をしなければならない重圧は大きいと、企画、広報、チラシの作成やお金の管理、秘書的な仕事まで、全部やらなきゃいけない大変さがあると語りました。

野田さんは、仕事の中で、「やりたいこと」はたくさんあるが、例えば貧困問題に取り組む事業の助成金の申請など人の命にも関わるような、「やらなければいけないこと」こともある。「やるべきこと」の優先順位をつけながら取り組むプレッシャーを感じながらやっていることを話しました。

「身につけた力・必要だと感じる力」として、野池さんは、やりたいことがあれば、そのお金をどこからとってくるか、どう有効に使うのかから考え、企画していく力だと語りました。
 また、まわりに協力を求めるコミュニケーション力や、野池さんの場合子育てにがんばる時間をつくったりして自分のモチベーションを管理していく力も必要だと話してくれました。

野田さんは、企業や他のNPOにいっても使えるぐらいの語学力や会計の基礎などがつき、ジェネラルにいろんなことができるタイプの人間になってきたことを感じているとのこと。本当に必要なことは何かを見極め、仕事の優先順位をつけて、結果を出す力も必要だと語りました。


最後に、「これからNPOで働きたい人たちに向けて」、野池さんからは、NPOでは定期的な就活の時期や採用があるわけではない、だからこそ、イベントへの参加したり、ボランティアやインターンとして現場にとびこんだり、自分自身で売り込んで、積極的につながりをつくっていくことが大切だというアドバイスをいただきました。

野田さんからは、大規模なNGOの採用条件は高くなっている、その条件を満たすために一つ一つ力をつけていくか、顔をつなげることがとても重要と語ります。企業と違って、ボランティアやインターンを通じて、団体を知る期間を設けられることはとてもいいことで、団体のカラーやキャラクタ、スタッフの雰囲気などを知った上で、自分にあった団体を選ぶことができるメリットを活かすことを薦めていただきました。

こういったフェアを活かして、午後からの説明会でも、NPOスタッフと直接話せるチャンスを逃さず、積極的に関係をつくっていってほしいことを伝え、トークセッションを終えました。

午後からの「NPO就職・転職合同説明会」の報告へ続く
コメントする
コメント