【きっかけ】
令和6年11月に養治小5・6年生を対象にワークショップ型授業「あすチャレ! ジュニアアカデミー」が実施され、現役パラアスリートの山本恵理さんが講師として、 児童と一緒に「遊び」を通して「障がい」 や 「インクルーシブ」について考える機会がありました。その時に、パラサポ!インクルーシブ運動会の説明があり、スポーツ・アクティビティ用車椅子「パワサポ!ミライ」という車いすを使って、車いすリレーやインクルーシブソーラン節をすることができることを知り、令和7年度の「春季運動会」で実施することになりました。

【事前学習】
今年4月になって最初に「インクルージブ」についての事前学習をしました。調べたことやわかったことを「自主学習ノート」に書いて伝え合いました。




【パラサポ!ミライ】
新しくなった「福祉プラザしものせき」に保管されている「パラサポ!ミライ」(令和6年10月に下関市に贈呈)を5台借りて、5月7日から練習が始まりました。東京から「パラサポ」の山本さんを中心にスタッフさんが数日来校され支援していただきました。



【インクルージブ「ソーラン節」】
だれでも楽しく踊ることができるように、車いすとして設定したいすに座って踊ったり、無音で進行する部分もあって手拍子や動作でリズムをとって踊ったりしました。最初はタブレットで個々で練習して、グループで動きを確認しながら、全体で踊れるようにがんばりました。



【車いすリレー】
車いすにブレーキがないので乗り降りは声を掛け合ってサポートし、乗り換えがスムーズにできるようにチームでしっかり話し合って練習を進めていきました。コースは四角形で、公平で安全なレースになるように、第一走者はセパレートコース、それ以降はオープンコースというように、いろいろと試しながらルールを考えていきました。


【運動会当日】
運動会は雨で次の日に延期になりましたが、モチベーションは高いままで運動会を迎えました。本番が一番のできばえ、子ども達の笑顔そして達成感を感じる姿をたくさん見ることができました。当日は撮影スタッフさんもたくさん来校され、過程や成果の様子が映像化されて配信されます。




「車椅子リレー 大人編」も実施し、保護者・地域の方・卒業生の35人がパラサポ!ミライを体験しました。とても盛り上がったリレーでした。

【振り返り・・・感謝】 楽しみながら、そしてみんなで考えながら「インクルージブ」についてしっかり体感できたと思います。これらが、みんなで協力して楽しく共生できる社会をつくる思いや願いにつながってほしいと思います。
多くの方々の温かいご支援でおかげで「インクルージブ運動会」ができたことに感謝いたします。
