今年度の春季運動会は「パラサポ!インクルーシブ運動会」を含めた内容になります。学校の運動会をきっかけにインクルーシブ教育を推進する新プログラム「パラサポ!インクルーシブ運動会」を開催します。5・6年生がチャレンジします。
24日に日本財団パラサポ(パラスポーツサポート)から山本恵理さん(パラリンピックウエートリフティング日本代表)、プロジェクトリーダーの滝澤敬子さん、太田原秀仁さんが東京から来校されました。
今回は事前学習で、インクルージブや運動会についての講話があり、みんなでじっくり考えました。



パラサポ!インクルーシブ運動会とは、“すべて”の子どもたちに運動会を楽しみ、輝けるチャンスを作りたい。運動会を通じて多様性を考えるきっかけにしてもらいたい。そんな想いから生まれたのが「パラサポ!インクルーシブ運動会」です。
運動会でのインクルーシブな種目は、
「車いすリレー」 パラサポが新たに開発した校庭でも体育館でも使用可能なスポーツ・アクティビティ用車いす「パラサポ!ミライ」に全員が乗ってリレーを行います。昨年度下関市に10台配備されました。パラサポが新たに開発した校庭でも体育館でも使用可能なスポーツ・アクティビティ用車いす「パラサポ!ミライ」に全員が乗ってリレーを行います。慣れない車いすでも児童たちが互いにコミュニケーションを取り合い、ルールや道具を工夫することで障がいの有無にかかわらず、誰もが参加でき楽しめるというプロセスを経験することができます。



「インクルーシブ『ソーラン節』」は、 運動会の伝統種目でもある南中ソーラン節を、元のソーラン節のメッセージはそのままに、障がいの有無や種別を問わずみんなで踊れ、誰もが輝き楽しめるように振り付けや構成をアレンジしています。障がいのある児童がいなくても踊ることができ、車いすに乗っているお友達や耳が聴こえないお友達と一体感を感じながら楽しく踊るための考え方や工夫を知ることで、多くの気づきが得られます。



5月7日から、13時間の練習を支援していただきます。事前に車いすを借りて練習したり、タブレットの映像でソーラン節の動きを覚えたりしていきます。この運動会を通じて、選択肢を増やすことでだれでも参加できること、多様性を考えるきっかけになればと願っています。車いすリレーは、運動会の「PTA・来賓・卒業生の競技」としても考えています。
事前に5・6年生は自主学習で「インクルーシブ」について調べたことや考えたことを披露しました。とても喜んでいただきました。さらに学びを進めていきたいと思います。少し紹介します。



