水産大学校の教授の荒木　晶先生が来校されて「川の生きものと水辺環境〜川がつなぐ陸と海〜」の出前授業がありました。この授業は下関市生涯学習課の出前講座として行われました。
　
　多くの水辺の生き物は海とかかわりがあるそうですが「サワガニ」は海とかかわりがなく、陸のみで生きる唯一のカニということにびっくりしました。

　干潟は多くの生き物を育てる大切なエリアで、生き物が干潟に穴を掘ったりして耕したりして、干潟を養生させています。そのおかげで多くの生き物が生息しています。アナジャコは地下６メートル下まで穴を掘るそうです！

　下関市の粟野川には鮭も登ってくることがあるそうです。

　水辺の生き物は海と川を行き来する「通し回遊」と川だけに生息する「非通し回遊」があります。
　
　通し回遊するウナギなどは、海で大きくなった後に川を登ってきます。川には防災のために「せき」がありますが、それを力強く登っていきます。

　カニは海で卵を産んで、それらがプランクトンの様な幼生にとして生まれて、カニの形に育っていきますが、先ほどの「サワガニ」は、大きな卵を産んでふ化した時は子ガニとして生まれてきます。これは大きな進化であり、少ない卵で命をつないでいくことができるそうです。
　
　「水の大循環」があり、水が海から山、そして川を通って海に流れていって循環します。
　
　事前に荒木先生にみんなの質問を届けていたので、答えていただきました。

　学習のまとめをしました。新しい発見がたくさんありました。さたに水辺の生き物に興味をもつことができました。ありがとうございました。

　
　しっかり話を聞いて、ノートにわかりやすくまとめることができました。

　昨年５月の「三軒屋海岸の磯辺の学習」では、荒木先生と学生さんに現地でたくさんのことを教えていただきました。次回はこの海岸で体験学習を予定しています。どうぞよろしくお願いいたします。