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自然と遊び、自然と生きる・・・私が思うこと

子育てと地域活動、そして松山での冒険遊び場活動を通して思うこと、感じることをそこはかとなく綴ります。


平成26(2014)年11月18日 産経新聞 東京朝刊「子供の声は騒音か 保育所や公園で近隣住民とのトラブル後絶たず」 [2014年10月25日(Sat)]
◆平成26(2014)年11月18日 産経新聞 東京朝刊
子供の声は騒音か 保育所や公園で近隣住民とのトラブル後絶たず

 「子供の声がうるさい」と、保育所や公園で近隣住民とのトラブルになるケースが後を絶たない。保育所側は防音壁を設置し、外遊びの時間を短くするなどの対策を講じる。「子供の育成を阻害する」と指摘する専門家もおり、互いに歩み寄る姿勢が必要だ。

 ◇市職員を脅迫

 「夜勤明けで帰っても、子供の声がうるさくて眠れない」。東京都内の保育所近くに住む30代男性はそうこぼす。今月1日には子供を迎えに来た保護者を手おので脅した疑いで、東京都国分寺市の無職の男(43)が逮捕された。男は前日、「園児の声がうるさい」と苦情を訴え、「対応しないなら子供の首を切る」と市職員を脅していたという。

 保育所や公園で遊ぶ子供の声について、都が9月までに都内62区市町村に聞くと、約7割に当たる計42自治体が、この5年間に住民から苦情を受けたことがあると回答。「夜勤明けで眠れない」「定年後を静かに過ごそうと思ったのに台無しだ」などで、太鼓をたたく音や野球ボールの打音なども苦情の対象という。都の調べによると、こうした苦情を受け、公立保育所に「防音壁を設置した」「遊具位置を変更した」と回答したのは6自治体。「遊戯時間の短縮や変更」は15自治体もあった。

 ◇訴訟、嫌がらせ…

 東京都練馬区の保育所では平成24年8月、「平穏な日常生活を害された」として、一部住民が運営会社の「日本保育サービス」(山口洋代表)を相手取り、慰謝料などを求め東京地裁に提訴。山口代表は「高さ約3メートルの防音壁を約1千万円かけて設置した。園庭で遊ばせる時間も各クラス40分に制限し、子供がいっぺんに騒がないようにしているのだが…」と困惑する。同じく「騒音被害」で提訴された神戸市東灘区の保育所は「嫌がらせを受けて困っている」(運営する社会福祉法人)。18年の開所以降、訴訟を起こした住民から、計2千枚近くの抗議ファクスが届き、23年秋には保育所近くの路上に「ドクロ」などが描かれた看板を設置され、「泣き出す子供もいた」という。

 東京の訴訟の根拠は、都が定める「都民の健康と安全を確保する環境に関する条例」だ。神戸の訴訟も同条例を援用して訴えているが、同条例は騒音について「何人も規制基準を超える騒音を発生させてはならない」と規定。国の騒音規制法や他道府県の条例では対象を工場や建設現場などに限っているが「『何人も』と規定しているため子供も例外ではなくなっている」(都担当者)。

 ◇条例の見直しも

 子供の声について、早稲田大人間科学部の菅野純教授(教育心理学)は「感動したり、うれしかったりすると、子供は自然に声を出してしまうものだ」と説明。「楽しさを共有し、社会性や情緒的な豊かさを育むために必要だが、時代とともに周囲が騒音に対して寛容でなくなってきたことが、トラブルの背景にあるのだろう」と指摘する。待機児童解消が求められる中、保育所の新設に悪影響との指摘もあり、都は子供の声も「騒音」の一部ととらえられる条例の見直しを始めた。今後、区市町村の意見を聞き、来年度に条例改正を行う方針。都は「騒音に困っている人がいるのも事実で、バランスを取りながら新たな規定を考えたい」と話している。
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