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自然と遊び、自然と生きる・・・私が思うこと

子育てと地域活動、そして松山での冒険遊び場活動を通して思うこと、感じることをそこはかとなく綴ります。


「死の淵を見た男」を読んで・・あの時、福島第一原発で起きたこと・・・ [2013年06月23日(Sun)]
死の淵を見た男.jpg

福島第一原発事故の現場で何がおこり、その状況の中で関係者がどう判断し、どう動いたのか。あの時、あの現場に遭遇された吉田所長以下、発電所現場の様々な人たちの行動、それを支えた使命感、その背景にあった考え、家族のことなど、胸が締め付けられる思いと悔しさと、そしてこれからは絶対こんな悲劇をおこしたくないという熱い涙を流しながらこの本を読んだ。

これからの日本を考えるうえで一読をお勧めしたい。
門田隆将著 株式会社 PHP研究所発行


この本の中で、吉田所長の想定していた「最悪の事態」 について語った部分が私にとっては衝撃的だった。

                                     
P356〜
「格納容器が爆発すると、放射能が飛散し、放射能レベルが近づけないものになってしまうんです。ほかの原子炉の冷却も、当然、継続できなくなります。つまり、人間がもうアプローチできなくなる。福島第二原発にも近づけなくなりますから全部でどれだけの炉心が溶けるかというと最大を考えれば、第一と第二で計十基の原子炉がやられますから、単純に考えても、"チェルノブイリ×10”という数字が出ます。私は、その事態を考えながら、あの中で対応していました。だからこそ、現場の部下たちの凄さを思うんですよ。それを防ぐために、最後まで部下たちが突入を繰り返してくれたこと、そして、命を顧みずに駆けつけてくれた自衛隊をはじめ、沢山の人たちの勇気を称えたいんです。本当に福島の人に大変な被害をもたらしてしまったあの事故で、それでもさらに最悪の事態を回避するために奮闘してくれた人たちに、私は単なる感謝という言葉では表せないものを感じています」

最悪の事態とは「チェルノブイリ事故×10」だった    吉田はそうしみじみと語った。

私が班目春樹・原子力安全委員長(当時)に吉田のこの話を伝えると、班目は、こう語った。

「吉田さんはそこまで言ったんですか。私も現場の人たちに、本当に頭が下がります。私は最悪の場合は、吉田さんの言う想定よりも、もっと大きくなった可能性があると思います。近くに別の原子力発電所がありますからね。福島第一が制御できなくなれば、福島第二だけでなく、茨城の東海第二発電所もアウトになったでしょう。そうなれば、日本は"三分割”されていたかもしれません。汚染によって住めなくなった地域と、それ以外の北海道や西日本の三つです。日本はあの時、三つに分かれるぎりぎりの状態だったかもしれないと、私は思っています」 

入れつづけた水が、最後の最後までついに原子炉の暴走を止めた    福島県とその周辺の人々に多大な被害をもたらしながら、現場の愚直なまでの活動が、最後にそれ以上の犠牲が払われることを回避させたのかもしれない。

多くの部下たちと共に未曾有の原発事故と真っ正面から向き合った吉田昌朗は、その大きな役割を終えて、今度は自らの病との闘いをつづけている。   

                                   

この本を読んで感じることは人それぞれだろうけど、私はやっぱり未来の子どもたちの為に、原発はすべて廃炉にしてほしいと思った。

この決断を最終的に下すのは政治家である。

そしてその政治家に1票入れるのは私たち国民である。

もうすぐ始まる参議院選挙・・・ぜひじっくり考えて投票してほしい。
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