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対話

茨城という地で「NPOに取り組む人を支援する」という仕事をして10年目になります。なぜ、この仕事をしているのか、何を目指すのか、自分自身と向き合い、人と、本と、未来と対話したいと思います。人としての生き方や私たちがつくっている社会のことについて感じたことを記したいと思います。


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てつ
原点 (01/07)
原点 [2007年12月25日(Tue)]
時に西暦1986年4月
生まれ育った千葉から茨城の水戸に移りました

高校時代、釣り、バスケ、ドラムと好きなことばかりしていましたが
福祉を学ぼうと茨城大学人文学部へ入りました

結局、福祉のことは、学問ではなく活動を通じて考えました
赤十字奉仕団という学内のサークルや地域のいくつかの障がい者団体で活動しました。
手話、ろうあ運動、情報保障、入所施設、就労など
いろいろなことを知り、福祉や社会について疑問をもちました。

同じ人間なのに、なぜ、障害があるというだけで、がまんしなければならないのか。
こんなに豊かな国なのに。

個人の側ではなく社会の側にある問題を変えなければいけないのではないか・・・

そんなとき、社会学に出会いました。社会学は、社会問題の背景にあるものをみる視座を
与えてくれました。

社会にある法や制度、慣習によって人は行為を行っているが、その社会の仕組みは人間が
つくってきたもの。
例えば、学校というシステムは、学びの場であると同時に、異質なものを排除し能力によって人を選別していく機能が組み込まれている。
誰が、そんな機能を望んだのか。
それは企業社会であり、私たち自身。学歴をもとめる意識が、仕組みを再生産している。

制度が、大きな社会の仕組みに組み込まれ、ひとの意識によって維持されている中で、
制度だけを批判しても変えることは難しい。

けれど制度や政策をつくっているのは人間だし、そもそも制度はひとのためにあるもの。
実際に、人が社会を変えようと動くことで、これまでも制度は変わってきました。

慣習に流されず、自分が正しいと思ったことを実践する。それが共感を生んだとき、意識が
かわり、変革につながるパワーが生まれる。

「自分には関係ない」「誰かがなんとかする」という意識が変化したとき、パワーが強まる。

このような共感的実践がひとつの回答ではないか、と18年前の自分は考えました。

卒論では、障がい児の特殊教育が、日本で学歴社会の形成の中でできてきた経緯を調べました。特殊教育制度は学ぶ権利を保障するためのものでしたが、結果としては障がいのあるなしでひとを分離することにもなりました。

共に生き、共に学ぶ、という人間として当たり前のことがどう実現できるのか。
あえて特殊学校ではなく普通学校を選択する統合教育も、ひとつの実践でした。
自分の家族もそれに挑みました。

あえて普通学校に来るのであれば「特別扱いしない」という条件の中での実践は
大変な面もありました。
「特別扱いしない」ゆえに情報やコミュニケーションの不足は特に大変でした。
「特別扱いしない」ゆえに得られたこともあったと思います。

(「助けあい」よりも「自己責任」ばかりが求められる今日ですが、ここに大きな矛盾
があると感じます。)

流されずに生きていこうとすれば葛藤が生じます。エゴだとか身勝手と言われる中
自分の信念が正しいのかどうか答えを探します。ある人は学門に答えを探し、ある人は
仲間をつくり、ある人は結果がでるまでひたすら努力します。

実践がつねに共感や変革につながるとは限りません。
けれどそれをやめてしまってどうなるのでしょう。

社会には、同じ境遇にあってあきらめる人もいれば希望を捨てない人もいます
人は希望をもてるところに素晴らしさがあり、
いのちはひとに希望を与えられるところに尊さがあるのかもしれません。

人として、社会に流されず、あきらめず、自分が信じたことをしようとする人に何人も
で会いました。
(こうした出会いは人生にとってとても大事なことです)

ただ、個人や家族の努力だけでは突破できないこともあります。
特に、多くのお金が必要なことや、仕組みを変える必要があることについては。
そこを何とかする方法を考え、変えようとしている人の役立つ仕事をしよう、というのが
自分のライフワークと考えています。

そして、今、そのために与えられた道具がNPOだと思っています。
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