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義肢装具士 佐々木さん [2010年08月14日(Sat)]
8月14日  プノンペンからバンコクへの飛行機に乗り込んだら、通路挟んで隣の人から「石井さん!」と声をかけられた。 

偶然にも、長くアジアで活躍されている義肢装具士の佐々木伸さんなので驚いた。 財団の義足関連の事業では大変お世話になっている人だ。

佐々木さんは今スリランカ北部に単身赴任中。 内戦終結後、手足を失った方のリハビリのために奮闘されているが、今回はご家族に会うために、奥さま(カンボジア人)のご実家に休みを取って戻っておられたそうだ。

バンコク到着後、タイの生活も長い佐々木さんは親切にホテルまで送って下さった。 一泊されて、明日スリランカに戻られるそうだ。 本当に「日本人の顔の見える援助」を実践されている人である。


佐々木さん バンコクの空港にて




スリランカ義肢装具士養成学校 [2009年04月24日(Fri)]
4月3日(金) スリランカ義肢装具士養成学校の第2期生の卒業式があり、財団代表として出席しました。  詳しくは日本財団ブログマガジンの記事をご覧ください。
世界銀行コーヒーアワーで田澤先生講演 [2008年02月18日(Mon)]
2月18日 日本の義肢装具氏育成の第一人者であられる田澤英二先生が、世界銀行が入っている東京日比谷の富国生命ビル1階の世銀広報スペースで、途上国の手足の切断者や日本の義肢装具海外支援について講演されました。

また、地雷廃絶日本キャンペーンの内海旬子さんも地雷問題について講演なさいました。
アジア義肢装具士養成学校ネットワーク会議 [2006年11月30日(Thu)]
11月28日から3日間スリランカの首都コロンボにおいて、日本、カンボジア、ベトナム、タイ、インドネシア、パキスタン、オーストラリアそしてスリランカ、合計8カ国の義肢装具士養成学校代表者が集まり、アジア地域内の学校間の協力について話し合いました。

会議は日本財団の援助により開催され、今回で5回目になります。昨年より国際義肢装具協会(ISPO)の会長Daniel Blocka氏もカナダから参加され、世界的にもこの様な学校間のネットワークは新たな取り組みとして注目されています。



視覚障害者、聴覚障害者、義肢装具士学校に加え、これからも様々な分野での多国間協力、特に南南協力を進めて行きたいと思います。
タイで初めての義肢装具学士誕生 [2006年07月12日(Wed)]
7月7日、バンコクにあるマヒドン大学医学部で義肢装具学科の第一期生の卒業祝賀会がありました。 9人の学生さんが卒業しましたが、この人達はアジアで初めての義肢装具学士号コースを修了しました。



日本も含め世界の多くの国では従来3年生の専門学校が主流で、それより以前は現場で「たたき上げ」の技術者の方が主流でした。最近の世界的な流れは国際義肢装具協会(ISPO)のカテゴリーに基づいた最高レベル(カテゴリー1)の教育機関が増えつつあります。 カテゴリー1レベルの場合は学士以上の学位が求められますが、マヒドン大学の義肢装具学科はこの要件を満たしており、現在ISPOの認定取得を目指しています。
カンボジア [2006年07月05日(Wed)]
昨日、カンボジアの首都プノンペン入りして、三ヶ所打合せなどで訪れ、今晩隣りのベトナム、ホーチミンシティー入り。 このあたりはタイ、カンボジア、ラオス、ベトナム、マレーシアなどとても近いので、結構駆け足で回ることが出来ます。

おまけに、プノンペンはバンコクなどと違って街も小さく渋滞もあまりないので市内にいる限り1日で結構何ヶ所か行くことが可能です。

今回は主目的がバンコクとホーチミンなのでカンボジアでは事業が進行中のところに顔を出すだけといった感じでした。 以下はカンボジア義肢装具士学校の様子です。 いつも卒業式などで来ることが多いので、今回は普段の学校の様子を落ち着いて見られました。


ディレクターのMary Scottさん、北アイルランドの出身です



東チモールからの留学生、東チモールからは3人の留学生がいます



義足をフィッティングする様子
左の人はラオス、右の人はフィリピンの出身・・・だったかな? いずれにしても大変国際色豊な学校です


インドネシア(その2) [2006年06月10日(Sat)]
ジャカルタで4泊した後訪れたソロ、ロンボクではインターネットにアクセスする機会がなく、出張中くらいはこまめに新しく書き込もうと思っていたのに出来なかった。ダメ

結局、一昨日から2日間滞在した香港の空港出発前に書き込んでいる。それにしても無線LANが只のホテルや空港は、面倒くさがりでITに弱い私にとってはとてもありがたい。全ての空港がそうなってくれれば良いのに・・・・。 あり得ないか。

ソロでは義肢装具士の育成を行なっているスラカルタ・ヘルス・ポリテクニックという短大か専門学校に相当する学校を訪問した。現在3学年あわせて105人の学生が学んでいるが3年生と2年生は国際的スタンダードに達していないカリキュラムで勉強しているので、卒業後彼らの技術水準を高めるフォローが必要になりそうだった。

 
歩行補助器具を作っている様子
右手前の白髪の男性はハンドヨ博士というCBRの大家、ソロではずっと案内して下さった


学校側もその問題点を認識しているようで、昨年8月からHnadicap International(HI)というフランスのNGO(義肢装具支援が始まりのNGOで今は他のプログラムも行なっている)が専門家を受け入れプログラムの質向上に努めていた。ただし、人員的に必ずしも十分とはいえないが・・・。

アジアの義肢装具関連事業は我がチームの重点事業で、タイ、カンボジア、スリランカ、ベトナムでの支援活動を行なっている。今後インドネシアでの義肢装具士育成をカンボジア・トラストという経験豊富なイギリスの義肢装具支援専門NGOと協働で検討する予定。

とても広く人口も2億人を超えるインドネシアで、ジャワ島のソロという街でHIとカンボジア・トラストという二つの国際NGOが活動する意味はないので、我々は別の都市で義肢装具士育成を考えることになりそう。同国東側は全ての面で開発が遅れているので、スラウェシ島のマナドなどが候補地。まー、現地を見ないと何ともわからないのが実情だが・・・。
義肢装具士を育てています [2006年05月01日(Mon)]
財団の国際協力グループは長い間義足に関する事業を行ってきました。特にここ数年アジアで義肢装具士を育てる仕事に力を入れています。

現在、カンボジア、タイ、スリランカでの4事業を支援、というか共同実施中で、カンボジアで学んでる留学生を入れると国の数はもっと増えます。 (ベトナムだけは義肢装具士育成ではなく、義足配布を支援してます。)

よく知られているようにカンボジアなどでは地雷の被害が未だ後を絶ちませんし、他の国々でも地雷、交通事故、ポリオなどで切断を余儀なくされることが多いのです。そんな場合に必要とされるのが義足なのですが、それぞれの人にあった義足を提供するのが義肢装具士の仕事です。

既に退職した藤原心さんが初代担当者で、今は二代目担当者芳川龍郎君が頑張っています。上の写真は芳川君の2006年2月の出張報告からです。


また財団のプロジェクトでタイで活躍されている日本人義肢装具士、佐々木伸さんのHPでも義肢装具士の活躍の様子がわかります。